小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

集客に成功した飲食店に聞く、今すぐ真似できるインスタ施策5選

2022.10.17

飲食店では、最近、Instagram(以下、インスタ)公式アカウント上で集客のための投稿や情報提供を行っているところが多い。シズル感のある料理写真は、顧客を惹き付け、思わず来店したくなるものだ。

実際、インスタ運用により、顧客に来店してもらえた体験談もある。そこで今回は、より効果的にインスタ集客を行うためのポイントをインスタ運用のプロに聞く。

飲食店がSNSのうち最も活用しているのはInstagram

シンクロフードの飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店リサーチ」が2022年6月に行った飲食店経営者向けの調査では、最も活用しているSNSは「Instagram」が最多となり59.5%。次いで、「Facebook」が19.3%、「Twitter」が11%となった。

最も活用しているSNSからどのような効果が得られたかを尋ねたところ、「店舗の認知向上」が最も多く63%、次いで「客足の増加」が53.3%となった。

SNSの更新頻度で最も多かったのは「週1〜3回」で32.5%に。さらに「月に2〜3回(20%)」、「1日1回(14.3%)」、「週4~6回(12.5%)」と続く結果となった。

また、SNS運用をきっかけに来店してくれた体験談もあった。

さりげなく公開したメニューや店内写真が予想以上の反響を得て拡散され、集客につながった例として、次のものなどが挙がっていた。

・当店はひやむぎ屋だが、ラーメンのつけ麺のようなメニューを開発しSNSで公開したところ、バズって多くの人に認知された。特にラーメンマニアみたいな人が増え、食べログの口コミなどにも影響があったように思える(東京都/その他/1店舗)

・お店では、ない!と思っていたがインフルエンサーさんが取り上げてくださったメニューがめちゃめちゃバズって、今も中学生、高校生、大学生、20代の社会人が押し寄せている。テレビより効果が長い(東京都/ラーメン/1店舗)

・焼肉屋です。ダクトの吸引力が異常に強いです。その吸引力動画を投稿したところ、女性のお客様が「これなら服や髪にも臭いが付かない」と来店(東京都/焼肉/3~5店舗)

インスタ運用では、店舗の認知向上や集客のために頻度高く更新されており、実際に効果を出した企業も一定数あるようだ。

Instagram運用で来店してもらう技5選

飲食店が自店舗の公式Instagramページを持ち、運用していく際に、顧客に来店してもらうためには、どんな工夫が必要だろうか。具体的なワザをインスタ運用のプロに教えてもらった。

今回、話を聞いたのは、企業のインスタ運営実績のあるCIN GROUPの担当者だ。来店してもらうための技を5つ聞いた。

【取材協力】
株式会社CIN GROUP
Webソリューション部 インスタグラム技術チーム
ジャンルに応じた適切なコンセプト設計や戦略設計、コンテンツ制作を得意とする。中小企業から大手企業まで500社以上の支援実績がある。数多くの実績で培った独自の運用ノウハウを基に、再現性のある効果的なインスタグラム運用を実行している。
運営メディア『Instagram ZERO』
https://instagram.cin-group.com/

1.UGCをフィードにも活用する

「お客様が投稿したUGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)をフィードにも活用することで、ユーザーにリアルな感想を届けることができます」

2.投稿には位置情報を必ず付ける

「お店の所在地を認識させるため、投稿に位置情報は必ず付けるようにします」

3.店舗への道順を発信する

「リールやストーリーズにて、店舗への道順を発信すると来店しやすくなります」

4.クーポン特典のついた投稿を作る

「『来店した際にこの投稿をお会計時に見せると『〇%割引します』などのクーポン特典がついた投稿を実施するのも一つの方法です」

5.店内やスタッフの雰囲気が伝わる投稿をする

「店内商品はもちろん、店舗内及びスタッフの雰囲気などが伝わる投稿を発信すると、敷居が下がります」

インスタ運用の注意点・逆効果になること

一方で、飲食店のインスタ運用で、注意したいことや、来店したくなくなる、逆効果になることを3つ挙げてもらった。

1.画像の質は妥協しない

「暗すぎたり、解像度が悪い画像の使用はユーザーの行ってみたい、食べてみたいという気持ちを遠ざけるため、避けましょう」

2.投稿頻度を下げない・週2~3投稿が目安

「一般の飲食関連のアカウントは投稿頻度が高いので、UGCが増えるまではなるべく週2~3投稿は維持することが大事です。投稿頻度が著しく下がってしまうと、人気のない店という印象がついてしまいます。また、投稿する時間帯にも気を付けて投稿しましょう。ランチを狙うなら11~12時頃、ディナーを狙うなら17~18時など狙いを定めるのをおすすめします」

3.PRの際はブランドコンテンツタグを付与

「インフルエンサーにお店及び商品をPRしてもらう際は、必ずInstagramが指定した『ブランドコンテンツのタイアップ投稿タグ』を付与して投稿してもらわなければなりません。『#PR投稿』をつけて投稿するだけではInstagramのポリシー違反に当たる可能性が高まるためです。ポリシー違反となれば、当然、ユーザーからの印象も下がってしまいますので、ルールは必ず守りましょう」

Instagramを運用する飲食店向けに集客成功のためのメッセージ

飲食店にとってインスタ運用は、有益な集客方法と言える。インスタ運用中の飲食店向けにメッセージをもらった。

それちょうの調査によると、10~20代の飲食店検索方法として、『SNSで探す』と答えた方が約40-50%という回答結果が出ています。ターゲット層を決め、それに向けた運用がしっかりと行えていればInstagramからの集客は十分に見込めますので、まずはお店のコンセプト、ターゲット層など運用前のアカウント設計が非常に重要です。

また、初めてアカウントに来訪した多くのユーザーが閲覧するプロフィール欄は、一目見たときに読みやすくわかりやすい内容を記載することが大切です。下記のように箇条書きでまとめるなどもおすすめです」

●プロフィール欄の記述例
・ジャンル
・住所
・営業時間・定休日
・ホームページのURL

飲食店の担当者でこれからインスタ運用を始めたいと考えているなら、ぜひヒントにしてみよう。

【調査出典】
飲食店.COM(株式会社シンクロ・フード)調べ
「飲食店リサーチ」

取材・文/石原亜香利

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。