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トヨタ「GR86」VSマツダ「ロードスター 990S」ニッポンが誇る最新スポーツカー対決

2022.05.20

	トヨタ『GR86』vs マツダ『ロードスター 990S』

スポーツカーの影が年々薄くなっているように感じている人も多いかもしれないが、ファンの心をがっちりつかむ国産のライトウエートスポーツカーが注目を集めている。今回は、日本が誇る最新の傑作を比較試乗した。

 手頃な価格で買えるコンパクトなスポーツカーで、走りを楽しみたいと思っている人は今でも多く存在する。マツダは1989年に2人乗りオープンカー『ロードスター』を発売。その人気は国内だけでなく北米や欧州にも広がった。フルモデルチェンジを繰り返し、現行型は2015年に発売された4代目となる。累計生産台数は110万台を突破し、量産スポーツカーのギネス記録に認定されるほどの大ヒットとなっている。

 そんな4代目『ロードスター』だが、「2代目、3代目より売れている」(広報担当)のだという。台数は少ないがユーザーからは評価されているのだ。マツダのクルマ造りは真摯だとよく言われるのは、毎年のように商品を改良しているところにある。たとえ、販売台数が少ないモデルでも手を抜かない。直近の商品改良は昨年の12月。この時登場したのが『990S』だ。

車重を990㎏までそぎ落とし、コーナリング性能が向上した。その効果は明らかで、高速道路の出入り口のようなカーブでも体感できる。もちろん、峠道ではハンドルを切り込むのが楽しくなるほどドライビングプレジャーを堪能させてくれる。販売台数のうちMT車の比率が80%近いというのも、走りを楽しみたい人が購入している証拠だ。ちなみに購入者の年代は50代が34%で30代以下が28%だそうだ。

 一方の『86(ハチロク)』は、2012年にFRスポーツカー『トヨタ86』として登場。SUBARUとの共同開発車だ。2代目は2021年10月に発売されたが、今回からGAZOOレーシングカンパニーが開発を担当したことで車名も『GR86』になった。今回もパワーユニット、シャーシなどはSUBARUが主導し、味つけはそれぞれが受け持った。ところが、発売1年前になってトヨタは大幅な性格変更を申し出る。

「もっと走りを強調したクルマに」という豊田章男社長の提案で足回りに大幅な変更を施し、SUBARU『BRZ』とは性格が異なる、よりスポーツ走行向けのセッティングに仕上がったのだ。確かに、このクルマに乗るとドライバーをかき立てる魂のようなものが感じられる。ちなみに『GR86』購入者のMT比率は約70%に上るそうだ。

 存分に走りを堪能できるライトウエートスポーツカーが2車種もある国は世界に類を見ない。日本は、クルマ好きな人たちにとって憧れの国でもあるのだ。

レーシングカンパニーが磨き上げた2代目

トヨタ『GR86』

Specification
■全長×全幅×全高:4265×1775×1310mm
■ホイールベース:2575mm
■車両重量:1290kg
■排気量:2387cc
■エンジン型式:水平対向4気筒DOHC
■最高出力:235PS/7000rpm
■最大トルク:250Nm/3700rpm
■変速機:6速AT
■燃費:11.7km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:315万2000円
※RZ

トヨタ『GR86』

旧型のイメージを残しつつ、新しいGRブランドの顔に。全幅は旧型と同じだが、全高は10mm低い。ボンネット、アンダーカバー、フロントフェンダー、ルーフはアルミ素材を採用。

トヨタ『GR86』

全長は旧型より25mm長くなったが、ホイールベースは同じ2575mm。車両重量は1290kg。サイドシルのスポイラーやダックテールなどのデザインはモータースポーツ車両を踏襲。

トヨタ『GR86』

マフラーは左右1本ずつのデュアルマフラー。トランクリッドの右下にもGR86のエムブレムが入る。今回のモデルチェンジで空力性能が大幅に向上した。

人馬一体の走りを象徴するスポーツカー

マツダ『ロードスター 990S』

Specification
■全長×全幅×全高:3915×1735×1235mm
■ホイールベース:2310mm
■車両重量:990kg
■排気量:1496cc
■エンジン型式:直列4気筒DOHC
■最高出力:132PS/7000rpm
■最大トルク:152Nm/4500rpm
■変速機:6速MT
■燃費:16.8km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:289万3000円
※990S

マツダ『ロードスター 990S』

ヘッドライトの形状など変化しているが、フロントマスクの基本的なイメージは初代からのデザインを踏襲。全幅は1735mmで『86』より40mm狭いが、全高は1235mmで『86』より75mm低い。

マツダ『ロードスター 990S』

ホロはワンタッチで開閉し、ボディーにサッと収まる。オープンにした時の後方視界も良好。『990S』以外に、ルーフが開いてリアピラー/ウインドウが残る『RF』がある。

マツダ『ロードスター 990S』

リアのスタイルも初代のイメージをリスペクトしたデザイン。ボディーは軽量化のために様々な工夫が施されているが、外観はノーマル車と同じ。ボディーは7色から選べる。

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