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部下が上司に最も期待するのは「適正な評価」、上司が部下に期待することは?

2022.03.30

人材や働き方の多様化により、重要度が増す“組織マネジメント”。総合人材サービスのパーソルホールディングスでは、そんな組織マネジメントの実態調査を実施し、マネジメントにおける課題や取り組みについてまとめた調査結果を公表した。

評価や役割などで上司と部下の認識にギャップあることが明らかに

まず、自組織における課題については、「業務量に偏りがある」、「人材不足」、「適正な人材配置ができていない」といったことが上位にあがった。

上司が部下の成長を促進することを目的に行なう個人面談、いわゆる1on1ミーティングの頻度については、全体では「半年に1回程度」が最も多く30%を占めた。一方、目標に対する達成度(パフォーマンス)が「とても良い」職場では「週に1回程度」と「月に1回程度」の割合が高く、「とても悪い」職場では「面談はしない」割合がトップとなった。

また、上司・部下の認識ギャップについて調査。部下に対する評価が適切だと思っている上司は53.0%。一方、上司からの評価を適切だと思っている部下は33.8%で、19.2%のギャップがあった。

上司として部下から期待される役割については、第1位に「業務面でのフォロー」、第2位に「適正な評価」があがったが、部下として上司に期待する役割においては順番が逆転し、「適正な評価」が1位となった。

上司として部下に対するキャリア把握ができていると思っている人は、47.8%。一方、部下として上司からのキャリア把握ができていると思う人は27.9%で、19.9%と本調査の上司と部下の認識調査の中で最も大きいギャップがあった。

そのほか、自身のキャリアに関して聞いたところ、キャリアアップを考えている人は約5割。そのうち、自社内でのキャリアアップを考えているのが28.6%に対し、転職など他社でのキャリアアップを検討している人も20.5%程度いることがわかった。なお、キャリアアップを考えている人のうち、キャリアアップのため「独学で勉強する」と回答した人は40.9%となっている。

なお、今回の調査結果を受け、パーソル総合研究所ラーニング事業本部・組織・人材開発支援部長の種部吉泰氏は、次のようにコメントしている。

「さまざまな利点があると昨今多くの企業で取り入れている1on1について、“3か月~半年に1回やっている”という実施頻度は、本来の1on1ではありません。また、上司への期待にある業務面でのフォローについても、部下の成長にとって実は“上司の定期的な業務経験の振り返り機会”が重要であるという点は、あまり知られていません。今回の調査結果は、組織マネジメントに関するさまざまな改善の余地を大いに示唆しています。組織マネジメントの強化に向けて、管理職の“学び直し”策を練る必要があると考えられます」

なお今回の調査は、大企業から中小企業までの管理職および一般職1,000名を対象に、2021年11月26日~28日にインターネットで行なわれた。

関連情報
https://www.persol-group.co.jp/

構成/立原尚子

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