夜遅くまで仕事をすることが多く、朝起きるのがつらい……ウエアラブル機器はこんな悩みも解消してくれる! ウオッチにはできないアプローチで、あなたと家族の健康を守るデバイスを紹介。
私が試しました
編集 チバ
以前の部署では医療記事を担当していたのに、今では暴食気味のDIME〝不健康〟担当。妻や子供のために、今年からは健康体を手に入れようと気合いを入れている。
モノ言えぬ家族の体調を代弁するデバイス
ここまでのページで紹介してきたように、ウエアラブルデバイスとヘルスケアの親和性はかなり高いといえます。中でもスマートウオッチは健康に関する様々な数値を計測できるため、これからの時代の体調管理には欠かせないデバイスといえるでしょう。
しかしながら、ウオッチが体調不良を直接解決してくれるわけではありません。そんな中で、直接体に働きかけることで体調改善を目指すようデザインされた「特化型ヘルスケアデバイス」が注目を浴びています。肩こり解消や体内時計改善などを目的としたデバイスは、ウオッチのような「モニタリングデバイス」と併せて使いたいところです。
もちろん、「モニタリングデバイス」としての進化を遂げているものもあります。『RESEED』は姿勢を管理・矯正できるデバイスで、常に腰まわりにつけることでこの機能を実現しています。これもウオッチでは構造上不可能です。
また、近年開発が盛んなのが「赤ちゃん」や「ペット」の健康状態を表示する、というもの。自身の体調不良を言葉にできない彼ら・彼女らの命を守るうえで、強い味方になってくれることが期待できそうです。
2度寝しそうな朝もこれがあると安心!
電制コムテック『ルーチェグラス LG2モデル』
2万9700円
朝日の代わりに模擬自然光を照射して体内時計を整えるデバイス。大学と共同研究し、睡眠のホルモンであるメラトニンを抑えるのに適した自然光に近い光の照射を可能にした。眠気がある時や時差ボケ解消に最適。
メラトニンを抑えることは交感神経を活発化させることにつながるため睡眠リズムや生活リズムを整えるために重要。
〈Review結果〉実用度:★★★★☆ 手軽さ:★★★★☆ コスパ:★★☆☆☆
目元に照射しているが眩しさは感じない。けれど目を閉じると視界が明るくなるため眠たい時に装着しても寝オチしないちょうどいい明るさがある。有線タイプなのが少し使いづらい。
照射時間は30分、45分、60分から選択できる。重量は比較的軽く、朝食を食べながらやスマホで朝のニュースをチェックしている時に装着していても気にならない。
電気と熱のダブルアプローチが気持ちいい!
創通メディカル『MYTREX EMS ヒートネック』
1万648円
EMSによる電気刺激だけでなくヒートパッドによる保温効果による2つのアプローチから首・肩まわりの筋肉や血流を刺激しコリ改善をしてくれる。EMSは「指圧」「たたき」など6つのマッサージモードから選択できる。
〈Review結果〉実用度:★★★★☆ 手軽さ:★★★★★ コスパ:★★★★☆
電気刺激は強さを調整できるのはEMSが苦手な人にはありがたい。ヒートパッドのおかげで外した後も首まわりがしばらくの間ポカポカと温かく、非常にリラックス効果が高かった。
首の後ろだけでなく横側にもヒートパッドが付いており、計4つのパッドにより首全体を包み込んでくれる。
厚さ1cm・直径4cm・重さ15gの超小型デバイス
EFG『RESEED』
1万1900円
スマホと連動することで、悪い姿勢になると感知し通知してくれる。最新技術により歩数やエネルギー消費量も測定してくれるだけでなく、歩き方の特徴やバランスを分析してくれる。姿勢を良くする習慣を身につけることで根本的な改善に役立つ。
〈Review結果〉実用度:★★★☆☆ 手軽さ:★★★★☆ コスパ:★★☆☆☆
ベルト部分の内側に装着するのだが、デバイスはとても小型で身に着けているのを忘れるほど。付属のアプリでは、いい姿勢をとると植物を育てられるゲームがあり遊び感覚で楽しめるのはグッド。
これまでありそうでなかった骨盤のゆがみを可視化してくれるデバイス。自分の姿勢の悪さの原因が歩き方か座り方なのかわかるだけでも有益。