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期待以上の品揃え!?バンコクにある東南アジア初の「ガンダム・ベース」に行ってみた

2022.07.24

そろそろ海外旅行を解禁してもいいだろう、と考える人も増えてきたのではないかと思う。筆者と同じように、行くならまずはバンコクかな、という人もきっと少なくないはずだ。そこで、「久々にタイ旅行に出かけたらこんな感じだった」というレポートを、この場を借りて3回に分けてお届けしたい。

【第一回】燃油サーチャージが高すぎる!?ポストコロナのタイ旅行、何が変わった?

【第二回】2年半ぶりに訪れたタイで変わっていたものと変わらなかったもの

次々と新名所が誕生するリバーサイド

コロナ前のバンコクで、日本人旅行者にとくに人気だったのが「ワット・パクナム」だろう。バンコクには数多くの寺院があるが、翡翠色をした美しい仏塔の上に描かれた、幻想的な天井画が話題となって一躍脚光を浴びた。前述したラチャダー鉄道市場同様、ここもいわゆる映えスポットといっていい。

そんなワット・パクナムだが、コロナ以降のバンコク旅行においても引き続き人気観光スポットの座を盤石なものにしそうだ。というのも、寺院内に超巨大な大仏が建立されたのだ。ちょうど天井画のある仏塔と同じぐらいの高さ。真下から見上げると首が痛くなりそうなほどだ。完成したのは2021年6月というから、まだまだ知名度は低いものの、今後また日本人旅行者が増えてくれば、バンコクの新名所となりそうなポテンシャルを秘めている。

大仏の写真を撮る場合、寺院内からだと近すぎて広角にしないと全景が収められない。撮影ポイントを探して寺院周辺を彷徨った。運河を渡って対岸まで行くと、ちょうど大仏を正面に捉えられるアングルの道が見つかるが、そこは私有地だったらしく、カメラを構えていたらやんわりと注意されてしまった。本来はゲートが閉まっているところ、この日はたまたま開けていたのだという。撮影の際には注意したい。

ワット・パクナムもまたリバーサイド・エリアに位置する。最寄のBTSタラート・プルー駅からはソンテウ(乗合タクシー)で3キロ程度(8バーツ)と少し離れているが、大仏が大きすぎて駅のホームからも特徴的な螺髪が視認できるほどだ。

BTSは別名「スカイトレイン」といって、高架を走るモノレールのような乗り物。旅行者にとっても滞在中のメインの移動手段となる。何度も乗車するなら、「rabbit CARD」というチャージ式のICカードを入手しておくと便利だ。

いつものように改札でカードをかざして入ろうとしたら、エラーが出てゲートが開かなかった。どうやら、しばらく来なかったせいで、有効期限が切れてしまったらしい。窓口に出して、パスポートを提示すると、また使えるように設定してくれた。再発行する必要はないようだ。手元にrabbit CARDがある人は、まだまだ使えるのでタイに来るときに持ってきたほうがいい。

BTSの駅は進行方向によってホームが分かれている。それぞれ終点となる駅名が看板に出ているので、それを見て自分が行きたい方向がどちらかを見極めなければならないのだが、久々に来たら終点の駅名が全然知らない名前になっていた。BTSの路線は拡張し続けていて、延伸されたことで終点が変わったというわけだ。

浦島太郎のような気分になった。かつては、BTSの全駅名と順番を記憶していた。記憶できるぐらい駅の数が少なかったからだが、いまはもう無理かもしれない。

さらには、路線そのものが新規に追加されたりもしている。新たにできたBTSゴールドラインは、チャオプラヤー川の西岸沿いに南北に走っている。リバーサイドに滞在するなら、乗る機会も出てくるだろう。BTSシーロム線とクルントンブリ駅で接続している。アイコン・サイアムにもこのゴールドラインでアクセスできる。

特徴的なのは、ゴールドラインでは列車が無人運転であること。運転席がないため車内は最前部分まで客席で、大きな窓から進行方向の景色がパノラマで楽しめる。最新のハイテク列車はタイの人にとっても気になる存在なのか、その姿を写真に収めようとホームからカメラを構えている鉄道ファンらしき男たちの姿も目にした。

