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DIMEトレンド大賞の選考委員が語る2021年のヒット商品の傾向

2021.12.16

2021年に、話題になったモノ・コトを、読者の投票を反映して表彰する、本誌恒例企画「DIMEトレンド大賞」。34回目を迎えた今年は、大賞候補となる5つの部門賞が選出された。まずは部門賞にノミネートされたモノ・コトから、最終選考委員の4人が、印象に残ったトレンドを語った。

第34回小学館DIMEトレンド大賞選考委員

放送作家・脚本家
小山薫堂さん
10年以上にわたって選考委員を務める。新規性と社会への浸透性、将来性などを重視しながら、その慧眼でトレンドを見極める。

フリーアナウンサー
宇賀なつみさん
選考委員に初登場。家電、日用品、お酒などに強く、デザインや実用性、暮らしとの親和性なども加味してトレンドをウオッチする。

音楽クリエイター
ヒャダインさん
クリエイターの視点でIT・デジタルのトレンドをチェック。エンタメ・カルチャーにも精通し、独自の視点による分析力も冴える。

本誌編集室長
安田典人
数値データをもとに、広くトレンドを見渡す。流行や商品開発の背景にもこだわりながら、ヒットの動向や今後の可能性も読む。

 2021年は、「IT・ビジネス」「家電」「食品、日用品」「ライフスタイル」「エンタメ・カルチャー」の5部門各4候補から、選考委員の4名が部門賞、そして大賞を選考した。

小山 まずIT・ビジネス部門では、ブロックチェーン上で、音楽やアートなどのデジタル作品データの固有権を保証する『NFT』が、今年の象徴だと感じました。

ヒャダイン デジタル作品のコピーには、あきらめの部分がありましたが、デジタルの制作物を鑑定書や所有証明書によって価値づけできるのはとても新しく、ファンダメンタルなことだと思います。
クリエイターとしては、世界がこういった思考回路に進んでほしいですね。

宇賀 NFTアート作品が75億円で落札されたニュースも衝撃的でした。数年後に、2021年を振り返った時、「NFTはここからスタートしたんだ」といわれると思います。

安田 私は『NFT』か、コロナ禍で売り上げが低迷した個人商店などの救世主となった『BASE』かで迷いました。デジタル作品を売ることができる夢のあるビジネスとしての期待値では『NFT』かもしれません。

小山 今年は家電部門が充実していますね。新しい写真撮影スタイルを提案したキヤノンの自動撮影カメラ『PowerShot PICK』は、大手メーカーがクラウドファンディングで資金を集めたことにも時代を感じます。既存の価値観を変えたことでは、J-FUNのホットプレート『abien MAGIC GRILL』を評価したいですね。

宇賀 『abien MAGIC GRILL』は、ホットプレートの「洗うのが大変」「収納の難しさ」「大量の煙」といった問題をすべて解消した画期的な商品です。デザインもスタイリッシュで家食を盛り上げてくれます。一度買おうとしたのですが売り切れで買えませんでした。人気の面でも今年の家電の顔といえそうです。

安田 今年は白物家電に黒を、黒物家電に白を使う、いわば逆転現象が顕著になった1年でもありました。パナソニックの『オーブントースター ビストロ NT-D700』は、漆黒の本体も話題になりました。

宇賀 身の回りでどれぐらい盛り上がったかも審査の基準にしています。その点、食品部門はアサヒビールの『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』が話題になりました。外飲みで生ビールをグイっとできないイライラを何度救ってくれたことか(笑)。フタを全開して、モコモコと泡があがってきた時は感動しました。

安田 『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』はこの泡をつくるために4年以上の月日をかけていますし、同じくノミネートされた丸亀製麺『丸亀うどん弁当』の四角い容器にも創意工夫があります。企業努力の背景も表彰したいですね。

小山 お酒ではありませんが、サントリー『のんある晩酌レモンサワー ノンアルコール』は、ノンアルコールなのにレモンサワーの味をしっかり再現していると脱帽しました。

ヒャダイン イタリアの伝統菓子がトレンド化した『マリトッツォ』は、外せないかと思います。

宇賀 日用品部門の候補では、ドウシシャの『スマートフライパン sutto』を愛用しています。四角いので立てて収納ができ、隅々まで使えるためお肉も1枚多く焼けます。あまりの便利さに、今までなぜ丸だったが疑問さえ感じています。

