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巣立つ直前のオオタカを超望遠で狙う!キヤノン「EOS R7」+RF600mm F11と富士フイルム「X-H2S」+XF150ー600mmF5.6-8、軍配はどっちに上がったか?

2022.08.15

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

富士フイルム「X-H2S」+「XF150ー600mmF5.6-8」編はこちら

APS-Cサイズで3250万画素を実現!

Canon「EOS R7」と言えば、ミラーレスで一番人気の売れ筋モデルである。私が気になるのは「デュアルピクセルCMOS AF II」と鳥認識のトラッキング性能がどれぐらいなのか。オオタカの撮影で検証してみたいと思った。

レンズは定番の100ー500mmではなく、新登場した「RF100ー400mm F5.6-8 IS USM」に白羽の矢を立てた。フルサイズ換算で160-640mmの焦点距離で重さは約635gと軽量だ。これに加えて沈胴式の単焦点超望遠レンズ「RF600mm F11 IS STM」を加えた。世界最軽量約930gなので、手持ちで960mmが撮れる。鳥撮影に必須のレンズといえる。今回は開放絞り値が暗いのでテレコンは使わないことにした。前回のFUJIFILMと今回のCanonの作例撮影には写真家の小平尚典氏に同行してもらいインプレに協力してもらった。

電子シャッター30コマ/秒、メカニカルシャッター15コマ/秒

前回、撮影した「X-H2S」の連写速度はメカニカルで15コマ/秒、電子シャッターで40コマ/秒である。今回の「EOS R7」はメカニカルで同じ速度の15コマ/秒、電子シャッターでは30コマ/秒と、ほぼ同等の性能を持つ。しかし、実際に撮影してみると「EOS R7」の電子シャッターはローリング歪みが出る。オオタカを撮るには問題ないが、クルマや飛行機では歪みが気になる可能性があり、安全策をとるならメカニカルを使わざるを得ないだろう。その一方で、鳥認識の追従性に関しては「X-H2S」よりも「EOS R7」の方が高い。飛んでいる鳥を撮りたいならR7の方がオススメである。

モードダイヤルにはカスタムモード1、2、3があり、素早く切り替えられる

被写体認識は人物、動物、乗り物で、動物は犬、猫、鳥が含まれている

サーボAF特性も細かく設定できる、今回はCase 3の設定を使って撮影した

右上に移動したサブ電子ダイヤルは慣れれば使いやすいが、直径がやや小さく回しにくいことがある

SDカードスロットをデュアルで搭載、CFexpressメモリーカード非対応なのが残念だ

「RF100ー400mm F5.6-8 IS USM」軽くてハイコスパ

R7の撮影重量は約612g、これに約635gの「RF100ー400mm F5.6-8 IS USM」を付けると合計1247gになる。これは軽い、どれぐらい軽いかと言えば、例えば富士フイルムのAPS-Cサイズ専用レンズ「XF100-400mm F4.5-5.6 LM OIS WR」はレンズ単体で1375gもあるのだ。私が使っているマイクロフォーサーズマウントの「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」でさえ三脚座を外しても1120gだ。レンズ専業メーカーのSIGMAとTAMRONの100-400mmも1kgを超えている。しかも実勢価格約8万1440円とハイコスパなので選ばない理由がない。専用フードはオプションなので、これだけはレンズ購入時に同時購入して欲しい。

使ってみると、やはり軽い、とにかく軽い。疲れない。手持ちで撮れる。画質にも不満はない。AFも早いし、400mmで最短撮影距離が約1mと寄りにも強い。今回は借りなかったが1.4倍と2倍のテレコンも使える。

デザインや質感に魅力は感じられないが、操作性は良好、フォーカスリミッターはない

400mmに鏡胴が伸びる。短くした状態では約16cmと非常に短くコンパクトだ

水場に来たカラスを追い払おうとするオオタカ、グリーンの発色が鮮やかだ
RF100ー400mm F5.6-8 IS USM Canon EOS R7 1/250sec、F9.0、ISO1250

シャッター速度は1/250secと遅いため、羽根がブレている
RF100ー400mm F5.6-8 IS USM Canon EOS R7 1/250sec、F9.0、ISO1250

手前に向かって羽ばたいているオオタカにAFが追従している
RF100ー400mm F5.6-8 IS USM Canon EOS R7 1/250sec、F9.0、ISO1250

オオタカに追われたカラスがフレームアウトしそうになる
RF100ー400mm F5.6-8 IS USM Canon EOS R7 1/250sec、F9.0、ISO1250

シャッター速度を1/1000secまで上げて連写すればこのような一瞬を切り取れる
RF100ー400mm F5.6-8 IS USM Canon EOS R7 1/250sec、F9.0、ISO1250

電子シャッターによる歪みの例。右端にある黒いポールが歪んで見えるが実際は垂直に立っている
RF100ー400mm F5.6-8 IS USM Canon EOS R7 1/500sec、F9.0、ISO2500

固定絞りでU1kgを達成した600mmレンズ

「RF600mm F11 IS STM」も約960gという軽さを武器にした望遠レンズ。実勢価格約8万9000円とこれまたハイコスパだ。R7に装着すると960mm相当になるため、手持ちで1000mmが使える。これはオオタカ撮影には強力な武器になる。実は以前も600mmを使ったことがあり、その性能は検証済みだ。絞りがF11固定なのでシャッター速度を上げたい時は、必然的に高感度で撮ることなるため、センサーサイズの小さいAPS-Cでは不利なのだが、その心配はなくISO16000や32000でも問題なかった。

このRF600mmとR7は最強ハイコスパの鳥入門セットになるに違いない。撮影できる画像は数百万円のシステムに負けないと思うが、高速連写では電子シャッター撮影時に歪みが出ること、それを嫌ってメカニカルシャッターで連写すると、ミラーレスなのに鳥が逃げるほどパタパタというシャッター音がすることが気になる。しかし、約26万8000円で手持ち960mmが手に入るのは魅力的、オオタカやカワセミに挑戦したい人は、購入候補にぜひ加えて欲しい。

飛翔するオオタカを見事に捉えた。鳥認識とトラッキングと高速連写の勝利だ
RF600mm F11 IS STM Canon EOS R7 1/640sec、F11、ISO100

600mmなのに全長約20cmでレンズを引き出してロックすると撮影準備完了
RF600mm F11 IS STM Canon EOS R7 1/1250sec、F11、ISO25600

ヒマラヤスギの細かい枝の中に止まったオオタカの目にピントが合った
RF600mm F11 IS STM Canon EOS R7 1/1250sec、F11、ISO32000

保護色のような背景にとまるオオタカ。ISO32000だが荒れた感じはなかった
RF600mm F11 IS STM Canon EOS R7 1/640sec、F11、ISO32000

オオタカが正面を向いた顔を捉えた。感度はISO16000
RF600mm F11 IS STM Canon EOS R7 1/640sec、F11、ISO16000

上の画像を100%で切り出すと超高感度でもノイズが抑えられ、切れ味のある画像だ
RF600mm F11 IS STM Canon EOS R7 1/640sec、F11、ISO16000

写真・文/ゴン川野


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