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11月7日が「もつ鍋の日」に制定された理由

2022.11.07

11月7日は、「もつ鍋の日」です。この日が「もつ鍋の日」に制定された由来を解説し、「もつ鍋」そのものについて料理の説明から、1990年代にあったブームまで紹介します。さらに、「もつ鍋の日」が関係するその他の記念日も紹介します。

もつ鍋の日とは何?その由来は?

「もつ鍋の日」とはどんな日で、なぜ11月7日になったのでしょうか? 背景や理由などを紹介します。

もつ鍋の日は11月7日!語呂合わせが由来

毎年11月7日が、「もつ鍋の日」とされています。2011年に、一般社団法人日本畜産副産物協会が11月7日を「もつ鍋の日」と制定したのがきっかけです。

食肉加工品メーカーの丸協食産も同様に11月7日を「もつ鍋の日」に制定し、一般社団法人日本記念日協会により認定されました。丸協食産は長崎県佐世保市に本社があり、ホルモン・焼肉・鍋物などを扱う会社です。

11月7日が「もつ鍋の日」に選ばれた理由は、この日が二十四節気で冬が始まる日である「立冬」となる年が多いことに加えて、「いい(11)もつな(7)べ」(いいもつ鍋)と読む語呂合わせによります。

もつ鍋の日をより深く知るための豆知識を解説

もつ鍋と湯気

(出典) photo-ac.com

「もつ鍋」そのものをより知るために「もつ」を詳しく解説し、「もつ鍋」がどういった料理かを紹介します。さらに、1990年代に起こった「もつ鍋ブーム」も掘り下げます。

そもそも、もつとは何?どこの部位?

ロース・ヒレなどを「生肉」と呼びます。それに対して、牛や豚の「内臓肉」のことを総称して「もつ」と呼びます。「内臓肉」は「ホルモン」と呼ばれることもあり、「もつ」と「ホルモン」は同じ意味です。

内臓を意味する「臓物(ぞうもつ)」が、「もつ」の語源です。一般的に、「もつ」は臓物の中でも量が多い「大腸」「小腸」を指します。もつ料理専門店では、「シロ(大腸)」「テッポウ(直腸)」など部位ごとの名称を使い、どの部位の内臓肉かを識別しています。

もつ鍋とはどんな料理?どこの地域が発祥?

もつ鍋は、福岡市近辺の郷土料理です。もつを使った鍋料理で、汁の味付けはしょうゆベースにニンニク・唐辛子を加えたもの、または味噌味のいずれかが主流です。

汁を張った鍋の中に、下処理をした牛(または豚)のもつ(腸)をまず入れます。ある程度もつに味がつくまで煮込んだら、キャベツ・ニラなどの野菜を加え一緒に煮込み、野菜に火が通ったら食べます。もつ・野菜を食べたらシメにちゃんぽん麺を入れ、煮込んで食べるのが一般的な食べ方です。

もつ鍋に欠かせないシメといえば?

もつ鍋に欠かせないのが、もつ・野菜を食べた後に鍋に加えるシメの食材です。博多の定番は極太の「ちゃんぽん麺」で、弾力のある食感のちゃんぽん麺ともつ鍋の汁との相性は抜群です。

同じ麺類では「中華麺」「うどん」「そば」「そうめん」などもおすすめで、下茹でしてから鍋に入れれば、極端に汁を吸うことなくおいしく食べられます。

ごはん・卵・ネギなどを加える、鍋料理のシメの定番「雑炊」も人気があります。変わり種では、「パスタ」もおすすめです。規定茹で時間の半分ほど茹でたパスタを鍋に加えてひと煮立ちすれば、しっかりとしたパスタの食感を楽しめるシメ料理の完成です。

1992年に起こったもつ鍋ブームとは?

銀座8丁目に1991年7月にオープンした「もつ鍋元気」を発信源として、もつ鍋ブームが起きました。「もつ鍋元気」は開店当初から女性客を意識して、スタイリッシュなインテリアや使い捨て歯ブラシなどのアメニティグッズを置いていたのが特徴です。

また、「もつ」が高たんぱく・低脂肪・低カロリーで女性に嬉しい食材であることを説明する冊子を入り口に置くなどして、多くの女性客を集めました。こうして「もつ鍋」自体の人気が高まった結果、1992年には新語・流行語大賞の新語部門・銅賞を受賞するほどのブームになったのです。

もつ鍋の日に関係する他の記念日を紹介

モツ焼き

(出典) photo-ac.com

「もつ鍋の日」以外にも、食べ物が関係する記念日はいくつも制定されています。「もつ鍋の日」に関係する、二つの記念日を紹介します。

もつ焼きの日(7月13日)

7月13日は、「もつ焼きの日」です。「もつ鍋の日」と同様に、一般社団法人日本畜産副産物協会と株式会社丸協食産の両者が、7月13日を「もつ焼きの日」に制定しています。「もつ焼き」は牛・豚・鶏などの「もつ」を串に刺し、タレや塩で味付けして焼いた料理です。

上述の通り、「もつ」は臓物(内蔵)を指すことから、「な(7)い(1)ぞう(3)」という語呂合わせが7月13日が「もつ焼きの日」に制定された由来です。

鍋の日(11月7日)

11月7日は「もつ鍋の日」ですが、「鍋の日」でもあります。鍋料理に欠かせない出汁やつゆ製品を販売するヤマキが、2001年に制定しました。

11月7日は立冬になることが多く、冬の到来を感じさせる時期であることから「鍋の日」になりました。冬が近づくことを受け鍋料理がさらにおいしくなる時期であることをアピールし、家族で鍋を囲み楽しい時間を過ごしてほしい、という願いが込められています。

構成/編集部

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