iPhone 14 Pro Maxには最新チップセット「A16 Bionic」を搭載
iPhone 14 Pro Maxに搭載されているCPUは、最新世代の「A16 Bionic」となります。iPhone 13 Pro Max搭載の「A15 Bionic」から、順当に進化したといえるでしょう。
A16 Bionicは、約160億個のトランジスタによって構成されており、毎秒約17兆回の演算処理が可能。A15 Bionicと比較し、より高い省電力性などを有しております。
ただし、バッテリーの持続時間は、iPhone 13 Pro Maxがビデオ再生最大28時間、ビデオのストリーミング再生最大25時間、オーディオ再生最大95時間であるのに対し、iPhone 14 Pro Maxではビデオ再生が最大29時間、ビデオのストリーミング再生が最大25時間、オーディオ再生が最大95時間と、あまり違いはありません。
なお、iPhone 14 Pro Maxと同時に発表されている「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」の2機種では、iPhone 13 Pro Maxと共通のA15 Bionicが搭載されているのも特徴。より最新、高性能のiPhoneが欲しい場合には、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの2機種が候補となるでしょう。
iPhone 14 Pro Maxでは引き続きUSB Type-Cや指紋認証に非対応
iPhone 14シリーズ発売前には期待の声も多かった、「USB Type-C」への対応や、「指紋認証機能」の搭載はありません。従来のiPhoneユーザーであれば、継続してLightningケーブルやMageSafe、Qi規格のワイヤレス充電ができるのに加え、アップル本社のあるアメリカでは、マスクを外す人が増えていることなどが、理由と考えられます。
ただし、欧州連合(EU)では、スマートフォンやパソコンの充電機器をUSB Type-Cに統一することが決まっており、2024年秋までに適用されることになっています。そのため、2023年、2024年に発売されるiPhoneシリーズが、USB Type-Cを搭載している可能性もあるといえるでしょう。
※データは2022年10月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