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育児がもっと楽しくなる!育児ガジェットマニアが激推しする便利アイテムとサービス

2022.09.23

育児は、子どもの成長と共に、こういうものが好きそうだな?これがそろそろ必要かな?こういうことが起こるかな?と常に考えることを求められるのではないだろうか。

しかし、一生懸命事前に考えても、思い通りにいかないことが次々起こるのが育児。大好きな絵本シリーズなのに全く興味を示さなくなった、買ったベビーカーに座ってくれない、昨日まで食べていたニンジンを急に食べなくなった、朝元気だったのに急な発熱が…など「えええ!」と言ってしまう出来事を積み重ねているはずだ。

1年間の育休生活を描いた『1歳の君とバナナへ』(小学館)が発売中の岡田悠さんと、ライターとして活躍しながら、最近では「託児銭湯パパママゆっくり入浴Day」の主催などを行うヨッピーさんは「育児はとても楽しい!」と声を揃える。

ただ、そんな2人も、育児の中で悩み、試行錯誤したことがもちろんたくさんあるという。

子どもの成長を感じた思い出深いアイテムやピンチを救ってくれたサービス、今後開発してほしいガジェットについてなど、育児の思い出と共に語ってもらった。

※この記事は後編です。前編はこちら

サブスクやレンタルサービスを活用し、使わない物は持たない育児

岡田「僕たちが幼少期だった頃に比べて、いいアイテムやサービスが増えてきて選択肢も増えているんだろうなと実感しますね。ただ、昔からあるものへの信頼感もすごくある。絵本は必須。例えば今回僕が持ってきた『だるまさんの』シリーズ(ブロンズ新社)は、絵本を買うならこれ! というくらい有名な本だと思います」

ヨッピー「うちにも『だるまさんの』ありますよ。同じく岡田さんの持ってきた『スライムぴぴぴ』(スクウェア・エニックス)もありますね。あれは、子どもの発育が考えられていて、描かれているスライムの形がギザギザだったり、三角だったり、色が違ったりと、いろいろな工夫が1冊に込められていますよね」

大きなキングスライムが飛び出してくる仕掛けページも

岡田「最近買ってよかったと思っている本が『タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000』(小学館)。1歳を過ぎて言葉を覚え始めると『これはなに?』ということを指さしながらたくさん聞いてくるようになるんです。この本は、タッチペンがついていて、自分で動物や車の絵を押すことで鳴き声が出たり食べている音が出たり、そのものの名前が音声で出たりする。すっごく楽しく使っていて、私も子どももお気に入りです」

ヨッピー「うちにはまだちょっと早そうだけど、買おう。今買うね」

岡田「え、今ネットで買ったんですか? はやいですね(笑)」

ヨッピー「買った買った(笑)僕ね、育児は情報戦だと本気で思ってる。どれだけ先輩のパパやママからどういうものが便利だったとか、どういう使い心地だったとかを仕入れるかが勝負だと思うんです。それこそアイテムやサービスだけではなく、公的機関の申請関係や保育園のこととかもです。もし直接聞けなくとも、ネットで検索して知ることもできますし」

岡田「知るか知らないかで金銭的な無駄を防げることがありますね。最近増えてきたサービスで、使ってよかったと思ったのは、おもちゃのサブスクサービス。毎月おもちゃが届いて、気に入ったら買い取りができて、相性が合わなければ戻すことができるサービスです。子どもは好き嫌いがあったり、月齢に応じて使わなくなったりするものもあるので“借りる”というのはいい選択肢かなと思います」

ヨッピー「うちはレンタルサービスが大活躍。子どもが一時期寝るときに毎回ギャン泣きするようになってしまって、バウンサーだったら寝るかなと思ったので借りてみました。でも全然うちの子どもには合わなくて、すぐに返すことに。買わなくてよかったなと」

岡田「大きくて、使うかわからないものはまずレンタルするのがいいですよね。僕の子どもは、試しに借りてみたジャンパルーという座って遊べるアイテムがすっごく気に入ったんです。あとベビーベッドも借りた。ベビーベッドで寝ない子もいると聞いたので、寝てみるまでわからないなぁと思ったからです」

育児に関われば関わるほど、育児は楽しくなる!

岡田さんの新刊にも登場するバナナの歯がため

岡田「歯がためは多くの家庭が購入するかと思います。このバナナの歯がためが僕にとって思い出深いアイテムなので持ってきました。ある日、寝転んでいる子どもがこれを持っていて、手から転がり落ちてしまった。それをなんとか頑張って取ろうとして、初めて寝返りをしたんです。寝返りって赤ちゃんがはじめて自分の力でどこかに動くことができた瞬間なんだ……! と、すごく感動したんですよ」

ヨッピー「育児をしていると、感動したり嬉しくなったりする場面に出会えますよね。そして、そういう姿をたくさん写真や動画に残しちゃう。僕ね、男性も最低でも最初の一か月は育休を取った方がいいと思ってるんですよ。理由は、最初から育児にコミットする経験をするため。例えば、子どもが初めて立ったときに、ハイハイをしている姿をたくさん見ているからこそ感動も大きいと思うんです。

