口まわりの筋肉を鍛えるトレーニングも忘れずに
ふだん、気がつくと口が開いている方、いませんか?ご自分では意識していないかもしれませんので、ちょっと注意してみてください。鼻がつまっているわけではないのに口が開いているとしたら、口まわりの筋肉が弱っている可能性があります。すると横になったときに、さらに弛緩して口が開いてしまい、口呼吸になってしまいます。
そこで、口をしっかり閉じるためのトレーニングもご紹介しましょう。「あいうべ体操」です。福岡の「みらいクリニック」院長の今井一彰先生が開発した体操です。
「あ−」と、口を大きく開けます。
「いー」と口を大きく横に開きます。
「うー」と、口を前に突き出します。
「べー」と、舌を出して下に下げます。
いつでも簡単にできるのでおすすめです。毎日行なって口まわりの筋肉を鍛えてください。
口呼吸はよだれの原因になるだけでなく、風邪をひきやすくなる、いびきをかくなど、さまざまな不調の原因になります。
ふだん私たちが吸っている空気にはいろいろなバイ菌、ウイルスが漂っています。鼻呼吸であれば、鼻腔の鼻毛などがフィルターとなって、それらをキャッチして取り除きます。口内では唾液がフィルター役をしてくれるのですが、口呼吸をしていると、その唾液が乾いてしまいます。すると、空気中のバイ菌やウイルスが口内を通過して気道に入ってくるため、風邪をひきやすくなるのです。
また、寒い季節ですと、冷たい空気が口から肺にダイレクトに入ってきて、これも睡眠の質を下げる原因になります。朝起きた時に喉がひりひり痛むのも、口呼吸が原因かもしれません。