Peach『旅くじ』担当者に聞いた!「行き先は運任せ」な旅の魅力
そんな旅くじの魅力について、Peachのご担当者さまにお話を伺ってみました。
—「2022年10月18日、19日と渋谷ヒカリエで開催された『押売り旅くじ』のイベントについて、反響や当日のお客さんの様子を教えていただけますか?」
—Peach旅くじ担当者「『押売り旅くじ』は、これまでの“感謝の押売り”、“旅の楽しさの押売り”ということで、10月18日~19日に東京・渋谷ヒカリエで1日50個ずつ100個を無料配布したイベントです。
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18日の初日には朝6時から並んでくださるお客様がいたり、両日約30分で配布終了したりと大変ご好評をいただきました。
渋谷では、日系LCCとして唯一羽田から運航するPeachの人気路線、東京(羽田)―ソウル(仁川)線(10月30日から運航再開)の航空券購入に使える10,000円分のポイントが入った大当り玉を5個配布しました。
大当たりのソウル(仁川)が当たった方、狙い通りの行き先が当たった方、思いもよらない行き先が当たった方、それぞれ一喜一憂して大盛り上がりになっていましたね。入国制限も徐々に緩和され、人々のどこかに旅に出たい思いが爆発していると感じた時間でした。
通りすがりの外国人や学生たちが足を止め、様子を見たり写真を撮ったりして、参加者の方以外にも旅のワクワク感を届けることができたのではないかと嬉しく思っています。」
※『押売り旅くじ』は、渋谷に先駆け10月13日、14日に大阪・通天閣でスタートした企画。1日50個ずつ100個を配布し、両日約30分で売り切れた。大阪では、大阪(関西)―バンコク(スワンナプーム)、ソウル(仁川)、台北(桃園)線を大当たり玉として合計5個配布した。
—「まさか朝の6時から並ばれている方がいらっしゃったとは…!すごい反響だったのですね。私もニュースでちらりと拝見したのですが、みなさんとても楽しそうな様子が印象的でした。
旅くじは2022年10月の時点で2万7000個あまりを売り上げているということですが、当初このようなヒットは予想されていたのでしょうか?」
—Peach旅くじ担当者「旅くじは2021年8月に大阪・心斎橋でスタートした企画です。当初は、社内からの『絶対に売れるわけがない』という反対の声もある中でスタートし、『1日1個売れればいい』と思っていました。
しかし、SNSで旅くじを引く動画が投稿されるとあっという間に話題になり、10月に渋谷で販売した際は用意した1ヶ月分の旅くじが3日で完売するなど大きな反響がありました。まったく予想もしておらず、本当に驚きましたね。それからは旅くじの準備に追われて大忙しになり、嬉しい悲鳴が続きました。」
—「初めて旅くじが登場した2021年8月はコロナ禍の緊急事態措置がとられていた時期ですよね。そのような時期に旅くじという新商品、しかも社内から反対の声もある中でリリースするのはかなり思いきった策だったのでは思います。開発当時の思いや、リリースに至った背景について詳しく教えていただけますか?」
—Peach旅くじ担当者「コロナ禍で一時はPeachの利用者が3割にまで減るなど、このままお客様が戻ってくるのをじっと待っているだけではいけないと考えていました。そこで、自ら街に出て行ってお客様と積極的に接点を持ち、お客様の日常接点においてワクワクできるようなサービスを提供したいと考え、誕生したのが『旅くじ』です。
旅くじをきっかけに『Peachは面白いことやっているな』『そろそろ旅に行きたいな』と日常生活の中で旅を思い出してもらい、どんどん出かけてもらえる仕掛けを作りたかったんです。
2021年10月に渋谷で販売を開始した際はちょうど緊急事態宣言が解除されたタイミングと重なり、様々なことを我慢していた人々の爆発的な需要を引き出すことができたのではないかと思っています。」
—「旅くじは、日常生活の中で旅を思い出してもらうきっかけとしてスタートされたものだったのですね。カプセルトイの形状をしたガチャ方式の旅行商品というのは斬新ですが、親しみがあってつい回したくなってしまうのもよくわかります(笑)
最後に、行き先を選べない運任せの商品がこんなにも多くの人の心を掴んでいる要因はどんなところにあると思われますか?」
—Peach旅くじ担当者「自分では思いつかない行き先が当たるのが旅くじの醍醐味です。どこへ行くかわからないワクワク感が、コロナ禍で様々なことを我慢していた人々の何かにワクワクしたい気持ちにマッチし、旅に出るきっかけや後押しをしたのではないかと思っています。
目的地を先に決めるというこれまでの旅の概念を覆し、コロナで失われていた旅先での偶然の出会いやリアルな体験ができる点で受け入れていただけたのではないでしょうか。
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また、少しクスッと笑ってしまう様な『旅先でのミッション』が設定されているのも旅くじの面白さです。そういったエンタメ性が、知らない土地への旅をより楽しいものに変えてくれたというお声もいただいています。」
—「ネット上のコミュニケーションツールにミッション達成の旅行記を投稿するというのも、SNS時代ならではといった感じのアイデアですよね。行き先は運任せなリアル感や、『ワクワクしたい』気持ちを後押しする様々な仕掛けは旅くじにしかない魅力に感じます。
インタビューは以上です。ご協力ありがとうございました。」
ミステリーツアーで旅のワクワクを味わおう
つい参加したくなる仕掛けが満載の令和のミステリーツアー。旅に出たくても事前に行き先を考える時間や余力がないという人にもおすすめできます。多忙を極める現代人にとって、ミステリーツアーのような提案型の旅行はむしろ好都合といえるかもしれません。
この際、行き先は運に任せて、思いもよらない出会いや体験をしに行ってみてはいかがでしょうか?
■Peach Aviation株式会社
2012年3月に日本初のLCCとして就航。2019年に成田空港を拠点に運航していたバニラエアと経営統合。国内最大規模のLCCとして「アジアのリーディングLCC」の実現に向け事業展開を行う。現在は国内7か所を拠点空港とし、国内線31路線、国際線17路線*を運航中。『旅くじ』などユニークな商品展開とコストパフォーマンスで幅広いシェアを獲得している。今年で就航10周年を迎えた。
*一部国際線は運休中
■『旅くじ』公式ページ https://www.flypeach.com/campaign/shakelabo/tabikuji/
■公式ウェブサイト https://www.flypeach.com/
■コーポレートサイト https://corporate.flypeach.com/
※記事内の情報は全て2022年11月1日の執筆時のものです
※旅行の際は観光庁が公開している新しい旅のエチケットや、各施設が提示している新型コロナウィルス感染防止対策に従って行動してください
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.