男女でも違う?平服の考え方
性別によっても、『平服』と言われたときに求められる服装は変わります。男性はスーツが基本ですが、女性には正式な略装が定められていません。性別ごとの考え方を押さえた上で、場に合った服装を選びましょう。
男性に求められる服装
男性が冠婚葬祭に参加するときには、スーツとネクタイの着用が基本です。フォーマルな場であるほど、無地のダークカラーを意識しましょう。
格式張った集まりではないのなら、少しくだけた服装も認められます。ネクタイを外し、ジャケットとパンツスタイルでの参加もOKです。
ただし、どのような場であってもラフすぎる格好は避けましょう。靴はスニーカーではなく革靴を選ぶ、かばんは布製を避けるなど、フォーマル感を意識したきれいめスタイルが基本です。
女性に求められる服装
女性がパーティーをはじめとした式典で求められる服装は、派手すぎないカジュアルドレスと羽織り物が一般的です。
コットンのような普段着に近い素材のドレスは避け、光沢感があるものを選びます。ドレスのグレードは会場や参加者の顔ぶれを考慮して決めましょう。
葬祭の場合は、華やかな場に参加するときとは違って、光沢感のない黒のワンピースやセットアップが基本です。就職活動中の集まりでは、ブラウスとカーディガンのようなオフィスカジュアルが求められるケースもあるでしょう。
平服を選ぶときの注意点
平服を選ぶときは、呼ばれる集まりの雰囲気を理解する必要があります。失敗しがちなポイントや注意点を見ていきましょう。
カジュアルすぎる装いはNG
平服での参加を求められるのは、多くの場合かしこまった公式の場です。人に見られる場であることを意識して、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
例えば、一流ホテル内の施設にはドレスコードが設定されているケースがあります。式典の内容に関わらず、Tシャツとジーンズではスタッフに止められる可能性もあるでしょう。
スポーツウェアやスウェット生地も、カジュアルすぎる装いです。もともとカジュアルな服装が認められている催しなら、あえて平服の指定をする必要はありません。
「あまり堅苦しく考えず参加してほしい」という主催者の心遣いと考え、最低限のマナーは守りましょう。
場面別のNGアイテムを避ける
参加する集まりによって、NGとされる装いがあります。平服で参加する場合も、マナー違反となる服装・アイテムは避けるのが基本です。
例えば、結婚式では新郎新婦より目立つ服装はNGとされています。女性の場合、ウエディングドレスや白無垢と印象が重なる白を選ぶのもマナー違反とされています。
葬祭では派手な服装や髪型を避けることが大切です。故人を偲ぶ場であることを理解し、落ち着いた装いで参加しましょう。
冠婚葬祭全般でNGとされやすいのは、アニマル柄やファーなどの派手な素材や露出の多い服装です。それぞれのシーンに合わせて、適した服装を選びましょう。
構成/編集部