転職希望者と同じように、企業にだってタイミングがある。一度は不採用とした人材も、状況が変わってやっぱり必要…となることもあるだろう。
MyReferはこのほど、会社員男女506名を対象にした「過去不採用/辞退した会社からのスカウトに対する意識調査」の結果を発表した。
1.一度縁がなかった会社からのスカウトを9割の人が歓迎すると明らかに
過去最終選考に進んだ会社から再度スカウトの連絡があったら嬉しいと9割の人が回答した。転職が当たり前の世の中では、一度ご縁がなかった企業からのスカウトも好意的に受け取られるとわかった。
2.過去最終選考に進んだ会社に、タイミングやスカウトの内容によっては再応募したいと考えている人が8割
過去最終選考に進んだ会社に、タイミングやスカウト内容によっては再応募したいと考えていると8割の人が回答した。複数回の転職を見据えると、大半の人はご縁がなかった企業にも応募に前向きだとわかった。
3.再応募したい理由、「選考時の印象がよい」、「自分のことを分かってくれている」など候補者体験が鍵に
再応募したいと思う理由は、「選考時の印象がよかった」(47.9%)、「自分のことをよく分かってくれているから」(47.9%)、「機会があればまた受けたいと思っているから」(29.2%)となっている。候補者体験が鍵になると明らかになった。
<「再応募したいと思う理由」に関するフリーコメント>
・会社の雰囲気が良かったから
・ある程度知った上で話してくれていると思うので、時間の短縮にもつながると思うから
・せっかく、オファーしてくれるのであれば、再応募したいと考えます
・迷って決断した所ですので、オファーがあると再検討するのも良いと思います
・今の会社かとても悩んでお断りしたので、チャンスがあればまた話を伺いたい
4.実際に再応募する要素としては、「タイミング」、「想定している仕事内容」、「年収」の影響が大きい
再応募につながる要素としては、「タイミング」(49.4%)、「スカウトの仕事内容」(44.5%)、「スカウトの年収」(39.7%)が大きいと回答しており、なぜ今連絡したかが明確であり、候補者にとってメリットのある内容が求められる。企業が戦略的にタレントを獲得するためには、継続的に候補者とコンタクトをとることで、タイミングを見極めてスカウトすることが重要になる。
<調査概要>
・調査期間:2022年4月11日~2022年4月12日
・調査対象:従業員数30人~1000人以上の会社で働く会社員で転職経験が1回以上ある人
・有効回答数:506名
・調査方法:インターネット調査
・調査主体:株式会社MyRefer
出典元:株式会社MyRefer
構成/こじへい