社会人や学生など多くの人が新生活を控える3月は、引越業者の繁忙期と言われている。自分の予定していたスケジュールでは業者を手配できなかった、というケースも稀でなない。
また、転居を考えている人であれば、どの業者に荷物の運搬を任せるべきか迷うこともあるだろう。
そこで今回は、引越(運送)会社の売上高に注目してみた。数多ある引越(運送)会社の中で、最も売上が高いところはいったい、どこなのか?
先日、QuickWorkがこのほど、日本最大級のデータベース「SalesNow DB」のデータを活用した「SalesNow DBレポート」から「売上100億円以上の引越(運送)会社を一覧にしたランキング」を発表したので紹介しよう。
1位の企業の売上高は、2021年3月期で2.08兆円!
調査の結果、売上100億円超の引越(運送)会社は22社に上り、1位は、売上高2.08兆円を誇る「日本通運株式会社」となった。以下、2位は「丸全昭和運輸株式会社」(売上高1211億円)、3位は「株式会社サカイ引越センター」(売上高1033億円)となった(※売上高はいずれも2021年3月期)。
例年、引越においては3月から4月にかけて引越会社への依頼が集中し、特に3月においては他の月と比較してもその数字は突出している。そこで国土交通省では、引越時期の分散に向けて経済団体等を通じて利用者の方々に呼びかけを行うといった活動も実施している。
現在はコロナ禍ということもあり、完全テレワークに働き方を移行する企業が出てくるなど引越をする必要性がないケースも考えられるが、フルフレックスやフルリモートという働き方や働く場所の選択肢も数多く生まれてきており、依然3月に引越が集中する状況は変わりそうにないという推測ができる。
出典元:株式会社QuickWork
構成/こじへい