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コロナで収入が減少した職種、1位は販売・飲食・サービス関連職、2位は?

2022.06.28

 

新型コロナウィルスの感染拡大から約1年が経過。テレワークの導入などにより、労働者の収入や勤務時間はどのように変わったのだろうか?

モニタスと女性向けのライフキャリア支援サービスを展開するリブはこのほど、2020年2月時点の会社員1,054名を対象にした「コロナ禍1年経過後における働く意識・実態調査」の結果を発表した。

コロナ禍で勤務先を退職した人の割合は13.5%。退職率は20代が最も高い

新型コロナウィルス感染拡大前の2020年2月時点に会社員であった人のうち、2021年2月までの約1年間で退職した人の割合は全体の13.5%だった。

年代別にみると、男女ともに20代の退職者の割合が特に高かった。20代男性は退職後に就業(転職・独立)、20代女性は同年代男性に比べ未就業の傾向にある。

【コロナ禍における退職率】

収入は「変わらない」が6割、「減った」は3割で「増えた」は1割未満

2020年2月以降、コロナ禍で仕事から得られる収入は「変わらない」が60.1%で、一方「減った」が29.1%、「増えた」が6.0%という結果になった。減った人のうち3割強の人が「生活に支障がある」と回答している。

なお、性別で比較すると、女性よりも男性のほうがやや年収の減少率は高かったものの、顕著な差はみられなかった。

【コロナ後の仕事で得られる収入変化】

収入が減少した従業員が多いのは「販売・飲食・サービス関連職」と「技能工系技術職」

2020年2月以降、仕事から得られる収入が減少した人の割合が相対的に高いのは、「販売・飲食・サービス関連職」と、製造業や建築作業などの「技能工系 技術職」の従事者で、これらの層のそれぞれ約4割が減少したと回答している。

【職種別にみるコロナ禍において収入が減った人の割合】
※n=50以上の職種抜粋

労働時間は現状を維持したい層が約4割で多数派であるものの、「増やしたい」・「減らしたい」も2割

労働時間の増減希望について見ると、今よりも「増やしたい」が20.5%、「今のままがよい」が38.0%、「減らしたい」が23.2%となった。

【労働時間の増減希望】

2021年2月現在の転職意向者は約3割。20代の転職が最も高く転職意向は4割超

2021年2月現在の転職意向者の割合は全体の29.5%だった。内訳をみると「1年以内に転職するつもり」と答えた人が14.4%、「コロナ次第で転職を検討する」が15.1%。年代別にみると、若年ほど転職意向は高くなり、20代の転職意向は男女ともに4割を超えている。

【コロナ禍における転職意向】

転職したい理由1位は「働き方・勤務スタイルを変えたいから」

2021年2月現在、転職したい理由は、「働き方・勤務スタイルを変えたいから」が最も高く18.2%となった。次いで、「キャリアアップ・年収アップしたいから」が16.5%、「業界、会社の業績・先行きに不安があるから」が15.5%がとなった。

性別で比較すると、「働き方・勤務スタイルを変えたいから」や「業界、会社の業績・先行きに不安があるから」は女性のほうで高め、「キャリアアップ・年収アップしたいから」や「もっとチャレンジしたい、成長したいから」は男性のほうで高めといった傾向がみられた。

【コロナ禍における主な転職意向理由】
※全体TOP5抜粋

コロナ禍で気づいた自分に合う働き方、目指したいキャリアは、場所を選ばずテレワークで働くこと

「コロナ禍で気づいた自分に合う働き方や目指したいと思うキャリア」の質問に対して、圧倒的に多かった声はテレワークに関連することだった。テレワーク経験者は、その利点や自分に合うといった意見のほか、通勤時間の節約や地元に戻りたいなどの「場所を選ばずに働きたい」といった声が目立った。テレワークを前提に転職したい、職種を変えたいといった声もみられた。

また、働き方改革関連法の施行後、注目されてきた「副業」についても、コロナによる収入減や働き方の変化などの影響を受け、希望する声が多く挙げられた。そのほか、未来何かあったときの失業へのリスクを念頭に置いて働くといった意見もあった。

一方で、テレワークができない職種の医療や福祉や製造になどに関わる従事者のなかには、働き方は変えられない、今までどおりに仕事に向き合っていくという声もみられた。

<テレワークを活用して、場所を選ばず働きたい>

・場所を選ばない働き方をしたい。自宅を拠点にリモートで繋げられれば理想(男性30代)
・テレワークでも十分自宅で仕事ができることがわかったので、将来的には郊外に引越しを考えたい(女性40代)
・大都市への遠距離通勤の頻度を減らし、自宅でのリモートワークを中心に、副業で地元企業のマネジメントを行う(女性50代)
・日々の勤務がほぼテレワークで出社する必要がなくなったので地元に移住したいと思い始めた(男性30代)

<テレワークで働くことができる会社に転職したい/職種に変えたい>

・フルリモートで実現できる仕事にシフトしていきたいと考えるようになった(男性30代)
・接客業なのでテレワークができないが子育てもしているのでテレワークができる仕事がいいなと思っている(女性20代)
・今後もリモートワークを選択肢として扱っている企業にしか転職したくない(女性40代)
・対人や出勤などせずに出来る仕事につきたくなった(男性40代)

<副業をしたい>

・副業を伸ばして、働く時間や場所に制限のない働き方をしたい(男性20代)
・副業が許可されるなら副業をして収入を増やしたい(男性40代)
・労働時間は変わらないが、在宅勤務により空き時間が増えた。リモートで事務や単純作業を請け負える仕組みがあれば、副業としたい(女性40代)
・副業で色々な方と出会うことによって、今まで自分では思い付かなかった事に気がつくことができ自分のスキルアップにとても好都合で良い(男性40代)

<未来のリスクを念頭において働く>

・1つの会社に依存するのではなく、仕事がなくなっても収入が途絶えることがないようにしたい(男性30代)
・一つの仕事だけではリスクがあるのでさまざまな仕事をして家庭や生活と両立したい(女性20代)
・コロナなど災害などで仕事を失う可能性もあるので、稼げる内に稼いでおくべきだと感じた(男性20代)

<調査概要>
調査方法:全国 2020年2月時点の会社員(正社員・契約社員・派遣社員)20歳~64歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2021年2月12日(金)~2月17日(水)
有効回答数:1,054名 ※性・年代ごとに均等程度に割り当て

出典元:株式会社モニタス

構成/こじへい

※掲載している情報は2022年4月28日時点のものとなります。

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文/DIME編集部

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