BTSゴールドラインで移動しているときに、心温まるシーンを目撃した。家族連れの一団が、パノラマを堪能できる前方座席を占有していたのだが、車内におじいさんがいるのを見つけて、わざわざそのおじいさんのところまで行って呼んできて、優先席に座らせてあげたのだ。タイの人たちのやさしさにホッコリさせられる。

BTS車内の優先席では、座席に絵が描かれている。老人や妊婦、僧侶など、この席に座るべき人の絵なのだが、これがなんだか妙に愛らしい。日本だと優先席だろうが気にせず座る人がいるが、こんなにも可愛らしい優先席だったならばそういう人も座るのに躊躇するような気がする。

変わりゆくバンコクに推しが来た!

なんといっても久々のバンコクである。リバーサイドに滞在していたとはいえ、それ以外の主要エリアも一通り見て回った。中でもとくに変化が感じられたのはサイアムだ。

若者たちが集まる流行の発信地として、「バンコクの渋谷」などと称されるサイアムスクエアは景観そのものがだいぶ変わった印象を受ける。というより、現在もまさに変化中のようだ。フェンスで区切られ、工事中となっている場所が目につく。なんでも大規模な再開発が行われているそうで、今後が楽しみなエリアだ。

サイアムスクエアからはBTSの線路を挟んで逆側には、大きなショッピングセンターが立ち並ぶ。それらのうち、個人的に大注目なのが「サイアム・センター」である。施設内に東南アジア初となる「ガンダム・ベース」が2021年11月にオープンしたのだ。入口にはRX-78-2 ガンダムの像が立ち、絶好の記念撮影スポットとなっている。

ガンダムベースは「ガンプラ」の公式総合施設。日本国内では東京と福岡のほか、サテライト店が名古屋と京都にある。筆者は京都店以外はすべて行ったことがあるが、海外の店舗は初めてだ。ましてやタイというのが心底うれしい。自分の推しコンテンツが、推し国にやってきたわけだ。

在宅時間が増えた影響で昨今はガンプラが大盛況だ。40年ぶりのガンプラ・ブームが到来しているという話も聞いた。再販品の入荷日には量販店に行列ができ、人気キットは瞬殺だ。かくいう筆者も出戻り組で、旅に行けない憂さを晴らすようにせっせとつくっていたりする。

そんなわけで、実は密かにものすごく楽しみにしていたバンコクのガンダムベースだったのだが、入店してみて衝撃を受けた。期待した以上の品揃えだったからだ。本題から外れるのでここではあまり詳しく書かないが、東京ではまず買えない宇宙世紀関連のレアキットが目白押しだった(とくにHG)。どこにもないと思ったら、こんなところにあったとは!

惜しむらくは、価格が日本で買うよりも割高なこと。ものにもよるが1.5倍ぐらいはする。円安なこともあり、気軽に爆買いとはいかないのも正直なところだった。

一方で、バンコクのアキバこと「MBK」はどうか。こちらは変革への過渡期という印象だ。フロアによっては閉まっている一画も多い。営業しているところも小綺麗なお店が増えた気がする。ごちゃごちゃした雑然とした雰囲気がある意味MBKのウリだったはずだが、自分が見た限りではその面影はなくなりつつあると感じた。

日本人にはおなじみのドンキ・ホーテができたり、日本式のメイド・カフェがオープンしたりとMBKらしい方向性で変化してきてはいる。観光客向けというよりも、タイ人の趣向なのかもしれない。かつては週末になると、建物前の広場にコスプレイヤーが集まる、という時代があったなぁと昔を懐かしんだ。

日本のポップカルチャーがタイでも引き続き人気があることを確信したのは、「ターミナル21」へ行ったときのことだ。アソークにあるターミナル21は、バンコクの数あるショッピングセンターの中でも個人的に1、2を争うお気に入りである。

ターミナル21はフロアごとに世界の各都市がテーマになっている。今回とくに気になったのがロンドンのフロアだ。真っ赤な2階建てバスのオブジェが置かれていたりと、それっぽい雰囲気なのが、テナントとして入っている店はなぜか日本のコンテンツばかり。アニメグッズやフィギュア、ゲームなどを売る店である。

