納得の熱感倍増への創意工夫!
10年くらい前に初めてフィンランドにサウナ入りに行った時。お逢いした国際サウナ協会のリスト・エロマ会長が最初に言ったセリフが「サウナで一番大事なのは、足がストーブより上にあること」だったんですよ。
その時は「そんなものなのか」と思ってたんですか、その2年後に再会したら、その時も最初に言ったセリフが「サウナで一番大事なのは、足がストーブより上にあること」でして、「いやもう前に聞きましたよ、その話は!」と思うよりも、これはよっぽどのことなんだなと痛感した。
その痛感した最大重要事案が、この「Poona(プーナ)」では行なわれている!!
さっそくロウリュをすれば、来ました来ました心地よいロウリュの降下!でさ、このストーブの置かれたサウナストーンを見ていただきたい!
↑一個一個がすげぇデカイの! その蓄熱量はハンパないっすよ。ラドル3杯くらいのロウリュじゃ文字通り焼け石に水!その音は「ジュ~」どころか「ジュッ」……いや、もはや「ジッ」という一瞬にして、かけた水が蒸気と化す!
セルフロウリュのできるサウナでも、たま~にロウリュのしすぎなのか、もともと充分に熱くなってないのか、ストーンの熱が冷めているようなサウナってあるじゃない?
水かけたら、なんか「チョンチョロ」いってるだけでなかなか蒸気にならないような。でも、この石の大きさならば、そんな哀しい事態に遭遇することなし!
予約制なんで、利用時間にはすでにストーンもチンチンに熱くしててくれてるし。
いや~、しっかりしてるなァ~と思ってたら、この施設ってオレのサウナ師匠の一人でもある濡れ頭巾ちゃんさんがアドバイザーやってるのね。『ととのう』って言葉を最初に使った、今のサウナブームの立役者ですよ。すごい納得である。
それとオレが利用した小さなテントサウナだけじゃなく、定員8名の大きなテントサウナも中を見せてもらった。
↑なんとタブルストーブ!!ってことは、やったことないけど二人同時に行なうダブルロウリュといいますか、ツープラトンロウリュなんていう、なんかとんでもないロウリュもできるじゃん。おまけに2段ベンチ。ツープラトンロウリュをベンチ上段で浴びたら……こりゃ極楽でしょ、浄土ですよ
しかし!そんな極楽浄土以上の桃源郷がこの「Poona(プーナ)」にはあったのだ!それがプール。もちろん水風呂として考えたら広さはとんでもない。プールなんで、最近増えてきた『頭を水に入れるの禁止』なんていう、やたら神経質なルールもない。しかし、それ以上にすごいのが……。
↑写真の右下の方でプールに浮いてる黒い物体!これがとんでもなかった!
水上ハンモック『リラもっく』ってヤツでして、体の半分は水の中に浸かった状態でプカプカ浮いてられる……いや『浮いている』というよりも『無重力状態』といいますか、もうとんでもない心地よさを生み出すアイテム!
↑言葉で説明するよりもわかりやすく簡単な絵にしました。最初にプールにジャポンと入って全身冷やした後は、この上でただただボ~ッと水上を漂う、その無我感!