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1本30円~50円でおいしさにこだわる!28年の歴史を持つ「ブラックサンダー」を守りながら攻め続ける有楽製菓3代目の飽くなき挑戦

2022.07.03

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

人気チョコ菓子「ブラックサンダー」を製造販売している有楽製菓・河合辰信社長のインタビューの後編。

前編「社長はフリー素材!?「ブラックサンダー」誕生から28年の有楽製菓3代目が仕掛けるユニークなブランド戦略」はこちら

大人向けラインナップを揃え、世代を超えて楽しめる商品に

現在の通常サイズのブラックサンダーのラインナップは3ライン。定番のブラックサンダー(30円・1本あたりの税抜価格 以下同)と、季節ごとのフレーバーシリーズ(40円)、食感 ・素材・味わいにこだわりぬいた『本っ当においしいチョコバー』がコンセプトのプレミアムシリーズ(50円)。

コンビニなどの店頭ではスペースを広げて客の目につきやすいように、定番のブラックサンダー、季節限定フレーバーシリーズ、プレミアムシリーズを並べている。プレミアムは「至福のバター」「しっとり深みガトーショコラ」「優雅なヘーゼルナッツ」を季節ごとに期間限定で展開。いちごや抹茶など季節によって切り替わるフレーバー品の最新作は、6月20日から発売したバナナチップを使用した「バナナのサンダー」。

――現在のラインナップにいたった経緯を教えてください。

「ここ数年で、ものづくりに関しては大きく変わってきています。ブラックサンダーの人気に火が付いたときは製造キャパシティーの関係で出せなかったんですが、豊橋に新工場ができてからシリーズを作れるようになり、新製品を出すと軒並み売れていました。

ところが、調子に乗っていろいろな商品を出し過ぎて売れなくなってくる、売れなくなると新しい商品を出す、そうすると前よりも売れなくなるという悪循環を繰り返すようになっていったんです。

これではだめだとお客様との向き合い方を改めて考え直し、今のラインナップになりました。お客様にとってブラックサンダーシリーズはユニークな世界観が人気のひとつではありますが、ベースとなっているのはお菓子としてのおいしさとコスパの良さ。ここを徹底的に追求していくことにしました。

しかしコスパの良さから、ブラックサンダーは子ども向けのお菓子だと思っていて、昔は食べていたけれど今は食べていないという方も多くいらっしゃいます。

30円だとここまでしかできないことでも、もう少しコストをかければこんなにおいしいものができる、ブラックサンダーには本格的な味わいのシリーズもあるのだと、ブラックサンダーだけでは届かないお客様、離反してしまったお客様に届けるために生まれたのがプレミアムシリーズです。

2021年9月に発売したプレミアムシリーズの『至福のバター』は、フランス製造の発酵バターと北海道製造の発酵バターをダブルで使用したもので、とことんおいしさを追求しました。その結果、出荷金額歴代No1を記録、出荷本数1000万本超えの圧倒的な売れ行きとなり、我々の取り組みがお客様に届いたという実感を得ました。

プレミアムシリーズを定番化するための取り組みを継続し、定番のブラックサンダー、季節限定フレーバーシリーズ、プレミアムシリーズの3ラインでブラックサンダーのおいしさ、魅力をしっかりと訴求していきます」

――ブラックサンダーは北海道、沖縄、京都と、地域とコラボした地域限定商品もありますが、これらの地域が選ばれた理由は?

「2011年に北海道で発売した『白いブラックサンダー』が初の地域限定商品。弊社の拠点がある北海道、東京、豊橋の土産商品(現在東京は休止、豊橋は季節限定で発売)として作ったのが始まりです。札幌工場で作っている『白いブラックサンダー』は、もともとネット販売するために生まれたものでしたが、売れ行きが非常に良く通販だけでなくお土産としても販売することになりました。

沖縄と京都を始めたのは2018年。『白いブラックサンダー』の成功で、拠点のある場所だけでなく、“観光”をひとつの柱として考え、主要な観光地とコラボした商品を作ろうと、私自身がルールをねじ曲げて提案しました。

しかし全国各地とコラボするようなご当地商品という立ち位置ではなく、あくまで地域に根差したお土産ブランドを目指しています。北海道は営業担当がとても頑張ってくれたおかげで大成功してお土産として根付きました。沖縄、京都は地元のメーカーさんと組んで、専売という形で販売を委託しており、今では沖縄、京都のお土産として認知されるようになりました」

――ブラックサンダーといえば斜め上を行くキャッチコピーが有名ですが、「京都ブラックサンダー」の「応仁の乱以来の衝撃!」はSNSで話題になりました。

「『京都ブラックサンダー』は、京都銘菓『おたべ』の美十(びじゅう)さんと共同で作っています。“応仁の乱以来の~”というキャッチコピーを考えたのは美十さん。我々の商品といえばキャッチコピーという印象があるからか、美十さんの方でパッケージデザインのアタリを出していただいたときに、すでにこのキャッチコピーが付いていました。『応仁の乱以来の衝撃!』。これを上回るようなコピーはどうやっても出ないでしょう(笑)。即決でした。

