仕事辞めたい病の克服法
仕事辞めたい病を克服する方法には、さまざまなものがあります。平穏な気持ちを取り戻すために、どのような克服法があるのかチェックし実践してみましょう。
休息をとる
仕事辞めたい病だと感じたなら、まずはしっかりと休んで心身ともにリフレッシュすることが重要です。仕事が忙しく疲れ切った状態では、自分の気持ちにしっかりと向き合えません。
疲れが蓄積してくると、判断力も鈍ります。思い切って有給休暇を利用して、長期休暇をとってみるのも手です。場合によっては休職も視野に入れましょう。仕事から離れて『自分を客観的に見つめる時間』を作ることが大事です。
自分の気持ちと向き合った結果、辞める以外の考えが浮かぶ場合もあります。できれば、気持ちに余裕が出てくるまでじっくりと休暇をとりましょう。
仕事だと割り切る
職場で何か嫌なことがあったときや絶望してしまったときは、「仕事だ」と割り切るのも一つの考え方です。仕事をしたくない気持ちが高まったときに、『給料を得るためには仕方がない』と思えば気持ちが楽になることもあります。
仕事辞めたい病は『職場の人間関係』が大きく関わっていることが多いものですが、どんな場所でも人が集まる限り多少は人間関係のもめ事があります。
人間関係への理想が高すぎると、職場が変わってもまた同様の悩みが出てくるでしょう。何事もないように思える職場でも異動や退職などで人員配置が変わった途端に、何らかの問題が起こるケースは珍しくありません。
環境だけでなく、自分の気持ちの持ち様にも問題が潜んでいる場合は、職場を変えてもまた同じ結果にならないとも限りません。仕事だと割り切れる柔軟さを持った方が働きやすくなります。
周囲に相談する
どんな悩みも人に相談すると気持ちが楽になりやすいものです。信頼できる人に話を聞いてもらうのもよいでしょう。アドバイスをもらうのが目的ではなく『話を聞いてくれる人がいる』と感じて、前向きな心境になれることが重要です。
1人で思い悩んでいると、答えが出ずに考えが堂々巡りになってしまいますが、思い切って人に打ち明けてみると問題を客観視できることもあります。
案外まわりの人も似たような悩みを経験していることがあるものです。人の話に耳を傾けると、「自分1人が悩んでいるわけではないのだ」と感じられ、気持ちが楽になるかもしれません。
転職も視野に入れよう
仕事辞めたい病のまま働き続けるのは苦しいものです。克服方法を試してもどうにもならない場合は、やはり転職も視野に入れましょう。後悔がないように、転職前にやるべきこともあわせて紹介します。
辞めたい理由を明らかにする
仕事辞めたい病になると今すぐにでも辞めたい気持ちが強くなりますが、結論を急ごうとせずに『辞めたい理由』をはっきりとさせることから始めましょう。
まずは、辞めたいと感じる不満の理由を紙に全て書き出し、強く不満に感じる順に並べます。すると、辞めたい理由がはっきりするでしょう。人間関係が原因なら、「仕事だと割り切れないか」「接し方を変えられないか」など、できそうな対策も書き出してみましょう。
「ミスが多い」「役に立てていない気がする」など、自分の能力に関することが問題なら、自分に足りないものは何かを掘り下げスキルアップを目指す方法もあります。
仕事を辞めれば収入が不安になりますし、すぐに新しい仕事が見つかるとは限りません。辞めるのは最後の手段と考え、やはり辞めたい気持ちを克服する方法から試してみるのが得策です。
理由次第では異動や転職を
仕事を辞めたい理由を全て挙げた結果、『労働条件の悪さ』や『仕事内容が自分に合っていない』などの理由がメインの場合、自分でできる対策には限りがあります。
工夫してもどうにもならないと判断した場合、異動を申し出たり上司に相談したりしてみましょう。異動の希望は簡単に通るとは限りませんが、上司に相談することで改善への道を探りやすくなるケースは少なくありません。
やるべきことに全て取り組んだ上で、どうしても転職の必要があると感じるなら転職を視野に入れましょう。自分の適性に合った業界に巡り会えば、転職後にうまくいく可能性があります。
構成/編集部