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お酒の席で使われる「上戸」ってどんな意味?

2022.03.04

お酒の席で、『泣き上戸』『笑い上戸』などの言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。『上戸』とは何を意味しているのでしょうか?言葉の意味や、上戸の種類について解説します。『〜上戸』と言われたときに、予防法はあるのかも見ていきましょう。

上戸の意味とは

『上戸(じょうご)』という言葉の意味をきちんと説明できる人は、意外と少ないのではないでしょうか?『上戸』単体で使うときの意味と、お酒の酔い方を表す使い方を解説します。

本来の意味は「お酒好きや量を飲める人」

『上戸』には、『お酒好きな人』や『お酒をたくさん飲める人』という意味があります。

『上戸』単体で耳にすることは少ないかもしれませんが、上戸の反対語である『下戸(げこ)』という言葉を聞くシーンは多いでしょう。『下戸』は上戸とは反対に、『お酒が苦手な人』または『お酒を飲めない人』を意味します。

上戸と下戸の由来には諸説あり、その一つに日本古来の階級が由来とされる説があります。律令制のあった時代には家に大戸・上戸・中戸・下戸といった階級があり、その格が語源となったというものです。

婚礼の際にはお酒がふるまわれますが、階級によってその量は変化していました。上戸にはたくさんのお酒がふるまわれ、下戸は少なかったということから、現在用いられている意味が定着していったと考えられています。

お酒の酔い方を表すケースも

上戸には『泣き上戸』『笑い上戸』など、酔い方を意味する使い方があります。この場合『お酒に酔ったときの癖』を意味するため、飲んでいるお酒の量は無関係です。

『上戸』の前に付いている言葉が、その人が飲んだときの癖を意味します。泣き上戸であれば、『お酒を飲むと泣く癖がある』という意味です。

使われるシーンによっては、お酒を飲んでいないときの癖を表すこともあります。例えば、笑い上戸はお酒の席で使われるだけでなく、日常生活で使うと『普段からよく笑う人』を指して言うことのも一般的です。

お酒の酔い方による主な「上戸」の種類

(出典) photo-ac.com

お酒の酔い方によって、上戸にはいくつかのパターンがあります。よくある『〜上戸』の種類や、それぞれの特徴を見ていきましょう。

泣き上戸

『泣き上戸』は、『お酒を飲んだときに泣いてしまう癖がある人』です。一緒に飲んでいる人がいれば、その人に泣きついてしまう人も多いでしょう。

普段から『寂しい』『ストレスが多い』と感じていると、お酒を飲んだときに感情が出てしまうことがあります。

もともと感受性が豊かな人も、泣き上戸になりやすいといえるでしょう。もし「あなたは泣き上戸だね」と言われたなら、覚えていなくても飲んだときに相手の前で泣いてしまったのかもしれません。

笑い上戸

『笑い上戸』は、『お酒を飲むと陽気に笑う癖がある人』のことです。普段あまり笑わない人がお酒の席でだけ楽しそうにしていると、笑い上戸と言われることがあるでしょう。

笑い上戸の人は、まわりの人から見ると面白くないことでも楽しそうに笑います。普段から明るい性格の人だけでなく、普段はおとなしく感情を表に出さない人もいるでしょう。どちらの場合も、お酒を飲むことによって感情の動きが大きくなっていると考えられます。

怒り上戸

『お酒を飲むといら立ちや怒りを出す癖がある人』が、怒り上戸です。普段はあまり口に出さないことでも、お酒を飲んでいると文句を言ってしまうケースがあります。

怒り上戸の人は、普段から周囲の気になる出来事やよくない行動を注意できず、飲み込んでいる可能性があります。お酒を飲んだときに、勢いでそれらを指摘してしまう場合があるでしょう。

もともと正義感が強く真面目な人も、お酒の席での無礼講が気になり、怒り上戸のような行動をすることがあるかもしれません。

空上戸

『空上戸(そらじょうご)』または『盗人上戸(ぬすびとじょうご)』は、お酒を飲んでも顔色や雰囲気が変わらない人のことです。お酒好きでたくさん飲んでいるのに、まわりから見ると飲んでいると分からないタイプを指します。

お酒を飲んでもほとんど様子が変わらず、酒豪の人が多いといえるでしょう。周囲から見て普段と全く同じ様子でお酒を飲んでいると、『空上戸』や『盗人上戸』と言われるかもしれません。

なお、盗人上戸は『お酒好きでありながら甘党でもある人』を指す場合もあります。

「〜上戸」を防ぐ方法はある?

(出典) photo-ac.com

お酒の酔い方によっては、周囲を困らせてしまうことも考えられます。普段と性格が変わってしまい、自制が難しいときには予防を心掛けましょう。具体的にどのような予防法があるのでしょうか?

お酒は適量を心掛ける

お酒を飲みすぎると、自制心を失ってしまう可能性があります。よくない酔い方を指摘されたときは、自分の適量を知ることから始めましょう。

一緒に飲んでいた人から指摘された事柄に心当たりがない場合は、忘れてしまうほど飲んでいるのかもしれません。飲みすぎによるお酒の癖は、酒量を減らすことで予防につながります。

また、お酒を飲むときは、意識して水も飲むようにすると効果的です。酔いすぎないよう自分でコントロールすることができれば、お酒とも上手に付き合いやすくなるでしょう。

ストレスをため込まないようにする

ストレスは、お酒を飲んだときの行動に関係すると考えられています。数あるストレスの原因としては、『普段から自分の気持ちを言わずにため込む』ことが挙げられます。

泣き上戸や怒り上戸は、普段は出せない感情がお酒によって表面化しているケースも少なくありません。普段から心に引っかかる悩みや不満がある人は、吐き出せる場所を作っておきましょう。

信頼できる人には気持ちを正直に伝える・日常生活でストレスを逃がすなど、お酒の席以外での行動を見直すことが大切です。ストレスの発散をお酒に頼らないようになれば、悪い酒癖の予防につながります。

構成/編集部

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