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レクサス「NX350h」vs三菱「アウトランダー」レベルの高い完成度を誇る国産SUV対決

2022.06.19

レクサス『NX350h』vs 三菱『アウトランダー』

各社から新しい電気自動車が続々と発表、発売されるようになってきたが、一方でHVやPHEVの注目度も上がっている。そこで、今回は、最新の性能をまとった完成度の高い日本のSUVを紹介しよう。

 世界を見ても自動車開発のトレンドはEV(電気自動車)中心に動いていると言えるだろう。だが、充電設備の普及状況や各国の電力事情を考えると、EVの普及が一気に進むかどうか、疑問が残る。

 内燃機関を有するクルマはしばらくは必要だが、合成燃料などクリーンな燃料を使うものが増えるだろう。その状況が続けばエンジン+電気のハイブリッド車(HV)が主力となるはずだ。実際に国内メーカーは一気にEVにシフトせず、HVや外部充電もできるプラグインハイブリッド(PHEV)の開発にも力を入れている。今回は国内メーカーが誇る最新のHV車とPHEV車を比較試乗した。

 トヨタはHVで世界をリードし、PHEVでも高性能モデルの開発を続けている。同じグループのレクサスも電動化ビジョンを掲げ、第2弾として『NX』を昨年10月に発表した。同ブランド初のPHEVをはじめ、HV、自然給気エンジン、ガソリンターボなど多彩な動力源を取り揃えており、HVにはFF、4WDを用意した。

 今回の試乗車はFF車だったが、前輪にガソリンエンジンとモーターを備え、パドルとシフトレバーによる手動の6速も使えるスポーティーなSUVに仕上がっている。

 実際に、新たに採用し進化したGA−Kプラットフォームはエコ、ノーマル、スポーツの各モードで違いのある、落ち着いた乗り味を楽しむことができた。室内のクオリティーや雰囲気は上質感があり、思わず輸入車のように左手でウィンカーレバーを動かそうとしてしまったほど。最近のレクサス車の完成度は、輸入車、特にドイツ御三家に匹敵するレベルだということを改めて感じた。

 一方の三菱『アウトランダー』は昨年12月に発表されたPHEV。初代は2001年に発売され、このモデルは3代目となる。三菱の電動化技術といえば2009年にリチウムイオン電池を搭載した世界初のEVを発売した実績がある。4輪の制御技術に関しても1980年代から『パジェロ』や『ランサーエボルーション』でWRCを戦ってきたノウハウと経験がある。エンジンが電池の充電に使われるのは日産と同じ方式だ。走りの味つけは舗装路からダート、泥ねい地などラリーで培ってきたノウハウが生かされており、運転を存分に楽しむことができる。

 いずれも性格は異なるが世界で通用するSUVといえるだろう。

徹底的に磨き上げられたドライビング

レクサス『NX350h』

Specification
■全長×全幅×全高:4660×1865×1660mm
■ホイールベース:2690mm
■車両重量:1760kg
■排気量:2487cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHCガソリン+交流同期モーター前
■最高出力:190PS/6000rpm+182PS
■最大トルク:243Nm/4300〜4500rpm+270Nm
■変速機:電気式無段(6速MT付き)
■燃費:20.9km/L
■車両本体価格:608万円
※「バージョンL」

レクサス『NX350h』

台形を組み合わせたスピンドルグリルはボディーの高さに合わせて変形させ、ラジエーターの冷却効率を高めている。薄いヘッドライトにはL字形のデイタイムランニングライトを内蔵。

レクサス『NX350h』

全長、全幅、全高、ホイールベースはすべて『アウトランダー』よりひと回り小さい。リアのオーバーハングを短くするなどスポーティーな印象を強調。ロング車体版はない。

レクサス『NX350h』

後輪の張り出しを強調するようなデザインと、左右のテールランプをつなぐテールライトの流れるようなラインは、レクサスのSUVデザインの特徴のひとつ。

洗練された力強さを追求した最上位モデル

三菱『アウトランダー』

Specification
■全長×全幅×全高:4710×1860×1745mm
■ホイールベース:2705mm
■車両重量:2110kg
■排気量:2359cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHCガソリン+モーター前後
■最高出力:133PS/5000rpm+116PS+136PS
■最大トルク:195Nm/4300rpm+255Nm+195Nm
■変速機:電気式無段
■燃費:16.2km/L
■車両本体価格:532万700円
※「P」(4WD)

三菱『アウトランダー』

三菱の新しい顔は、ボディーに対し上下に積み重ねたかのような縦長のヘッドライトとメッキを多用したグリルが特徴。高さを強調したボンネットで、SUVらしい迫力を演出している。

三菱『アウトランダー』

『NX』より、全長は50mm、ホイールベースは15mmほど長く、3列シートの設定も可能。水平基調のドアウインドウのラインと、飛行機の垂直尾翼をイメージしたCピラーの印象が目立っている。

三菱『アウトランダー』

テールランプの位置を高めにして左右に長く伸びる形状にしたデザインは、レクサスと同じ。三菱は左右のランプを一体化させることなく、水平基調を表現している。

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