Macと同じ「M1」チップを搭載し、ストレージ容量も最大で2TBが用意されるなど、PCクラスの性能を持つ「iPad Pro」。それでいて11インチのWi-Fiモデルなら466gと500gを切る軽量で、しかも5G通信に対応するなどモバイル性能にも優れているため大人気となっています。
そんなiPad Proの現行モデルが登場したのは、2021年5月のこと。2022年モデルの登場が期待される中、新型「iPad Pro」は登場するのでしょうか?
新型iPad proの2022年モデル。発売日はいつ?
iPad Proのモデルチェンジは、2017年6月、2018年10月、2020年3月、2021年5月に行われてきました。ほぼ1年ごとにモデルチェンジされていることから、2022年に新型が出るのでは? と噂されています。
そのタイミングは、9月にリリースすると予測される新型「iPhone 14(仮称)」シリーズの発表に合わせるという説と、別のイベントで発表するという2説が有力で、2022年9月、10月、11月のいずれかで動きがありそうです。
新型iPad Proを予想
それでは、新型iPad Proがどんなモデルとして登場するのか、予想してみました。
デザイン
11インチモデル、12.9インチモデルのサイズはほぼ変わらず、デザインの変化も最小限に留まるのでは? という説が有力です。現行の12.9インチモデルにはミニLEDバックライトMulti-Touchディスプレイが搭載されましたが、11インチモデルにも展開されるかもしれません。
そんな中、Liquid Retina XDRディスプレイ(液晶)から有機ELディスプレイに変更されるといった噂も出ていますが、こちらは2023年以降のモデルで採用になるのでは? という意見が有力そうです。
チップ
現行モデルが搭載するチップは「M1」となっていますが、新型iPad Proは2022年3月に登場し、「M1」チップを搭載した「iPad Air(第5世代)」との差別化のため、「M2」チップを搭載する説が有望視されています。
「iPad Air(第5世代)」
「M1」チップ、「M2」チップ(イメージ)
ストレージ容量
現行のiPad Proもストレージ容量は、128GB、256GB、512GB、1TB、2TBの5種類から選べるようになっています。新型もこちらを踏襲するのでは? と予測されますが、128GBがラインアップから外れ、256GBから2TBまでの4種類になるという説もあります。
充電機能
Qiワイヤレス充電が搭載される噂が出ています。その際はガラス張りになることも考えられます。
iPad Proは新型を待つべき? それとも現行を買うべき?
アップルは2022年7月より、円安と世界的な物価上昇傾向を受けて、製品の値上げを行いました。iPad Proも販売価格の見直しを受けています。
2022年7月中旬現在、円安傾向は継続中であり、半導体不足を初め世界中で資材価格の上昇が見られるため、新型iPad Proの価格は現行モデルよりも高くなる可能性があります。
現行モデルは「M1」チップ搭載で優れた性能を発揮します。デザインや機能の進化も、2022年イヤーモデルはやや小粒という見方もあるので、現行品を購入する、あるいは、2023年以降のモデルを待つというのもありかもしれません。
※データは2022年7月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/中馬幹弘