回転寿司昼呑み世界最強タッグ!
オレが頼んだのは『刺身5点盛り/616円』だ!!
例の『おつまみ3点盛り』の内容が、厚焼き玉子・ねぎとろ・茶豆でして、それもそれで悪くないんですが、あまり見かけない刺身が回転寿司屋にあって、それも5点盛り!
616円という値段は、安居酒屋に比べたらそりゃ高いけど、回転といえども寿司屋! 寿司屋の刺身5点盛りと考えれば、616円は全然許す。許すというより、ありがてぇ! ありがてぇだよ!!
寿司というだけで、たまの贅沢と思ってしまう貧乏性なだけに、いざ寿司屋に入ったら(回転ですが)このくらいは贅沢しなきゃ逆に損!それが貧乏性の思考回路なのだ!
まぁ世間の皆様にしてみれば、これでも特に贅沢ではないんでしょうが…。
そして!!ここでワタシが声を大にして伝えたいこの店の素晴らしさが、ハッピーアワーのお酒!
3種あるお酒が231円……税抜きだと210円なんですが、その3種というのが、『ザ・プレミアム・モルツ』と『角ハイボール 』。ここまではよくある話ですが、もう一種が、麦焼酎の『白水』!
これも231円!! 麦焼酎が一杯231円っていうのは、これはもう立ち呑み屋価格ですよ。正直、これを呑みにやってきたといっても過言ではない『TTM』!!
とはいえ、ノド乾いてたんで、一杯目は角ハイボール頼んで、ちょうど飲み干すあたりで、やってまいりました『刺身5点盛り』!!
その内容は、マグロ赤身が4切れ、ブリが3切れ、真鯛2切れ、甘エビ2尾、つぶ貝(多分)1切れ。
「いいね~!」
なんて心で思い、まだ箸はつけずにただただ眺めながら、麦焼酎をストレートで頼み、あとお水ももらう。で、届いた麦焼酎を1対1で水割りにして、一口呑んでから、そこで初めて刺身に突入する。まずは真鯛をいく。
あとはチビチビと刺身喰いつつ、おそらく他人が見たら、
「なに一人でニコニコしてんの、あのオヤジ?」
なんて思わず出ちゃう表情しつつ呑む。
この刺身と麦焼酎!価格といいなんといい、回転寿司界でオレが一番好きなタッグパターン!
卓上には醤油以外にポン酢もあったんで、あしらいの大根の千切りや大葉も、このポン酢でムシャムシャいく、そして呑む。続けて刺身を噛みしめて、そして呑む。マグロの最後の一切れなんかは、漬けっぽく醤油ベッタリ付けたりしても味わう、そして呑む。
オレは焼酎を、自分の加減で水割りにしたけど、お湯割り呑みたい人は回転寿司ならでばの呑み方もあんですよね。注文の段階でお湯割りもできるけれど、客席にお茶用のお湯の出てくる蛇口あるじゃん?あそこからお湯を湯呑みに注いでから、自分の好きな濃さでお湯割りにするの。なんかいいでしょ、自分の好きに呑んでる感が!
ってことで焼酎を都合3杯ほど呑んで、大満足の昼下がり。そしてつくづく思いました。
ありがとう、この店の存在を教えてくれた新聞の折り込みチラシ!!
文・イラスト/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。