マンガ専門店を覗いてみると、一番目立つ棚に置かれているのが『SPY×FAMILY』だったりして、流行りモノが日本と大きな違いがないことに驚かされる。ちなみにコミックスはすべてタイ語に翻訳されている。1冊あたり80~100バーツだった。

ターミナル21のそばに個人的に贔屓にしているレストランがある。コロナ禍で潰れていなければいいが……と心配だったが、いまも変わりなく営業していてホッとした。ソイ(路地)を少し入ったところにあって、エアコンがない、開けっぱなしのローカルな雰囲気の店だが、値段は手頃で味もいい。すぐ近くに日系の「西鉄ソラリオホテル」ができていたが、日本人客は見かけなかった。

定番のガパオライスと空心菜炒めを頼み、シンハー・ビールをぐびっとする。それだけでもうこのうえない幸せである。7月のバンコクは雨季で、湿度が高い。飲んだビールが瞬く間に汗に変わっていくような感覚。座っていたテーブルには先客がいたようで、向かいの席からひょっこり猫が顔を出した。話し相手もいない一人旅だからつい話しかけそうになったが、猫はプイッと顔を背け、どこかへ行ってしまった。

行きはよいよい帰りは怖い?

タイでは6月下旬に、マスクの着用義務が一部撤廃された。人の集まる場所などは引き続き着用が推奨されるが、これまであった非着用者に対する罰金制度はなくなった。

とはいえ、自分が見た限りでは、現地の人はほぼ全員がマスク姿だ。連日30度を超える猛暑の国でも、みんなまだ健気に耐えている。「もう外してもいいよ」と言われても、だからといってすぐに外すかというと躊躇してしまう――そんなタイの人たちの気持ちは、同じアジア人として理解できるものがある。

感染症への対策具合などは、日本と大差はなさそうだ。ソーシャルディスタンスを確保するように、という注意書きがそこらじゅうに出ている。商業施設やお店の入口には検温器と消毒液が置かれている。駅構内に入る際にもチェックがあるところは、日本よりもむしろ厳しいとさえいえる。

飲食店のテーブルのアクリル板は店によりけりで、中には設置していないところもあった。また、タイといえば屋台文化だが、屋台のお店も調理場をビニールで囲っているのが目立った。ショッピングセンターのトイレ(男)は、ひとつおきに使うのが常識になっているようだった。

一方で、バンコクの街中ではマスクをしていない人たちも一定数目にする。外国人、とくに西洋人の旅行者たちだ。まだまだコロナを警戒中のアジアに対して、欧米諸国は日常生活を取り戻す方向へと舵を切った。彼らからすれば、コロナなんてすでに終わったことになっているのかもしれない。

コロナ禍の海外旅行において、現時点で最大のハードルが日本帰国時のPCR検査だろう。日本行きのフライトが出発する72時間以内に受けた検査結果が陰性でないと、飛行機に乗ることもできない。

検査はもちろん実費である。少しでも安いところがいいと探して見つけたのが、トンロー地区にある「Medconsult Co. Ltd.」だった。受けに来ている人は、ほとんどが日本人である。日本人が多いトンロー地区だからというのもあるが、いまでも入国に検査が必要な国となると限定されるのだろう。

ネットで予約して、BTSプロンポン駅からモーターサイ(バイクタクシー)で行った。検査料金は1500バーツ。朝の9時半に検査を受けたら、その日の17時半にメールで結果が届いた。陰性だった。(了)

取材・文/吉田友和(よしだ・ともかず)
旅行作家。1976年千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。旅先からリアルタイムに更新し続け話題になった旅行記サイトの書籍化『世界一周デート』(幻冬舎文庫)で作家デビュー。これまでに約90カ国を訪問。雑誌やWEBメディアへの寄稿のほか、編集者として旅行ガイドの制作なども手がける。2020年に小説『修学旅行は世界一周!』(ハルキ文庫)を刊行。近年は「子連れ旅」「半日旅」にも力を入れている。
公式サイト:旅行作家★吉田友和 Official Web


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