ブラックサンダーの世界観という共通理解があると、自由な発想のアイディアが社内だけでなく外部の方からも出てくるようになるんです。その典型的なパターンが『京都ブラックサンダー』で、今はそのような形がとても多くなってきました。

ちなみに最新作『バナナのサンダー』の『ゴリ雷神』『ウッホウホなおいしさ!』は社内からアイディアが出たものです。実は私はバナナフレーバーのチョコ菓子はあまり好きでないのですが、これはおいしいと感じました!バナナチョコ嫌いが食べられるバナナチョコ。バナナのチョコレートがけのような、バナナ感が前面に出ている味ですので、ぜひお試しください」

――河合社長にとっての「ブラックサンダー」とは?

「味へのこだわりは私の祖父が創業した時から綿々と培われてきたもの。ブラックサンダーはその精神を体現した商品ですし、これからもその想いは引き継いでいきます。1本30~50円という価格でおいしさにこだわる。他のメーカーに負けるつもりは一切ないと断言できます。自分たちがおいしいと思えないものは絶対に世の中に出しません。

“遊び心”は何歳になってもだれもが持っているものだと思っています。子ども向けお菓子ではなく、老若男女だれもが楽しめる“遊び心”をくすぐるお菓子がブラックサンダーです。子どものころに食べていたブラックサンダーを自分の子どもたちが食べるようになり、さらに大人になっても楽しめるブラックサンダーもある。こうした次世代につないでいく流れが少しずつ出来始めていると思います。プレミアムシリーズのように、ブラックサンダーは昔のお菓子ではなく、今も自分たちに向いてくれていると感じていただける商品を今後も出していきたいと思っています」

【AJの読み】ブラックサンダーの聖地「豊橋」巡礼が楽しすぎる!

〇ホテルアソシア豊橋

ブラックサンダーの聖地といえば、有楽製菓の「豊橋夢工場」がある愛知県豊橋市。

JR豊橋駅に直結している「ホテルアソシア豊橋」では、ブラックサンダー史上初となるコンセプトルーム「ブラックサンダールーム」を期間限定で提供している。

ホテルアソシア豊橋では2022年6月に開業25周年を迎えたことを記念して、地元の豊橋の人たちに楽しんでもらえる企画を考案。地元企業の有楽製菓にホテル側から声掛けをしてコラボが実現したとのこと。

「豊橋関連では食品のコラボが主体でホテルとは初めてです。地元・豊橋に対する新しい貢献として我々としても良い事例になったと思います」(河合社長)

「快適さイナズマ級!ブラックサンダールーム」の宿泊プランは22,096円~(1~2名利用の1室料金/朝食付き・税サ込)。2022年8月31日まで実施。詳細、予約はホテルアソシア豊橋公式ホームページへ。

チェックイン時にはウェルカムドリンクならぬ、「ブラックサンダーミニバー」のつかみ取りでおもてなし。定番「ブラックサンダーミニバー」、プレミアムシリーズ「ブラックサンダーミニバー香る発酵バター」のほか、「白いブラックサンダー」、「京都ブラックサンダー」、3年ぶりに復活した季節限定「メロンなブラックサンダー」も入ったスペシャルなラインナップ。

さらにプラン利用の宿泊者には、有楽製菓 夢工場直営店で大人気の「ブラックサンダー詰め放題」無料体験サービスも付いている。

宿泊プラン販売期間中の朝食会場では「トースト専用ブラックサンダー」を提供。宿泊者以外でも数量限定で提供するので、希望者は早起きして(7時オープン)出かけよう。

「ブラックサンダールーム」は全2室。ベッドカバーがそれぞれ異なる以外は共通の仕様となっている。カードキーは今回の宿泊プラン専用の、ブラックサンダーロゴを使った特別仕様で、商品パッケージを模したクッションカバーには、賞味期限表示を今年のブラックサンダーの日である「2022・09・06」とするなど、細やかな演出にこだわっている。

ブラックサンダーファンの心をくすぐる演出が、部屋の中に隠されているブラックサンダースポットの3か所を見つけ出す「隠れブラックサンダースポット」。ひとつだけ種明かしをすると、ある場所(下記画像から推測してみよう)には、あの「ブラックサンダーマフラー」が置いてある。

ホテルフロントのスタッフが夜なべして作った手作りマフラーで、約50袋の空パッケージを二重に組み合わせ、河合社長着用のものよりさらにゴージャス感のあるマフラーに仕上げている。マフラーを着けて撮影することもOKだ。

