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2022年卒の傾向は?新入社員の入社前に上司が準備しておくべきこと

2022.01.27

4月から、また新入社員がやってくる。今年はどんな新卒が来るのか、楽しみな反面、不安に感じているビジネスパーソンもいるのではないだろうか。彼らの上司や先輩の立場になる身としては、近年の彼らの傾向は押さえておきたいところだ、

今回は、リクルートマネジメントソリューションズが発表した「大学生の就職活動調査2021」の結果から、4月入社の新卒社員の傾向と対応策を研究員に聞いた。

2022年卒の特徴とは?

今回の調査結果から、まずは2022年卒の特徴を押さえておこう。主任研究員の飯塚彩氏と研究員の角田瑞樹氏が解説する。

【取材協力】

飯塚 彩(いいづか・あや)氏
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 主任研究員
面接者・リクルーターを対象とする採用関連トレーニング(年間300件超実施)の開発・統括を10年以上担当。マネジメント支援ツール「INSIDES」の開発を行うなかで、組織における対話の手法の開発にも携わる。

角田 瑞樹(つのだ・みずき)氏
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 研究員
人材紹介事業において企業の採用活動を支援、採用人数500名以上の大規模プロジェクトにも携わる。その後、企業の採用や人材定着施策などに関するサービス開発、コンサルティングに従事。現在は、企業の面接者やリクルーター向けに研修を提供。

●説明会や面接が非対面で参加の障壁が下がる

2022卒の学生の87.2%が、WEB面接を経験しており、最終面接がWEBだったという人も63.6%に上る。

「2022年卒の大きな特徴は、採用・就職活動のほぼ全期間がコロナ禍の影響を受けたということです。インターンシップ、説明会、面接等が非対面で行われたため、学生にとっては参加の障壁が下がりました。エントリー社数などの活動量は、ここ数年と比較して増加しました」

●志望度に影響を与えた要素に変化

企業との直接接点が企業理解・志望度の向上に大きく影響することは、過去調査と変わらない結果となった。一方で、非対面の選考の増加により、社風や社員の魅力が意思決定の要因となる比率は低下した。

「企業と対面で接触する機会が減少したことで、志望度に影響を与えた要素に変化が見られました。『自分にとって魅力的な社員に出会えた』『接点のあった社員にお世話になった』という人は減り、情報量の多さや、『選考がスピーティーに進んだ』『自分自身のために十分な時間を割いてくれた』といったことで志望度が上がったという人が増加しました。今回の調査からは、『一個人として大事にされていると感じられるかどうか』が企業に対する印象を大きく左右すること、そのことを採用選考のあらゆる場面で敏感に感じ取っていることがうかがえました」

●「成長」の基盤として「安定」や「協調・親和」を求める傾向は続く

「学生が仕事に求めるものは、2017年以来『安定』『成長』『貢献』がTOP3ですが、中でも、『成長』の選択率は前年から4.6ポイント伸びています。そのかたわら、『堅実』の選択率は過去5年間低下し続けており、こつこつとやっていれば安心あるいは成長できるとは思えない、というメンタリティが垣間見えます。

また、働くうえで重視したい社風は、『創造・開拓』『競争・自律』『協調・親和』『完遂・探求』の4つのカテゴリのうち『協調・親和』に対する志向が年々強まっています。

このように『成長』の基盤として『安定』や『協調・親和』を求めるというのが昨今の特徴といえるでしょう」

2022年卒の入社後に起き得ることと対応策

今回の調査結果を受け、今年4月から新卒社員を迎え入れる30~40代ビジネスパーソンが知っておきたい、入社後に起き得ることを確認しておこう。そして、それぞれに対する上司の対応策を実施しよう。

1.リモートワークにより社員や社風の理解にばらつきが生じる

「社内にどのような社員がいるかということや、社風に対する理解にばらつきが生じる可能性があります。入社後、リモートワークが続くと、この状態は長引き、潜在化しやすくなります。その結果、周囲が気づかないうちに会社や業務に対するコミットメントの低下が生じる恐れがあります」

●対応策

「社員や社風の理解に欠かせないのが『ストーリーを知る』ということです。どんな経験を持つ人が集まっているのか、日々何を感じたり考えたりしながら仕事に取り組んでいるのか、組織としてどのような歴史を歩み、これからどのような方向に進んでいくのか。そうしたことに触れるということです。

『組織としてコロナ禍をどのように過ごしてきたか、今後どうしていきたいと考えているか』といった話をすると、新人の方にもイメージがつきやすいかもしれません」

2.「自分を大事にしてくれているか」の感覚が強まる

「『職場や会社が自分を大事にしてくれるかどうかが重要』という感覚は今後も強まるでしょう。先の調査結果にもあらわれているように、非対面の接点が主となるコミュニケーションでは、些細なことが自己尊重の感情に関わります。周囲との関係性ができていない状態ではなおさらです。この点もリモートワークが続く場合には特に注意が必要です」

●対応策

「先ほど、組織のストーリーを語るということを挙げましたが、新人のストーリーを知ることも重要です。早い段階でじっくり会話する時間をとり、どんな経験をしてきたか、どんな特徴を持っているかなどをきいてみましょう。ポイントは『何をしてきたか』という事実情報に加え『なぜそうしてきたか』まで掘り下げて聞くことです。

こうした会話は、新人にとっては『自分をわかろうとしてくれている』という信頼感につながり、上司にとっては、どのように接するとモチベーションが高まるか、あるいはストレスになりそうかといった見立てがつきやすくなります」

3.成長感を持てない・キャリアに悩む

「成長感を持てず悶々としたり、キャリアに悩んだりする可能性があります。

2022年卒の学生は、2年生の終わり頃からコロナ禍を経験しています。その影響で、学業、アルバイト、留学、サークル活動に思うように取り組めなかった人も多くいます。先に挙げた調査結果で『成長』の選択率が伸びている背景にも、こうしたことが関わっているかもしれません。入社後においても、成長やキャリア構築に対する不安や焦り、あるいは期待を過度に助長する要因となるかもしれません」

●対応策

「『成長』や『キャリア』に対する考えについても、新人と会話することをおすすめします。新人は、職場の上司や先輩と何を話せばよいかを知りません。早い段階で成長やキャリアについて話題にしておくことで、そうした事柄も一人で悩まず相談できるのだということが伝わります。上司としては、新人と継続的に会話をしていくための初期情報を得ることができます。過度な焦りや不安を抱いている様子であれば、適切な情報提供やアドバイスを行いましょう」

これから、2022年卒の新入社員に直接関わる立場の上司や先輩社員も多いのではないだろうか。その関わりの際には、ぜひ気に留めておきたい。

出典:リクルートマネジメントソリューションズ「大学生の就職活動調査2021」

取材・文/石原亜香利


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