小山 『スマートフライパン sutto』はアイデアの転換で終わらせず、フライパンの新定番になるほどヒットしたのがすばらしいですよね。

ヒャダイン ボトルをひっくり返さずに使えるP&G『逆さジョイ』はアイデアが好きですね。今後はスタンダードになる予感がします。

安田 この『逆さジョイ』や花王『バスマジックリン エアジェット』は、容器の構造を見直し、使いすぎない工夫が凝らされていることも特徴です。コクヨ『鉛筆シャープ』は、このクオリティーの商品を180円で提供する企業努力も評価できます。

小山 ライフスタイル部門はSDGsかな。航空会社のANAが、機体を軽くするために機内誌をなくすなど、SDGsの概念を軸にビジネス構造が変わってきています。

安田 電力不足による中国の製造工場の操業制限や半導体不足を背景にSDGsは今後ビジネスの大きなキーワードになると思います。

小山 来年はSDGsを軸に、ロスを減らすことを前提に開発された具体的な商品が出てきそうですね。

ヒャダイン コロナによって社会のいろいろな概念が覆ることに抵抗がなくなりました。その意味でSDGsやNFTといった新しい概念が注目されたことは納得できますね。皆が〝エスディージーズ〟と読めるようになり浸透を実感しています。

宇賀 SDGsはニューノーマル元年にふさわしい概念ですね。

ヒャダイン エンタメ・カルチャー部門では、eスポーツ要素もある任天堂、テンセントゲームズの『Pokémon UNITE』はかなりやり込みました(笑)。Cygames『ウマ娘 プリティーダービー』は、これだけポリコレの厳しい時代に、女性キャラを馬にすることで上手に切り抜けたこともうまいと思います。

小山 『ウマ娘』かスタジオカラーの『シン・エヴァンゲリオン劇場版』か、年代によって支持が割れるんじゃないかな。

安田 劇場に足を運びにくいコロナ禍で『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の興行収入100億円はすごいことですよね。

「家にいる時間を豊かに過ごすためにお金を使う時代になりました」

「企業努力や開発者の創意工夫を実感する商品が目立ちました」

「あとで振り返った時に2021年を思い出せるトレンドが豊富でした」

「コロナ禍をきっかけに常識を覆す概念が生まれた1年でした」

選考基準と過程を振り返る

[Process.1]まずは読者投票から

本誌とWeb上で読者投票を受け付け

9月より、本誌DIMEと、『@DIME』上で今年のトレンド象徴するような商品・サービスを各ジャンルごとに募集。結果、3万1618通が集まった。『マリトッツォ』や『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』など、食品が多く票を獲得した。

応募総数3万1618通!

[Process.2]読者投票をもとに編集部で選考

部門5つと、各部門賞の最終候補を選考

読者投票の結果をすべて集計した後、編集部全員が集まり、半日をかけて選考を行なった。2021年は、「IT・ビジネス」「家電」「食品、日用品」「ライフスタイル」「エンタメ・カルチャー」の5部門を創設。さらに、各部門賞の最終候補4つを選考した。

[Process.3]最終選考会で部門賞が決定!

選考委員4名が集合。部門賞と大賞を決定

第34回トレンド大賞選考委員の4名が全員集合。編集部会議にて決定した5部門各4候補の商品を用意し、編集部が実演しながら選考を行なった。各部門賞を選定し終えた後に、2021年を最も代表するトレンドとなったものを決定した。

2021 第34回小学館DIMEトレンド大賞の結果はこちらから!

12月15日に発表されたトレンド大賞の結果および収録番組をYouTubeにて限定配信中。栄えある2021年の大賞を獲得したのはいったい!?!? そして、あのブレーク芸人も登場……!

配信は終了しました

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取材・文/安藤政弘 撮影/藤岡雅樹、黒石あみ(本誌)

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