デスクの上には、ブラックサンダー公式ファンコミュニティーサイト「ブラックサンダー黒い広報室」から挑戦状が。ブラックサンダーにまつわるクイズに解答してフロントに提出すると、正解とオリジナルグッズのステッカーをプレゼント。全問正解してなくてもプレゼントはもらえるのでご安心を。ヒントは室内のパネルに隠れていたりするので、解答するときは部屋の中をくまなくチェックしてみよう。

「夢ノート」は滞在中の感想や、「こんなブラックサンダーがあったら」という夢の味を書き込むというもの。ゲストが書き込みやすいように、ノートには河合社長のコメントやスタッフが考えた夢の味がイラスト付きで書かれている。イベント期間終了後に有楽製菓にノートが渡されるそうで、ひょっとしたら数年後には商品化されるかもしれない!?

同じくデスク上には豊橋市内で購入できる、ブラックサンダーのコラボ商品の一覧がある。お亀堂の「ブラックサンダーあん巻き」やクックマートの「ブラックサンダーサンド」など、豊橋を訪れた際は全商品制覇したくなるほど気になるコラボ商品が満載。

「あん巻き」と、ボンとらやの「ブラックサンダーピレーネ」は、ホテルと同じ豊橋駅ビル内の商業施設「カルミア」に店舗があり、いずれかの商品の引き換え券が特典として付いている。

「あん巻き」はお亀堂各店舗のほか、豊橋工場直営店でも販売しているが、直営店では人気商品のため品切れすることが多く、ゲットするなら駅ビルのカルミア店がおすすめだ。

筆者も取材帰りに「あん巻き」を購入。ブラックサンダーと濃厚チョコクリームを混ぜ合わせたあんをもちもちとした皮で包んだ、もっちりとザクザク感が融合した新感覚の味わいでめっちゃウマ!次に豊橋に行く機会があればリピ買い確実!ちなみに中味のチョコあんは河合社長の父で現会長の伴治氏が味の監修をしたとのこと。

〇有楽製菓 豊橋夢工場

有楽製菓の直営店は、本社のある東京都小平市と、豊橋夢工場の2ヵ所にある。豊橋直営店はブラックサンダー商品がメインで、現在発売されているブラックサンダーの全ラインナップが揃う。ブラックサンダー以外の有楽製菓商品や、オリジナルグッズも充実。入り口には顔出しパネルが設置されているので、記念写真を忘れずに撮ろう。

豊橋直営店の目玉といえば「ブラックサンダー詰め放題」。1日80名限定、10分制限で1回1000円。土日も解禁しているが、あまりの人気で午前中に終了することも多いため、土日は早めの来店がおすすめ。

少しでもはみ出たものは没収という厳しいルール。35~40個が平均だが、詰め放題の達人としてメディアにも多く登場している、「スギちゃん妻」こと香織さんは52個詰め込んで、記録を大幅に更新するという伝説を残した。筆者も挑戦して、なかなかいい感じに詰められたが(はみ出し判定されないように↓さらに押し込んだ)、結果は41個だった。

豊橋直営店は箱買いができるのが大きな特徴で、定番のブラックサンダー、季節限定フレーバーシリーズ、プレミアムシリーズ、地域限定の商品など、お気に入りのブラックサンダーをまとめ買いできる。

小平・豊橋直営店と豊橋市の人気洋菓子店「マッターホーン」本店の3ヵ所のみでしか販売していない「ブラックサンダー カップアイス」はマスト買いアイテム。マッターホーンの菓子職人が手作りしているレアなチョコレートアイスで、濃厚なチョコレートの味わいと、ブラックサンダーに使われているビスケットも入ってザクザク感もが楽しめる。このおいしさで250円とは驚き。店内にはアイス用の電子レンジが置いてあり、10~20秒温めてやわらかくして食べることを推奨している。

ブランドとコラボしたオリジナルグッズも充実。ブラックサンダーひとつがすっぽり入るポケット付きスケルトンのサコシュはビームスとのコラボ。砂浜を歩くとイナズマ模様が出来るビーチサンダルと共にリゾートで活躍しそう。

ブラックサンダーマニアなら一度は作ったことがあると言われる「ブラックサンダートースト」。伝説のメニューを商品化したのが、ホテルでも提供していた「トースト専用ブラックサンダー」。小平・豊橋直営店とオンラインショップのみの販売なので、こちらもお見逃しなく。

有楽製菓の隠れヒット商品と言われているのが「チョコケーキ」。筆者はこれが大好物で(実はブラックサンダーより好きだったりする……)、豊橋の直営店で3,000円以上の買い物をしたら、おまけとして徳用サイズのチョコケーキが付いてきた!期間限定かもしれないので、店を訪れたら会計時に確認してみて。

文/阿部純子


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