iPadには、通常のiPadのほかに、iPad Air、iPad mini、iPad Proなどの種類があり、それぞれが1年~数年おきに新モデルが登場します。iPadの種類とモデルによって変わることがあり、実は注意が必要なのが〝使えるイヤホンのタイプ〟です。
iPadのイヤホンジャックは種類によって異なる?
iPadやスマートフォン用のイヤホンのプラグというと、以前は3.5mmミニプラグが一般的でした。
上の画像は3.5mmミニプラグ(アップルでは〝3.5mmヘッドフォンジャック〟と呼びます)に対応したアップル純正のイヤホンです。iPadも3.5mmミニプラグが使える機種が多かったのですが、最近は搭載しないモデルが増えています。したがって、イヤホンを選ぶ際は手持ちのiPadの種類とモデルを把握しておく必要があるのです。
iPadのイヤホンジャックのサイズ
2022年8月初旬時点の最新モデルで3.5mmミニプラグのイヤホンが使えるのはiPadのみとなっています。iPad Air第4世代以降、iPad mini第6世代以降、iPad Pro 11インチ 第1世代以降、iPad Pro 12.9インチ 第3世代以降はUSB Type-Cポートに接続できるタイプのイヤホンが使用できます。Lightning端子が付いているモデルでは、Lightning端子もイヤホンジャックとして使えます。
Bluetoothはどのモデルも使えるので、ワイヤレスイヤホンを使う場合はイヤホンジャックの有無を気にする必要はありません。
アップルから発売されているワイヤレスイヤホン、Air Podsシリーズは、iPhoneやiPadなどのアップルデバイスとの相性が抜群です。
【参考】
有線、無線、ノイズキャンセリング、アップルの純正イヤホンを買うならどれが正解?
iPadのUSB タイプC(Type-C)をイヤホンジャックとして使うメリット
USB Type-Cポートに接続するタイプのイヤホンを使うメリットは、いくつかあります。まずは、有線なので音ズレや音飛びがしにくい点、イヤホン自体の充電が不要な点です。また、高音質なイヤホンも数多く、音にこだわる人にもおすすめです。それでいて、ワイヤレスイヤホンと比べて安価な商品が多いのも魅力の1つです。
iPadにイヤホンジャックがない場合
これまで3.5mmミニプラグ用のイヤホンジャックが付いているiPadを使用していた人が、スタンダードなiPad以外に買い替えると、3.5mmミニプラグ用のイヤホンジャックがなくて戸惑うことがあります。
もしも3.5mmミニプラグのイヤホン引き続き使用したい場合は、3.5mmミニプラグをLightning端子やUSB Type-C端子に変換するアダプタを別途購入するといいでしょう。
Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
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iPadのイヤホンジャックにイヤホンが入らない場合
iPadでイヤホンが使えるジャックは、種類やモデルによって3.5mmミニプラグ(3.5 mmヘッドフォンジャック)、Lightning端子、USB Type-C端子のいずれかになります。イヤホンがイヤホンジャックに刺さらない場合は、端子とポートの種類が異なっている可能性が高いです。
iPadで使えるおすすめのイヤホン4選
ここからは、iPad(以外のiPadシリーズはアダプタ経由で利用)で使えるおすすめのイヤホンを4つご紹介します。
iPadでUSB Type-Cのイヤホンを使うならハイレゾ音源対応のHACRAY(ハクライ)Stereo Earphone
USB Type-Cイヤホンでおすすめなのは、高音質な音を楽しめるHACRAY(ハクライ)の「Stereo Earphone」です。再生周波数帯域が5Hz~70kHzと広いので、ハイレゾ音源にも対応しています。ハウジング部分には、ヘアライン加工を施したアルミ素材を使い、シンプルながら高級感のあるデザインに仕上がっています。
リモコン部分の操作ボタンを使って、音楽の再生や停止などが可能。マイクが付いているので電話の着信も受けられるほか、Googleアシスタントの起動にも対応しています(※)。
※一部の端末を除く。
