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動画を1本製作で100万円!?YouTuberだけが知る企業案件の裏事情

2022.07.03

「企業案件とは?」YouTuberの稼ぎ方

どうもこんにちは、投資YouTuberのぽんちよです! YouTuberの稼ぎ方というと皆様どのようなイメージを持たれるでしょうか? 「動画を見てるときに流れる広告の費用の一部がYouTuberに入るらしい」「たまに企業からお金をもらって商品紹介をしてるYouTuberもいるな…」というイメージかもしれません。実際に、YouTuberは「登録者1000人+総再生時間4000時間以上」を突破するとYouTube側から、動画視聴中に表示された広告費の一部を貰えるようになります。またそれ以外にも、登録者が増えてくると「企業案件」といわれるような、企業からの依頼で「商品レビューをする動画」「サービスの紹介動画」を作成することで収益を得たりもします。

企業からどうやって案件の依頼が来るの?

YouTube広告はGoogleが自動配信するため、YouTuberは動画を作るだけで収益を得られます。一方で「企業案件」は、企業とのやり取りが必須となります。では、YouTuberはどのように企業からの依頼がくるのでしょうか? 私の場合は、自分から企業にアプローチをするということはなく、企業の方から依頼が来ます。そしてそれらの連絡のほとんどが、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)経由となります。

各企業が企業アカウントや、担当者の個人アカウントを経由して連絡をくださり、DM上で案件内容・報酬条件・動画作成期日などを決めていく形となります。

日々TwitterのDMが貯まっていき、返信をするのも一苦労…

私は投資系YouTuberであるため、案件内容としては企業のYouTubeチャンネルへの出演依頼・雑誌取材・投資商材の告知・投資スクールへの勧誘・新金融サービスの紹介などの依頼が多いです。ただしそれ以外にも、ネット回線・セキュリティソフトの紹介など、自分のチャンネルと全く親和性のない依頼も存在します。このような案件に関しては、登録者が多いYouTuber全員に、誰彼構わず依頼を出しているのでしょう。また、最近では仮想通貨市場の成長に伴い、仮想通貨取引所の紹介やNFT紹介などの案件も増えてきています。

YouTuberが案件を引き受けるか?受けないか?の基準は?

年間100件ほどの企業案件の問い合わせをいただきますが、そのほとんどをお断りしています。お断りする案件の中には「1動画作成で100万円」などの好条件も存在します。それでも断る理由は「YouTuberとしての寿命を縮める」と考えるからです。例えば動画でサービスを紹介し一時的に大金を得たとしても、そのサービスが視聴者にとって悪影響なものである場合、チャンネル全体としての評価が落ちることにつながります。結果的に、チャンネル登録解除や視聴者が離れてしまっては、チャンネル規模が縮小していき、将来の収入も減ることでしょう。私としては、今後もYouTuberとしての人生を楽しみたいので、その寿命を縮めるような案件は断るようにしています。そのような判断基準が、「視聴者に良いサービスを紹介する」というブランド価値にもつながっていると思います。

企業案件の金額面の交渉はどうする?

「視聴者にとって良いサービスだ」と思う案件であれば、私自身も案件を引き受けることもあります。では、金額面などの条件はどのように決まるのでしょうか? ネット上では「登録者数×〇〇円」などの噂もあり、金額は登録者数に依存すると考えている方も多いのかもしれません。ただし、実際には一概に登録者数で決まるわけではありません。企業側に予算の上限があり、そこまで報酬を払えない場合があるからです。また、以前は企業側がYouTuberを評価する上では「登録者数の多さ」を基準としていました。しかし、最近では「動画の再生数」の方が評価基準として重要視されている傾向にあります。YouTuberによっては登録者数が多いものの、動画の再生数がパッとしなく宣伝効果が低いこともあるからです。

YouTuberとしても、必ずしも「報酬の多さ」で案件を引き受けるわけではなく、前述のような「サービスの善し悪し」や、「動画作成までの納期・工数」も判断材料としています。YouTuberは新しい動画の制作に日々追われているため、「動画を作成した後、企業側の動画チェックで1週間ほどかかる」などの条件が付随してくると、案件に取り組みづらくなります。また、たとえ報酬が少なかったとしても、「本当に自分が紹介したいサービス」「今後もその企業とお仕事がしたい、そのための関係値を築きたい」などの場合には引き受けることもあります。そして、良いサービスを提供している企業ほど、わざわざYouTuberに宣伝してもらわなくても集客できるので、報酬が低い傾向にあります。逆に、怪しげな情報商材である場合などは「こんなにお金が貰えちゃうの!?」という報酬を提示していただけますが、丁重にお断りさせていただいています。

YouTuberはもしかしたら、「動画を作っているだけの人」というイメージを持たれるかもしれませんが、企業とのビジネスメール・打ち合わせなどの機会も多く、意外とビジネスマンとしての側面も持ち合わせているかもしれません!

文/ぽんちよ
投資系YouTuber。2019年10月からYouTubeチャンネル『投資家ぽんちよ』を開設し、投資や副業、セミリタイアに関わることを発信している。サラリーマンとして働きながら活動していたが、2022年3月にFIRE達成。YouTubeチャンネルはこちら

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