丸亀製麺は今夏も熱い!創業から21年、国産小麦100%にこだわり、打ち立て茹でたての讃岐うどんを日本中に広めた丸亀製麺が今年もまた極上の新メニューを仕掛けようとしている…そんな噂が編集部に飛び込んできた。
そもそもDIMEは、過去2回、丸亀製麺の大ヒット商品『丸亀うどん弁当』を編集部員が実食し、こだわりの製法と高コスパ、驚きのうまさに舌鼓を打ちまくってきた。
参考記事:
【開発秘話】発売から2ヶ月で600万食突破! 丸亀製麺「丸亀うどん弁当」
https://dime.jp/genre/1168586/
累計1200万食突破の『丸亀うどん弁当』に秋の新作登場!今や高級魚のさんま天がのって490円って嘘でしょ?
https://dime.jp/genre/1230946/
イイ意味でズブズブの関係、いや、うどんだけにズルズルの関係だ。
新作はさっぱり食べやすく、食べ応え大満足の夏うどんシリーズ!
左から『鬼おろし肉ぶっかけうどん』『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』『鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん』
季節ごとにスペシャルメニューを生み出す丸亀製麺が今年の夏、満を持してオススメするのは「夏うどんシリーズ」。牛・鶏・豚それぞれ使用した3種類の「新三大肉うどん」が登場。肉メインのメニュー揃い踏みは史上初!丸亀製麺の新たな挑戦というわけだ。
牛肉を使用した『鬼おろし肉ぶっかけうどん』は、従来より夏の人気No.1商品だったが、実は今回、注文ごとに牛肉とたまねぎを調理する焼きたて、できたてに進化。さらに今回の新作となる、熱々ジューシーな鶏ももから揚げ(以下、鶏から)が食べごたえ十分の『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』、やわらかい豚しゃぶと鬼おろしで最後までさっぱりと味わえる『鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん』をラインアップしている。
中でも、DIMEにオススメするのは『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』だという。確かに、丸亀製麺で鶏のから揚げは聞いたことがない!というわけで編集部員がひと足お先に試食させていただくことに。いざ、丸亀製麺が誇る秘密の開発キッチンに潜入。
イチオシは丸亀製麺史上初!究極の『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』
株式会社トリドールホールディングス
商品開発部 商品開発課 浦郷裕介氏
ーー浦郷さん、いつもお世話になっております!今回、『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』がイチオシということですが、丸亀製麺さんで「鶏のから揚げ」って珍しくないですか?
「オリジナルの鶏からは初めてです。そもそも弊社には大人気の『かしわ天』があり、過去には『タル鶏天』もありましたが、今回はあえて鶏からに挑戦しました。というのも、『かしわ天』でおなじみのにんにく醤油ベースの特製だれに漬けたおいしい鶏肉をから揚げにしたらどんなおいしさの相乗効果が生まれるのか、という探求心が湧いてきまして。その鶏肉に片栗粉をまぶし、カラっと揚げてみると、自分でも驚くほどおいしくて(笑)」
ーー確かに!『かしわ天』の下味がベースの鶏のから揚げって絶対うまいに決まってる!もしかして、『かしわ天』超えちゃいました?
「超えちゃったかもですね(笑)。ただ、『かしわ天』はむね肉を使っているのですが、鶏からは旨みとジューシーさのバランスを考えてもも肉を使っています。『かしわ天』より衣が薄いので、お肉の旨みをダイレクトに感じられます。これがとにかくおいしい!から揚げ専門店にも負けない逸品が完成したと自負しております。しかも、お店でひとつひとつ揚げるので熱々の鶏からが楽しめるんですよ」
ーー熱々が食べられるとは!?鶏から好きとしては最高なシチュエーションです!
「粗くおろした『鬼おろし』との相性も抜群です。これまで『鬼おろし肉ぶっかけうどん』ではご好評を頂いていましたが、牛肉だけじゃなく鶏や豚と組み合わせれば新機軸のメニューが生まれるんじゃないかと思って開発しました。粗くてシャキッとした『鬼おろし』はうどんや具材に絡まってくるので、万能食材なんです!」
ーー2つの新作メニューにはなすものっていますね。
「もちろん、このなすにもこだわりました!厳選した肉厚のなすを軽く素揚げした後、お店で風味豊かな特製のだしに漬け込んでいます。だから旨みがぎゅっと閉じこもっているんですよ。噛むたびになすとだしの旨みが楽しめる、さっぱりだけどジューシーな肉厚なすに仕上げました。このなすもホントにおいしくて大好きなんですよね!」
『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』のこだわり製法!