しかし、最初に男性が育児にコミットしてないせいで、更にコミットしなくなるみたいな現象はあると思う。子どもにとってもパパママにとっても、触れあいって愛着形成に大きく役立つと思っていて、最初の一か月って結構大事だなと」

岡田「愛情ホルモンと言われるオキシトシンは、関わる時間が増えれば増えるほど出るというのはあるんでしょうね。育児をやればやるほどどんどん楽しくなるし、子どもができることが増えたときの感動も大きいんじゃないかな」

ヨッピー「もうひとつ理由があって、出産後の女性の身体はベストな状態ではないこと。奥さんの身体の負担を考えて男性が頑張るところだと思う。身体がボロボロなのに、そこで睡眠もろくにとれないなんていうのは本当に大変」

岡田「産まれて最初の数か月は慣れないし、3時間ごとにミルクをあげる必要もあって、睡眠という面でも本当に大変ですからね。子どもの睡眠時間が伸びてくると、だんだん負担も減ってくることが多いと思います。」

ヨッピー「ゲームに例えて恐縮ですが、レベル1から育てたキャラクターだと思い入れありますけど、いきなり強くなったレベル50をぽんっと渡されて、同じように思い入れがあるかというと微妙でしょう。僕が今育児をそんなに大変だなと思っていなくて、楽しいと思えるのは、最初からコミットして大変なことも経験して、成長してきた姿をこの目で沢山見てきているからなのかなと思います」

「ミルク自動製造機」ができれば、もっともっと育児が楽になる!

ヨッピー「いいサービスといえば、食材宅配とか家事代行も最近いろいろ選択肢があっていいですよね」

岡田「そういうサービスにはすごく助けられました。子どもって本当にすぐに病気になる。特に保育園に行きだしたら風邪をひきまくりました。育休が明けて復帰した直後なのに、風邪で一家全滅して保育園に行けないとか、コロナで休園になったとかが重なって、家がもうめちゃくちゃになった時期がありました……。妻とも不穏な空気が流れて、あのときは本当に大変でした。困った時は外の人の力を頼るのも大切ですね。そしてそれをスマートフォンひとつでお願いできるのもありがたい世の中になりました」

ヨッピー「上手く回ってないときって、心に余裕がなくなりますよね。そういえば、僕がもってきた『こどもちゃれんじ』って、おもちゃももちろん届きますが、月齢に合わせて今はこういう成長の時期だよ、というパパママ向けの内容も届くんです。結構子育てママとかが社会から孤立しがちということも耳にしますし、こういう育児の情報があるだけで、なにか不安になったときの安心材料のひとつになるんじゃないかなと思いますね」

月齢に合わせた情報が1冊にぎゅっとまとまっている

岡田「昔からあるものも、新たに出てきたものもどちらも上手く使いこなして、手を抜けるところは抜いていけるといいですよね。風邪といえば、メルシーポットっていう電動鼻水吸引器はめちゃくちゃ重宝しましたよ。鼻水が結構出る子だったので、どこに行くにも持っていっていましたね」

ヨッピー「嫌がるんですけど、上手く吸えるので本当に便利ですよね。ほか、爪を切るための電動やすりとかも使っています。いろいろ便利なものを活用してきていますが、僕が今『これがあるといいのに!』って強く思っているものがあって、それが『ボタンを押せばミルクが出てくる機械』。ボタンを押すと紅茶とかカフェラテとかでてくるでしょ。ああいうやつです。衛生的に難しいのかなと思うんですけど、技術的には可能だと思うんです。

ミルクを準備する過程がなかなか時短できない。大きなスプーンに変えてみるのがいいかとか模索してみたんですが、適切なサイズの大きなスプーンもなく、ミルクの種類を変えると粉の量が微妙に量が違うので、一律にもできない。ミルクはやっと液体ミルクが出ましたけど高いですしね。究極は、顔認識して時間になったら哺乳瓶にミルクができて、子どもの顔のところまで持っていってほしい!」

岡田「それ、できてほしい! 未来に期待ですね。今日は本当にありがとうございました。育児の話ができてとても楽しかったです」

ヨッピー「育児の話なら、6時間くらい余裕ですよね(笑)。こちらこそありがとうございました!」

岡田悠
1988年生まれ。一児の父。会社員兼作家。旅行記を中心に様々なWebメディアで執筆。我が子への手紙を本という形で記した『1歳の君とバナナへ』が大好評発売中。その他著書に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)がある。

ヨッピー
1980年生まれ。一児の父。ライター。ライター以外にも、お出かけメディア「SPOT」の編集長や、講演、イベント主催などを行なう。子育てをしている親にゆっくりお風呂に入ってもらいたいという思いから託児銭湯も主催。著書に『明日クビになっても大丈夫!』(幻冬舎)がある。

取材・文/田村菜津季 撮影/五十嵐美弥(小学館写真室)

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