社会人として働く以上、仕事の悩みは尽きない。その悩みを解決するためにどのような手段が講じられているのだろうか?また、コロナ禍によって、仕事の悩みは増えたのだろうか?
そんな「仕事の悩み」に関する意識調査がこのほど、株式会社ライボにより、615人の社会人を対象にして実施された。同調査では、仕事に関する悩みの有無やその内容及び解決手段、さらに、コロナ禍による悩みの変化やその内容などについて調査した。
“仕事上の悩み”の有無と種類
“仕事上の悩み”について全体の66.2%が「ある」と回答し、”悩みの種類”は「職場の人間関係」が最多回答で30.6%、次いで「給与に関すること」が24.7%、「仕事のやりがいに関すること」が21.5%の回答結果になった。
”悩みの有無”について年代別に見ると、50代が76.3%と最も多く、次いで30代の72.3%、40代が67.8%で、最も低かったのは20代の57.4%だった。
“仕事上の悩み”の解決手段は
仕事上で抱える悩みをどのように解決しているかについては、「家族や身近な知人への相談」が半数以上の52.4%と最も多く、次いで「職場の人への相談」が33.5%、「情報収集」が24.2%という回答結果になった。
コロナ禍で“仕事上の悩み”に変化はあったか
コロナ禍が影響した“仕事上の悩みの増減”について聞いたところ、「増えた」22.9%と「やや増えた」26.3%で合算した49.2%がコロナ禍で悩みが増えたと回答した。また、32.9%がコロナ禍で悩みの解決手段が変化したと回答し、そのうち39.3%が「家族や身近な知人に相談するようになった」と回答した。
ネット相談サービス利用者のコメント
“悩みの解決手段”で最小回答だったネット(オンライン相談サービス)を活用している方のコメントでは、オンラインだからこそのメリットを挙げている方が多く、悩みによってオンラインとオフラインを分けているという回答が目立った。
・利害関係がないので客観的な意見を広く聞けるメリットがあるのでよく利用している
・年収やお金に関することは知人でも相談しづらいのでネット相談を利用している
・多数の意見や客観的な意見が欲しいときにネットの相談サービスを活用している
■調査まとめ
今回実施した「仕事の悩みに関する調査」では、6割の回答者が仕事上の悩みがあると回答し、年代別では50代が最も多い回答結果になり、「人間関係」と「給与」に関する悩みが半数を占めた。
コロナ禍で仕事上の悩みが増え、またその内容も変化したという回答が少なくなかったことから、コロナ禍による働き方やライフワークなどの変化が少なからず影響していると考えられる。
<調査概要>
調査対象者:全国 / 男女 / 20~69歳
調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人、20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間:2021年12月1日~12月7日
サンプル数:615人
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社ライボ
https://laibo.jp/
構成/こじへい