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マイクロソフト、ソフトバンク、IT大手が支援するビジネスアイデアコンテストは参加するだけでも成長のチャンス!?

2022.09.16

将来の日本を牽引するのはこれからの若い世代だけではない。小学生を含む学生から海外在住者、企業の新規ビジネスを考えている人、主婦/夫としていまは家庭内の活動に絞っている人など、ビジネスの芽はあらゆる人に可能性がある。そんな将来大きなビジネスとなるアイデアを生み出す人材を発掘、育成し、そのアイデアを具現化できる技術者や開発者とつなぐことで世の中を変えていくようなエコシステムを構築すること目指したプロジェクト「IDEACTIVE JAPAN PROJECT」が発足した。

本プロジェクトを推進しているのは、日本マイクロソフト、ソフトバンク、Meta日本法人FacebookJapann、VISITS Technologies、IoTビジネス共創ラボが中心となって発足したIDEACTIVE JAPAN PROJECT実行委員会。2022年9月8日に設立されたばかりで、同日に行われたプレスカンファレンスにて、今後行われる試みについての詳細を発表した。

兆円単位のビジネスを創出するエンジンとなるビジネスアイデアがここから生まれるかも

コアメンバーを代表して日本マイクロソフト Azureビジネス本部 マーケティングマネージャ 石坂 誠氏がまずプレゼンテーションを行った。本プロジェクトは「一人ひとりのひらめきから、兆円単位のビジネスを創出するようなエンジンとなる。あらゆる人々に対してアイデアを作り出し、実際に形にしていく」。その想いからプロジェクト名には「アイデアをアクティベートする=IDEACTIVE」という思いが込められているという。

水面下にして準備が進められてきたプロジェクトは、40以上の企業やコミュニティ、地方公共団体の支援を得ている。本プロジェクトへの参加は無料で、参加は海外からでも可能な一大ブレインストーミングプロジェクトとなる。

きっかけ国際競争力のなかで日本はなかなか厳しい状況にあるというデータ、レポート。また、若い人へのアンケート調査のなかで、明るい未来を抱いているという声は10%を切っているという結果も見られた。そんな状況を日本人としてなんとかしなくてはいけないとコアメンバーで話し合い、本プロジェクトの立ち上げに至った。

IMD Business Schoolによる2022年の世界競争力ランキングで、日本は34位と前年よりさらに3ランク下がった。

「グロースマインドセット、人は変わることができる、そして学び続けることができるという信念。新しいことにチャレンジし、前向きな失敗を恐れず、それを通して成長し、そして成功へ結びついていく。とくに重要なのは、今後グローバルななかで成長している分野に集中する。そしてアイデアだけでなく、創り出していく。さらには圧倒的に前向きな失敗ができる環境と武器を参加者の皆様に提供することが重要だと思っています」(日本マイクロソフト 石坂氏)

会場には学生アンバサダーも参加。

最優秀賞金は1000万円 留学やファイナンシャルなど実現のためのビジネスサポートも

今後グローバルのなかで成長するのは宇宙、SDGs、エンターテインメント、XR(メタバース)、IoT、AIの6つの領域だと考え、この領域に日本の魅力、そして最新のテクノロジーが重なり合うことによって将来的に兆円規模のビジネスを生み出すというミッションが実現する可能性が高まると考えている。

そこで、その実現のために「学び」「発想し」「アイデアを形にする」の3つのサポートプログラムを参加者に対して開放。「学び」としては、「ひらめきスタディ」「ひらめき力チェック by デザイン思考セット」といった本来有償のものを無料でアクセスできる。

そして「発想する」「アイデアを形にする」にあたるのが、「ひらめきアイデアコンテスト」だ。6つの領域から、社会課題を解決するサービスやソリューションを募集し、AI搭載型オンラインツール「VISITS forms」を活用して、1万人以上が同時にアイデアを出し、相互フィードバック。また、そのなかから独創性、将来性、市場性、実現性の4つの観点から審査を行い、1次審査を通過したチームには、アイデアをビジネスプランとしてブラッシュアップするためのメンタリングが提供される。また、最優秀賞チームには賞金1,000万円をはじめ、各カテゴリの優秀チームには各スポンサーからファイナンシャルのアドバイスや留学のチャンスなど、さまざまな特典が提供されるという、日本最大級のビジネスアイデア&ハッカソンとなる見込みだ。

「ひらめきアイデアコンテスト」の募集は、2023年1月25日まで。

世界で活躍するAmPmとピコ太郎もサポート

本プロジェクトのテーマソングは、Spotifyから世界的に注目されるアーティストへと羽ばたいたAmPmさんが担当。この楽曲について「AmPmらしいダンスミュージックをベースにしつつインテリジェンスを刺激する、洗練されたデザイン性のあるサウンドで表現しました。デジタルだが人間味のある、アイデアの源となる創造性や情熱を感じるような楽曲に仕上がったと思います。皆さんのチャレンジをこの曲と一緒に応援して参ります。そして、このプロジェクトからどんなビジネスが生まれるのか、心から楽しみにしています」とビデオメッセージで伝えた。

AmPm

また、会場にはスペシャルアンバサダーに就任したピコ太郎が登場。このプロジェクトについて、これだけの人・企業・団体が集まって日本に軸足を置き、世界という同じ方向を向いているのは本当にすごい。集まることで考えは熱を帯び、風が起きて嵐になっていくので、集まることは重要だと思っているとコメント。

「自分だけだと思いついたことに対して尻込みしてしまうかもしれないが、このプロジェクトにはたくさんのプロがついているので、ぜひ飛び込んでみてください。そうすることでアイデアに花が咲くと思うので、まずは参加してみてほしい。何かを生み出し、0を1にするのはあなたです」とエールを贈り、最後にIDEACTIVEバージョンの「PPAP」を披露して締めくくった。

ピコ太郎はあのヒットから早6年だそう。

ビジネスのアイデアがある人だけでなく、ビジネスアイデアを考えてみるというスタートラインに立つだけでもいい。サイトにアクセスしてまずは無料の「学び」を体験するだけでも、何か得られるものはあるのではないか。企業人たちが手弁当で創り出した未来づくりのきっかけは、すべての人に開かれている。

取材・文/北本祐子

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