■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
(写真はイメージです。本文とは関係ありません)
オヤジナリティー ★★★
家計貢献度 ★★★
エルドラ度 ★★★
コロナ対策度 ★★
昼から呑める食堂ってあるじゃん!オレ、あのジャンルが大好きなんですよ。
そんな“呑める食堂”界でも首都圏の御三家といえば、オレの地元・新丸子の『S食堂(仮名)』、川崎駅近くの『Mホール(仮名)』、そして清瀬の『M食堂(仮名)』あたりだと思っていた。
ところが!!そんなオレが思ってた御三家を超えかねない……いや!個人的には御三家を飛び越えて一気に王者に君臨する呑める食堂に行ってきた!!
場所は江戸川区船堀駅近く。その名も『H家(仮名)』だ!
店頭の暖簾からして、藍地に白く染め抜かれた店名の上にこう書いてある。
『食べ処 飲み処』
この時点で、食堂だけど“呑むもまたよし”というお店の優しさがヒシヒシと見て取れる。ほら初めて行く食堂って、店入ってみないと、呑んでもOKなのか、酒呑んでると肩身狭い感じなのか、判断つきかねる時もあるじゃない。
まぁなんとなく雰囲気って判るっていやぁ判るんですが、こう書いてくれると雰囲気から「どっちだ?」と推察する必要がない。
それどころか、その横の看板にいたっては、
『食べてらっしゃい!呑んでらっしゃい!』
と、どストレートに呑むの大歓迎的文言が書いてありまして、ましてや暖簾は“飲”っていう漢字が、こちらではより一層ガブ呑み感のある、オレも普段使っている“呑”になっとりまして、こりゃもう堂々と呑み目的で昼の2時から入店させていただきました。
店内に入ると、いきなり感動しますよ。すぐ左手に大きな棚&冷蔵ケースがありまして、そこにはすでに出来上がった料理の小鉢だの皿だのがズラズラズラァァァァァァ~と百皿くらい並んどる!
その百皿ってのは全然大げさじゃなくて、後で気付いたんだけど、店頭の張り紙にはしっかり、
『手づくりおかず 100品目から お選びください』
って書いてあんだから。その料理のバラエティーは焼魚だ、揚げ物だ、煮物だ、刺身だ、炒め物だ、お新香だ、食堂だからご飯のオカズになるものから、酒のツマミになるものまで、日本中の料理を集めてきたんじゃないか?ってくらいある。
で、またその料理が全部安い!いくらくらいかってぇと…。