絡み酒をする人の心理
絡み酒をする人は、どのようなことを考えているのでしょうか?絡み酒をする人が抱えている三つの心理を見ていきましょう。
プライドが高くて他人を見下している
怒り上戸タイプの人は、温厚そうに見えても実はプライドが高く、心の中では他人を見下しています。自分には甘い反面、他人には厳しい目を持っているのも特徴です。
いつもは理性で自己中心的な性格を抑えているので、優しい上司として慕われている場合もあるでしょう。しかし、温厚そうに振る舞いながらも、人の弱点やミスをしっかりとチェックしています。
お酒に酔った勢いで、ターゲットにした相手に上から目線の説教を始め、自分のプライドを満たすのです。
日頃のうっぷんを発散
お酒を飲んで気が大きくなり、日々の生活で抱え込んだストレスを発散していることも考えられます。普段は大人しい人が、お酒に酔っていつもは口にしないような暴言を吐くこともあるでしょう。
気が弱い人や感情表現が苦手な人は、不満があっても言い出せずに我慢しているものです。お酒を飲んで強気になることで不満があふれ出し、日頃は言えない意見や考えを延々と語り出すケースも少なくありません。
人から注目されたい
絡み酒をする人の多くは、常に「人から注目されたい」と思っています。しかし、自己アピールが苦手なため、目立ちたがり屋な性格を押し込めて冷静沈着な態度を装っているのです。
このような場合、お酒に酔うと「目立ちたい」という本心が顔を出し、空気を読まない発言や自慢話をして周囲の気を引こうとします。また、好意を抱いている相手から注目されるために、絡み酒をするケースもあるでしょう。普段は緊張して話しかけられない異性に、お酒の力を借りてアピールしていると推察できます。
「絡み酒」をうまくかわす方法は?
絡み酒をする人がいると分かっていても、参加しなくてはならない飲み会もあるでしょう。不快な思いを最小限にとどめるために、絡み酒をされたときの対処法を三つ紹介します。
相手から離れた席に座る
事前に絡み酒をすることを知っている場合は、相手から離れた席に座るのがベターです。絡み酒をする人のほとんどは泥酔状態になっているため、遠くに座っている人の所に行ってまで絡むことはまずないでしょう。
隣で飲んでいる最中に絡み酒が始まったときには、トイレや友人からの電話などを理由にして席を離れるのがベターです。「説教中に離れても大丈夫なの?」と不安な人もいるでしょう。しかし、絡み酒をする人にとって絡む相手は誰でもよいケースがほとんどです。近くにいる限り絡まれ続けるため、理由をつけてその場を離れるのがポイントです。
飲むお店を変える
延々と繰り広げられる絡み酒をやめさせるためには、思い切って飲んでいるお店を変えましょう。次の店に移動する間に、外の冷たい空気に触れて酔いがさめる可能性もあります。じっくり座ってお酒を飲まないカラオケやボーリングなどを、2次会の場所に選ぶのも一つの方法です。
どうしても動きたがらない場合には、アルコールを注文するふりをして店員に水やお茶を頼むのもよいでしょう。絡み酒をする人の態度を悪化させないためには、なるべくお酒を飲ませないようにするのも重要です。
飲み会を早めに切り上げる
絡み酒をする人がいると、高い確率で飲み会の雰囲気が悪くなります。絡み酒がヒートアップしそうになったら、「そろそろお開きにしましょう」と言って、飲み会を終了させるのも一つの方法です。
絡み酒が始まるのは、ある程度お酒が進んだ中盤から終盤にかけてが多くなります。一度始まった絡み酒をやめさせることは難しいため、飲み会自体をお開きにしてしまうのです。絡み酒をする人が飲み会のメンバーにいる場合は、あらかじめ時間制の店を選んでおくのもよいでしょう。
とはいえ、久しぶりに会った仲間との飲み会だと「まだまだ飲み足りない」と思うこともあるでしょう。そのような場合は、全体の飲み会を終了して絡み酒をする人を帰らせてから、別の店で改めて飲み直すのがおすすめです。
構成/編集部