というわけで、『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』を作る工程を実際に見せていただいた。
厳選した鶏もも肉をにんにく醤油ベースの特製だれにしっかり漬け込む。
片栗粉をまぶして丁寧に揚げたらこの時点で美味確定!
にんにく醤油の香ばしさが食欲をかき立てる!
冷水でしめるうどんはもちもちでのど越しつるつる、夏にぴったり!
ごろっと大きめの鶏から3つと鬼おろし、そこにだしがあふれるなすの揚げびたしをのせたら、特製ぽん酢だれと刻み柚子を加えて完成!これだけ食材が入ってサイズは「並」だ。
ーーあれ?このゴマ風味の特製ぽん酢だれ、トロっとしてませんか?
「お目が高い!実はこの特製ぽん酢だれこそ隠れた主役なんです。通常のぽん酢だけですとサラッとしすぎて味の引っかかり方が弱いと感じたので、少しだけ粘性を持たせたぽん酢だれに仕立てました。ぽん酢の旨みとゴマの風味がとろみによって鶏からにしっかり絡むことで、口の中にダイレクトにおいしさを届けられるんです!」
これぞ丸亀製麺初となる史上最強コラボメニュー。冷水でしめたコシのあるうどんと熱々の鶏からはどんなマリアージュを見せてくれるのか?いよいよ試食!
夏の暑さも関係なしのうまさ!ワシワシ食える!
カラっとした熱々の鶏からをひと口噛むと、口の中に流れ込む旨みと香ばしさのジュース!「かしわ天」の製法を継承する下味が最高にマッチしているではないか。
しかもすぐにもう一口食べたくなるにんにく醤油のしっかりとした味付けに特製ぽん酢だれが絡まり、そこに刻み柚子がのせられた粗削りの『鬼おろし』が爽やかさをたたみかける。
ガツンとくる食べ応えにさっぱり感が調和し見事なバランス。粗削りの『鬼おろし』の食感もおいしさにつながっているし。冷たくしめたもちもちのうどんと混ざり合うと、食べてる感満載だけど飽きのこない、絶妙なメニューに仕上がっている!
もちろん、なすの仕事もヤバい。だしの旨みが染み込んだ揚げなすは、噛んだ時になすの旨みとだしの旨みがジュワっとダブルで流れ出てくる。鶏からを食べてからなすの揚げびたしを一口、うどんを食べてからなすの揚げびたしを一口、なんて自分なりの食べ進め方がこの一杯で楽しめるのも魅力。鶏ももから揚げ、鬼おろし、特製ぽん酢だれ、なすの揚げびたし、のど越しの良いうどんの組み合わせって無限に食べられるんではないだろうか!?
これなら夏の暑い日に食欲が出なくても全然食べられるし、食欲があってもかなり満足度が高い!40代のワタクシでも箸が止まらないほどがっついてしまうほどだ。しかも、あっという間に食べ終えたが、結構ボリューム満点。一杯でしっかりお腹いっぱいになった。無限は言い過ぎた…。
ちなみに「鶏から」は単品でも販売を予定しているとのこと。店内には、白いご飯もあるので、究極の鶏のから揚げ丼が作れちゃう!ジューシーな鶏からをご飯でいただくなんて、想像しただけでうまいに決まってるけど…。でもやっぱり『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』は抜かりのないうまさなので絶対オススメだ!
「夏うどんシリーズ」は6月15日から取り扱い開始予定。3種類ともに並690円〜。ガッツリ牛肉の『鬼おろし肉ぶっかけうどん』、ガツンとさっぱりが融合した鶏肉の『鬼おろし鶏からぶっかけうどん』、さっぱりと食べられる豚肉の『鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん』、その日の食欲に合わせて楽しめるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
『鬼おろし肉ぶっかけうどん』
「ご注文をいただいてから、その都度、調理をするという工程を加えることで、これまでの肉うどんが更にブラッシュアップされました。食欲を刺激し、うどんやだしの旨みを感じられるようすっきりとした甘さの牛肉とさっぱり鬼おろしの調和はこれまた絶品です!」(浦郷さん)
『鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん』
「特製のだしにしっかり漬け込んだ豚肉がなすの揚げびたしとの一体感を生み出し、噛むほどに旨みが楽しめます。鬼おろしをのせても負けないぐらい深みのある旨みを感じられるはずです。3種類の中では最もさっぱりと味わえる一杯に仕上げました!」(浦郷さん)
※お店により取り扱い商品は異なります。
詳しくはこちら!
取材・文/太田ポーシャ 撮影/田口陽介