小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【最新ビジネス解説】ホテルや旅館のカード決済手数料を抑えるトリプラの「tripla Pay」

2022.07.11

2022年5月、宿泊業界の新しい決済サービス「tripla Pay」が、tripla(トリプラ社)からリリースされた。コロナ禍で影響を受けたホテル/旅館の利益向上に貢献するサービスであり、面倒なフロントでの支払いがなくなるなど、顧客体験の向上にもつながる興味深い取り組みだ。

決済ルートを換えてホテル/旅館の利益改善

ホテル/旅館の宿泊料は、50%以上がフロントでのクレジットカード決済で支払われている。「tripla Pay」はホテルや旅館が負担する決済手数料を、安価に抑える仕組みだ。初期導入費用・月額固定費用は無料で、3.5%程度かかる決済手数料を大幅に抑えることができる。

宿泊客が決済に利用するのは、ふだんと変わらないクレジットカード。QRコード決済を利用する一般的な「〇〇ペイ」と異なり、tripla Payに会員登録したり、事前にチャージする必要はない。ではなぜ、決済手数料を下げられるのか?

ホテル/旅館に代わってトリプラ社が決済主体となり、カード会社との取引を行うからだ。
宿泊施設ごとの取引では決済件数のボリュームが小さく、どうしても手数料が高くなってしまう。トリプラ社に複数のホテル/旅館の宿泊料をまとめると、主体あたりの決済件数が増えるので、低い決済手数料率が適応される。

実際の流れは、まずホテル側が支払情報を入力すると、QRコードが発行される。宿泊客がQRコードを読み込むと、tripla Payの決済画面にアクセス。クレジットカード情報を入力して支払えば、宿泊客⇔カード会社⇔トリプラ社の間で取引が成立する。

トリプラ社の利益を差し引いても、ホテル/旅館の負担は大幅に軽減する。「1泊1万円×100室のビジネスホテルや、1室5万円×20室の旅館が導入した場合、月々約20万円程度の利益改善につながる(トリプラ社代表 高橋和久氏)」。

宿泊客の利便性も高まる。QRコードを客室のテレビやタブレットに表示したり、紙をドアにかけたりすれば、ユーザーは自分の部屋で支払いを完了できる。チェックアウト時の混雑したフロントに並ぶ、などのストレスがなくなるわけだ。

代理店から集客する業界の常識は崩れつつある

トリプラ社が取り組むのは宿泊業のDX。近年、ホテル/旅館の宿泊予約で拡大してきたのはOTA(オンライン・トラベル・エージェント)と呼ばれる、店舗を持たない旅行代理店。エクスペディア、Booking.com、楽天トラベルなどだ。

そして、次に主流となるのはホテル/旅館の「公式サイト経由の直予約」だと高橋氏は言う。2019年、日本発のクラウド型予約管理システム「tripla Book」を開発。さらに、多言語のAIチャットボット「tripla Bot」、宿泊施設向けのCRM「tripla connect」をリリースした。前述のtripla Payを含め、いずれもホテル/旅館の自社集客を支援するものだ。

コロナ禍で宿泊業界は大きなダメージを受け、ピーク時は70〜80%に達していた平均客室稼働率は10%まで落ち込んだ。しかし、公式サイト経由の直予約(tripla Bookによる)は一時を除き、いち早く回復しコロナ禍以前の水準を超えている。

宿泊業界では長年旅行代理店が力を持っており、ホテル/旅館も「お客様を誰かが連れてきてくれる、という意識が強かった(高橋氏)」。しかし、コロナ禍で顧客管理の重要性に気づき、「自社でお客様を形成する」意識が高まっているという。

そのために重要性を増しているのがブランド構築。高橋氏は、新しい施設だとしても、SNSなども利用しながら情報発信を巧みに行い、ブランド構築から予約につなげる仕組みができている施設は、コロナ禍でも着実に予約が増えているという。

さまざまなビジネスで、アイデアとデジタルを駆使して、自社でブランドを構築し独自に集客できる時代。従来の代理店販売や下請け関係の仕組みは変わりつつあり、そこには新たなビジネスチャンスがうまれている。
自社の独立性を高めるか、あるいは、他者の自立を助けるサービスを提供できないか。皆さんの業界でも、検討してみてはいかがだろうか。

●プレスリリース
コロナ禍で苦境に立つ宿泊業界の利益向上を支援する現地決済サービス「tripla Pay」の提供開始

取材・文/ソルバ!
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小にかかわらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/


@DIME公式通販人気ランキング


興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!Amazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2022年9月15日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「ドラえもん DRY BAG」! 特集は「攻める節約、守る投資」「eスポーツ観戦ガイド」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。