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意外と多い「週休3日制」に反対の声とその理由

2022.02.10

7割超が賛成も給与減るなら反対 選択的に賛否両論の声

コロナ禍で価値観やライフスタイルも大きく変化する中、社会人の働き方も自由度が高まる傾向に。この時流に一部の大手企業が「週休3日制」の導入を始める一方、週休3日制を導入することで給与減額や1日あたりの労働時間の増加などが関係することから今後の動向が注目される。

こういった背景からJob総研では、667人の社会人男女を対象に”男女別”及び”年代別”の週休3日制の賛否、給与減額や1日あたりの労働時間の増加など条件付きの賛否、またその賛否の理由について「週休3日制に関する調査」を実施した。

週休3日制の賛否

週休3日制の賛否については、「賛成」50.2%と「やや賛成」24.7%を合算して、74.9%が賛成派の回答をした。また反対派は全体の14.0%で、内訳は「反対」8.8%、「やや反対」5.2%の回答結果に。「どちらでもない」は11.1%だった。

男女別・年代別の賛否

賛否の回答者を男女別に見ると、男性の回答者の内賛成と回答している率は74.2%で、女性は75.7%とほとんど差がなく、反対派の回答では男性が15.8%、女性が10.4%と若干男性が多い結果になった。

また、年代別で見ていくと、賛成派回答20代が83.2%、30代が77.7%、40代が65.4%、50代が71.9%という回答結果になり、40代の賛成派が最も低くなる一方、反対派回答は20代が9.2%、30代が9.9%、40代が20.7%、50代が21.1%と、年代が上がるごとに反対派回答が多くなる結果に。

※詳細は別紙の「週休3日制に関する調査 報告書」をご参照ください(※2)

条件付きでの賛否

条件付きで週休3日の賛否を見ていくと、週休3日制導入にあたり「1日あたりの労働時間が増加する場合」の賛成は61.3%で、反対派は30.5%の回答結果に。また「給与が減額する場合」の賛成回答は大きく減少し32.5%で、反対回答は過半数を超える56.3%という回答結果になった。

条件付き賛否の年代別

「1日あたりの労働時間が増える場合」の”賛成回答”では、20代が最多回答で66.0%、次いで30代が65.4%、40代が53.8%、50代が53.6%という回答結果に。また、「給与が減額する場合」の賛成回答でも、20代が最多回答の37.5%、次いで30代が33.0%、40代が29.9%、50代が15.8%と、どちらも年代が上がるごとに賛成意見が減る傾向が見られた。

※詳細は別紙の「週休3日制に関する調査 報告書」をご参照ください(※2)

賛成派の理由

週休3日制の賛否で「賛成」「やや賛成」と回答した方の賛成理由では、「プライベートの充実や自由時間が増加するから」が84.2%で最多回答になり、次いで「スキルアップの勉強時間を確保できるから」45.1%、「副業がしやすくなるから」44.9%が上位3つの回答結果になった。

反対派の理由

週休3日制の賛否で「反対」「やや反対」と回答した方の反対理由では、「給与が減少する可能性があるから」が最多回答の62.0%で、次いで「業務が停滞する可能性があるから」42.4%、「1日あたりの労働時間が増加する可能性があるから」31.5%が上位3つの回答結果になった。

調査概要

調査対象者    :全国 / 男女 / 20~69歳

調査条件     :1年以内~10年以上勤務している社会人

          20人~1000人以上規模の会社に所属

調査期間     :2021年12月24日~1月4日

サンプル数    :667

調査方法     :インターネット調査

構成/ino.

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