STEP3 購入手続きをして、対価の仮想通貨を支払う
購入したいNFTが決まったら「今すぐ購入」から手続きを行なう。OpenSeaの手続きが終わると自動でMetaMaskの決済ページが画面上に表示される。購入の手続きはシンプルなので問題ないだろう。しかし、ここで注意したいのが手数料(通称・ガス代)だ。「NFTを購入する=ブロックチェーン上での所有権の移行」ということが内部で行なわれているが、こうしたデータの更新にかかる手数料がガス代と呼ばれている。仮想通貨によってガス代は変わり、かつ常に変動している。NFT自体は数百円分であっても、数千円分のガス代が必要となるケースが多い。
●欲しいNFTを選択して購入を進める
クリエイターのページからNFTを選んで購入することも可能だ。その場合ソート機能から「今すぐ購入」を選択するといい。
●ブロックチェーンのネットワーク手数料を支払う
取引所の口座からウォレットに送金した際の手数料もガス代だが、送金手数料は固定されているので変動を気にすることはない。
OpenSeaには「入札」「購入」の2種類の買い方がある
【入札】
購入希望者がそれぞれ希望価格を出し合うオークション形式。オークション開始前に、自分が購入したい金額を出品者に伝えることもできる。
【購入】
出品者が示す価格で購入するネットショップ形式。入札と異なり必ず取引が成立するので確実にNFTが入手できる。
購入したNFTはOpenSeaの中に保存されている
●MetaMaskには入っていない
MetaMaskはあくまでも仮想通貨のウォレットであってNFTの保管場所ではない。購入したNFTはOpenSeaの自身のアカウントに紐付けて保管されている。
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取材・文/編集部