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世界の革新的な企業TOP100に選ばれた日本企業は何社ある?

2022.02.26

第11回 「Clarivate Top 100 Global Innovators 2022」

クラリベイトは、第11回 「Clarivate Top 100 Global Innovators 2022」を発表した。クラリベイトのデータに基づき、一定の基準を超える卓越した革新性を一貫して実現している、世界のイノベーション・エコシステムの頂点に立つ組織を年に1度選出している。

世界の発明パターンが変化し、その測定方法が進化するにつれて、Top100グローバル・イノベーターも変化した。

本年度のTop100グローバル・イノベーター2022に選出された組織の半数以上(54社)がアジアを拠点としており、世界のイノベーションにおけるアジアの優位性が高まっていることが明らかになった。

本年度の選出においては、過半数をアジアの組織が占めているが、その中で日本企業は35社選出された。台湾は9社、中国と韓国はそれぞれ5社。

本年度のトップ100の中で最も多くの組織が選出された電子機器・コンピューティング分野でアジアの優位性は際立っており、同分野でTop100入りを果たした28社のうち26社がアジアを拠点としている。

また、技術開発が加速するモビリティ分野においては、電子機器・コンピューティング分野に次いで12社の自動車関連企業など多くのイノベーターが輩出された。化学薬品・材料の分野も昨年の7社から10社へと選出企業が増加している。

Top100グローバル・イノベーター2022の概要

Top100グローバル・イノベーター2022の主な結果は以下のとおり。

・今回のTop100グローバル・イノベーターには12の国と地域が選出されており、最多選出国は、日本(35社)、次いで米国(18社)、台湾とドイツ(各9社)、フランス(8社)、中国と韓国(各5社)となっている。

・2020年 および 2021年のInnovators to Watchレポートで予測されていた企業であるGeneral MotorsやHyundaiを含む自動車関連企業の数が2021年の6社から本年度は12社と、2倍に増加。 Ford、Volkswagen、Kia Motorsのほか、11回目の受賞となる本田技研工業とトヨタ自動車も選出されている。

・航空宇宙・防衛関連企業数も2倍に増加し、Rolls-Royceがこの分野に新たに加わり、更にはSafranやAirbusなどの欧州企業が返り咲いた。

・AU Optronics、Delta Electronics、WistronなどのInnovators to Watch選出企業、そして再びリストに戻ったTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)とMediaTek、更に初選出となったRealtek Semiconductorsなど台湾を拠点とする電子機器メーカーや半導体メーカーが注目を集めている。

・中国では、2021年のInnovators to Watch選出企業であるeコマース大手のAlibabaと、アフィリエイトやデジタル決済の大手であるAnt Groupが初選出された。

・今回のリストには、台湾のIndustrial Technology Research institute(ITRI)、フランスのAlternative Energies and Atomic Energy Commission(CEA)とNational Centre for Scientific Research (CNRS)の3つの国立研究機関も選出されている。

クラリベイトのチーフプロダクトオフィサー(CPO)、Gordon Samson氏は次のように述べている。

「今日の世界の発明活動は、初めてTop100グローバル・イノベーターを発表した10年前に比べると、はるかに高いレベルで、多様かつ複雑になっています。Top100グローバル・イノベーター2022を受賞した組織は、卓越したイノベーションを実証しています。世界に新たな価値と創意をもたらす能力や一貫性、創造性を備えていることで選出された企業・組織の皆様に、心よりお祝い申しあげます。」

今後のイノベーションの方向性

今後4年間で特許発明のほぼ3分の1が公開され 、世界のイノベーションのペースが大幅に加速する可能性が高いことが、Top100グローバル・イノベーター2022の指標や評価から得られた現在のトレンドから明らかになった。

このような革新的な思考を持つ企業が最も多いのは、通信と産業システム分野、次いで自動車分野となる。

トップ1000の概要

分析範囲を上位1000までの組織に広げた結果、その国・地域・産業別の特徴が見られた。

・GE、LG、日立、Siemensなどの大手コングロマリットではイノベーション力の強さとその規模の大きさが実証された。

・トップ1000において、平均ランクが最も高いのは欧州のイノベーターだった。

・研究分野に注力する学術研究・開発機関が大規模な開発を行なう一方、発明の実用化・商業化については産業に頼っている。

Gordon Samson氏は次のように述べている。

「今日のイノベーターは、急速に進化する現代のイノベーションの世界で成功するために、エコシステムとその影響をよりよく理解できる技術とデータを必要としています。クラリベイトでは、規模を問わずあらゆるイノベーターにガイダンスと明確性を提供しています。最先端の知識を取り入れ前進させながら、あらゆる人にとってより良い未来を築くための取り組みを続けているイノベーターに敬意を表します。」

日本企業 35 社(英文社名のアルファベット順、右列は日本語の正式名称)

 

関連情報:https://clarivate.com/ja/top-100-global-innovators/

構成/DIME編集部

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