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『DIME』「眼鏡市場」、そしてコラボパートナーである田村淳さんの3者を交えた商品開発が本格始動! 眼鏡市場が展開する自社企画商品の生産拠点、福井県鯖江市にあるキングスター工場へ伺った。
「また検品するの?」と田村淳さんが発した驚きの声は、今回のレポートを象徴するひと言だ。一般的にプライベートブランド(PB)は、ナショナルブランド(NB)の代替品であり、原価率が低く、品質は劣るという負のイメージが根深く残る。しかし、眼鏡市場のPBに関しては、その認識を改めざるを得ない。その理由は不良返品率を見比べるとよくわかる。ブランドフレームを含むNBの不良返品率が0.9%なのに対し、PBは0.4%以下。さらにキングスター工場で生産するPB商品に限定すれば、不良返品率は0.14%まで下がるなど、驚異的な品質の安定性を誇る。
これを支えるのが、独自に設ける品質基準の高さ。何といっても驚くべきは検品の頻度だ。パーツの計測から始まり、破壊テストに至るまで10回以上。さらにはメガネが完成する全250工程に携わる職人全員がおのおのの持ち場で目検を重ねる。それだけではない。中国、韓国、鯖江市内の委託工場で生産した商品を自社工場へ集約し、検査検品を行なうのだ。
「利益のために工場を転々とすることはしません。世界一を目指し、協力会社と20年以上にわたって積み上げた信頼と技術の上にPBの品質は成り立っているのです」(工場責任者・吉田和弘さん)
「品質管理の徹底ぶりがすごい!」
胴部に樹脂を組み入れた特殊パーツ「赤ネジ」。ネジ山に樹脂が食い込むことで抜けにくく、緩みにくくなる。
メッキ加工後の検品では、熟練職人が拡大鏡を使ってムラや微細な凹凸をチェックする。
ロー付け時と最終品質確認時の双方で、商品を傷つけて検査する破壊テストを実施する。
眼鏡市場にとってキングスター工場は、製販一体化を実現した要であり、品質管理の中枢である。そしてもうひとつ〝新商品開発〟という競争優位性をもたらしている。その数、年間250モデル! さらにいえば、累計販売本数535万本を突破した超弾性樹脂フレームの『フリーフィット』をはじめ、その多くが従来のメガネの不満を解消する〝超機能性メガネ〟である。今回のコラボレーションのベースとして、田村さんが指名した『ノーズフリー』もそのひとつ。フレームと先セルの重さを均等にし、鼻にかかる負荷を軽減する画期的な商品だ。
工場見学後の商品開発会議にて、キングスター工場で商品企画を担当する矢口隆治さんが、田村さんの要望をヒアリングした。
矢口「3月の第1回商品開発会議後に、田村さんに『ノーズフリー』をお渡ししました。実際に着用した感触はいかがでしたか?」
田村「めちゃめちゃ鼻の負担が軽いと思います。こんなに快適なメガネが世の中にあったんだって驚きました。でも、実は着用する時にためらいがあって。コレは一般的なメガネよりもテンプルが長いですよね?」
矢口「先セルにオモリをつけてバランスを取りますので、フィッティングをしやすくするために、テンプルを伸ばす必要があるんです」
田村「このオモリは、絶対に露出しないといけないんですか?」
矢口「オモリを外に出すことで機能を見せてしまうという開発意図が当初あったと思います。ひと目見ただけでほかにない機能性を直感できる、説明いらずの単純明快さが、ヒットにつながりました」
田村「そっか。でも、本当にいいモノであれば、ユーザーがすすんで機能のすごさをアピールすると思うんですよ。それにメガネって横映りが大事だと僕は感じていて。僕がメガネをかけるのは、テレビの収録であるとか、臨戦態勢の時。だから、ファッションとしてもちゃんと機能させたいんですよね」
矢口「わかりました。オモリは見せずに、シンプルな見た目で〝普通なのにすごい〟にチャレンジしましょう」
田村「難しそうですね(笑)。でも、実際に着用してみると、ここまでの軽さは本当に必要なのかって思う節はあったんです。今、僕が愛用しているメガネは、オモリが入っていないけど、長時間かけていられる。それこそ普段からメガネをかけている人であれば、この恩恵がほんのちょっとあるだけで快適でいられる気がするんです。それだけのポテンシャルを『ノーズフリー』に感じましたから」
「軽さにこだわるなら現行品で十分。僕はカッコ良さにもこだわりたい」
これがベースモデル!
『ノーズフリー』とは?
軽量なメガネでも鼻に跡がつき、前滑りする。その原因であるメガネの重心に着目し、鼻と耳にかかるバランスを均等にした人気商品。先セルにオモリをつけ、鼻にかかる負担を20%軽減。特殊素材の鼻パッドで、跡のつきにくさとともに、着用時の軽さを実現した。
本プロジェクトの目的
生活者の気持ちに寄り添うメガネの新定番の開発
メガネにまつわる不満の解消
・壊れやすい、ズレやすい
・痛い(こめかみ、鼻、耳)
・重い
DIMEの要望
・オンライン会議などでモニター映えすること
・やさしげで協調性を醸し出すこと
・オン/オフ兼用しやすいこと
↓
メガネの不満を解消し、かつ田村さんのセンスを注入することで、現代のビジネスパーソンにとって価値のある、手に取りたくなる商品を共創する。
会議に向け9種のデザイン画を用意。ビジネス、アウトドアなど4つのシーンに合わせてデザインを吟味。
玉型は「ボストン」「ウエリントン」×素材は「メタル」「セル」計4モデルの生産が決定!
田村淳さんをコラボパートナーに迎えた『DIME』×「眼鏡市場」の新商品は2023年春にお披露目を予定!続報を待て!
協力/眼鏡市場
https://www.meganeichiba.jp/
取材・文/渡辺和博 撮影/黒石あみ(本誌)