特定支出控除申告の注意点と実際の流れ
特定支出控除を利用して所得税を減らすためには確定申告が必要です。確定申告のために必要な書類の説明と、実際に特定支出控除を申告するまでの流れを解説します。
会社に準備してもらう書類がある
会社員が特定支出控除の仕組みを利用するには、勤務先に「特定支出に関する証明書」を発行してもらうため、「特定支出に関する証明の依頼書」を提出します。これは、特定支出として計上予定の費用が実際に業務に関係する費用であることを会社が証明する書類です。内容に間違いがなければ、会社が証明欄に記入・捺印し証明書として使えるようになります。
「特定支出に関する証明の依頼書」は国税庁ホームページからダウンロードが可能です。特定支出の種類ごとに用紙が分かれているので、項目を間違えないよう注意しましょう。
特定支出控除申告までの流れ
特定支出控除を活用して所得税を減らすためには、確定申告をしなければなりません。申告には「特定支出に関する証明書」の他に「源泉徴収票(勤務先から発行される)」や特定支出額を証明する「レシート・領収書」の準備が必要です。
必要な書類がそろったら、確定申告の手続きを進めます。必要事項を記入した上で、必要書類を添付し「税務署へ持参」「郵送」「インターネット(e-Tax)」で申告書類を提出すれば必要な手続きは完了です。
構成/編集部
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