今や老若男女、誰もが視聴していると言っても過言ではないYouTube。では、その中でYouTuberとして収益を得ている人は何割ほどいるのだろうか?
ファストマーケティングは4月12日、事前調査で全国18歳~59歳の男女9,340名、本調査で「YouTubeパートナー認定プログラム」の認定を受けていると回答した男女288名を対象にした「YouTuberに関する実態調査」の結果を発表した。
「YouTubeパートナープログラム」とは特定の条件をクリアすることで、得られる資格。YouTube動画で収益を得る方法は複数あるが、そのうち広告収益についてはパートナープログラムの審査を通らないと受けられない。
個人用のアカウントを所有している人のうち、約1割が「YouTubeへの動画投稿を収入源としている」と回答
10代の3人に2人が個人用のYouTubeアカウントを所有
18歳から59歳の男女に、個人用のYouTubeアカウントを所有しているかと聞いたところ、47.7%が持っていると回答した。年代別で見ると10代(64.9%)、20代(52.7%)、30代(43.7%)、40代(40.6%)、50代(37.6%)となっている。年代が若いほど、アカウント所有率が高いことがわかる。
10人に1人がYouTubeへの動画投稿を収入源のひとつに
個人用のYouTubeアカウントを所有している人のうち、本業・副業問わず、YouTubeへの動画投稿を収入源のひとつにしている人という人は、10.1%だった。
投稿で収入を得ている人の7割が「YouTubeパートナープログラム」の認定者
YouTubeへの動画投稿で収入を得ている人のうち、72.0%が「YouTubeパートナープログラム」の認定を受けていることがわかった。
YouTuberの平均月収は「5,000円~1万円未満」が最多
「YouTubeパートナープログラム」の認定を受けている人に、平均的なYouTuberとしての月収を聞くと、「5,000円~1万円未満」が28.7%と最も多くなった。次いで「1万円~5万円未満」が25.6%、「5,000円未満」が20.7%だった。30万円以上と回答した人は、5.2%となっている。人気が高いYouTuberだが、まとまった金額を稼ぐのは一筋縄ではいかないようだ。
YouTubeのフォロワー数は7割以上が10,000人未満
自分のYouTubeチャンネルのフォロワー数については、「2,000人未満」が26.5%で最多だった。次いで「5,000人~10,000人未満」が25.0%、「2,000人~5,000人未満」が24.7%となった。合計すると76.2%が10,000人未満となった。
ちなみに、上述の平均月収とフォロワー数のクロス集計では、フォロワー数が多い人ほど月収が高い傾向が見受けられた。
<スクリーニング調査概要>
調査対象:全国9,340名の18歳~59歳の男女
調査期間:2022年2月7日~2月14日
調査手法:インターネット調査・ファストマーケティングにて実施
<本調査概要>
調査対象:事前の調査で「YouTubeパートナー認定プログラム」の認定を受けていると回答した男女、288名
調査期間:2022年2月14日~2月14日
調査手法:インターネット調査・ファストマーケティングにて実施
出典元:ファストマーケティング
構成/こじへい