【参考】HACRAY(ハクライ) Stereo Earphone
iPadで3.5mmミニプラグの有線イヤホンを使うなら、ラディウスのハイレゾ対応イヤホンHP-NHR21
ラディウスは、オーディオ製品で知られる日本のメーカー。中でも「VOLT」シリーズはハイレゾにも対応しており、迫力とキレのある重低音が楽しめます。
イヤーピースの装着位置を調整でき、独自開発したディープマウントイヤーピースによりフィット感は抜群。2色のカラーラインナップから選ぶことができます。
【参考】VOLT Series HP-NHR21|Radius
100均でiPadのイヤホンを買うなら、ダイソーのリール式が便利
イヤホンはダイソーでも購入できます。コードがリール式なので、とにかくコンパクトなのが特長です。3.5mmミニプラグが使えるiPadかアダプタ経由で使用可能です。
ダイソーではこちらの商品以外にも、高音質のイヤホンやワイヤレスイヤホンが110円~1650円前後で手に入ります。
【参考】DAISO
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。
※掲載商品は予告なく廃盤、仕様変更などが発生する場合があります。
iPadでワイヤレスイヤホンを使うなら、JBL TOUR PRO+ TWS 完全ワイヤレスイヤホン
アメリカ発祥で、世界でもトップクラスの人気を誇る音響機器メーカー、JBLのワイヤレスイヤホン。低域から高域まで、フラットかつ豊かな音を再現します。左右それぞれに3つのマイクを内蔵し、クリアな声で快適な音声通話が可能です。
内部と外部にマイクを搭載することで、ハイブリッドノイズキャンセル機能を実現。「サイレントナウ」機能を使えば、Bluetoothをオンにせずにノイズキャンセリングをオンにできるので、バッテリーの節約にもなります。
iPadにワイヤレスイヤホンが接続できない場合
iPadにワイヤレスイヤホンが接続できない場合は、Bluetoothがオンになっているかを確認しましょう。「設定」>「Bluetooth」でオンになっているか確認できます。Bluetoothがオフになっている場合は、ワイヤレスイヤホンを認識しないので接続できません。また、ワイヤレスイヤホンの電池が切れている場合も認識されないので気をつけましょう。
iPadを購入してもイヤホンは付属しない? iPhoneのイヤホンをiPadで使うのもあり
iPadを購入した際、同梱物にイヤホンは含まれません。アップルの純正イヤホンを使用したい場合は、 iPhoneを購入した際に同梱されているイヤホンを使うのも手です。ただし、イヤホンの端子とお手持ちのiPadのポートのタイプが同じかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
イヤホンを認識しない!? iPadでイヤホンが使えない場合
iPadがイヤホンを認識しない場合は、ポートにゴミが詰まっていないか、接続が緩んでいないかを確認しましょう。また、音量がゼロになっている可能性もあるので、音量調節のコンロトールセンターの音量スライダを調整してみましょう。
ワイヤレスイヤホンを認識しない場合は、iPadのBluetoothがオフになっていないか、イヤホン自体の電池が切れていないかを確認します。
以上のことを試しても認識しなければ、別のイヤホンが認識できるか試してください。いずれのイヤホンも認識しなければ、デバイスでなんらかのトラブルが発生している可能性があるので、Appleサポートに連絡しましょう。
iPadでイヤホンマイクが使えない場合
iPadでイヤホンマイクが使えない場合、まずはマイクが内蔵されているタイプのイヤホンかどうかを確認します。その後は「イヤホンを認識しない!? iPadでイヤホンが使えない場合」と同様の手順を踏み、原因を特定してください。
iPadで使えるイヤホンのタイプは、iPadの種類やモデルによって異なります。自分が持っているiPadでどのイヤホンが使えるのかを事前に把握しておけば、イヤホン選びの際もスムーズです。この記事を参考に、iPadで使えるイヤホンを探してみてください。
※データは2022年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット