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【DIMEトレンド大賞2021】ITビジネス部門賞はインターネットの世界を大きく変えるデジタル資産の権利証「NFT」

2021.12.23PR

1986年に創刊したビジネストレンドマガジン「DIME」の恒例企画「2021 第34回 小学館DIMEトレンド大賞」がついに決定しました!

その年を象徴するヒット商品や話題を集めたサービス、人物や団体、これからブレークがう予想されるモノ、コト、ヒトなどを表彰するこの賞も、今年で34回目を迎えます。トレンドをキャッチアップし続けてきた「DIME」が選んだ、今年を代表するヒット商品に選ばれたのは果たして!?

雑誌「DIME」、WEB「@DIME」やSNSで3万1618票の読者投票をもとに、編集部員、そして最終選考委員4名(小山薫堂氏、ヒャダイン氏、宇賀なつみ氏、安田典人DIME編集室長)により選ばれたヒット商品をまとめて発表。昨年に続き、今年もYouTubeでその詳細を配信中です。ぜひ、ご覧ください。

配信は終了しました

DIMEトレンド大賞2021【ITビジネス部門賞】数十億円、数千万円規模でのデジタルアート作品の落札が続出!『NFT』

デジタルデータの活用を促進するNFTの仕組み

NFTのデータ記録の仕組みは仮想通貨と同じ。つまり、インターネット上に価値(所有権)を記録したデータでしかない。デジタルアートなどの原版データが保存されているURL、または原版データ自体をNFTの中に書き込み、デジタル作品とNFTとを紐付けている。

〝数量限定〟は価値だけでない〝会員権〟としての機能も

上は「CryptoPunks」というNFTアート。古参のNFTとしての高い価値に加え、完全数量限定なので富裕層が集う「ロータリークラブ」の会員証としても機能する。2021年8月には同コンテンツをカード決済大手のVisaも購入した。

放送作家・脚本家
小山薫堂さん
「今後、デジタルデータの管理はNFTが前提になっていく気がします。権利を獲得したタイミングも明確になるのも今までとは異なる点ですね。」

データの売買を大きく変える!作品のデジタル権利証

NFT(Non-Fungible-Tokenの略)とは、仮想通貨と同じブロックチェーン技術を使って実現した、新しいデジタル資産である。その機能を端的にいえば「デジタル権利証」だ。

NFT化の対象になるデジタルアート作品などのデータは、基本的にコピーし放題である。そのために価値を見いだすことが難しかったが、ブロックチェーン技術がそれを一変。2021年3月、海外のデジタルアート作品に約75億円の値が付き、話題になったのは記憶に新しい。

これに注目したクリエイターや企業は作品を続々とNFT化。一攫千金を狙う投資家がNFT化したデジタルコンテンツを〝青田買い〟したことが重なり、前述のようなアート作品の高騰が起こっている。

日本人の例では、VR空間に3Dアートを描く、せきぐちあいみ氏のNFT作品の価格が1000万円単位に。アーティストとして活動する草野絵美さんの長男が、今年、小学校3年生の夏休みの自由研究で作ったドット絵イラストのNFTは、100万円単位で取引されている。

今後も、国内外でさらなる市場拡大が続くことになるだろう。

2021年のヒット商品、2022年のヒット予測を総まとめ!付録も豪華な年末年始の特大号が発売中!

12月16日発売の雑誌「DIME」最新号でも、今年の受賞ラインアップの紹介のほか、ヒットに至った秘密、舞台裏、2022年に流行りそうなものまで盛りだくさんに掲載!

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『DIME MONEYシリーズ』第3弾のテーマは、いま大注目の「NFT」と「DeFi」です! 有名クリエイターがNFTコンテンツを発表したり、DeFi関連の仮想通貨が高騰したり、ニュースやビジネスシーンにおいて「NFT」「DeFi」といった言葉を耳にする機会が増えたと思いませんか? ところが、「NFT」も「DeFi」も、それがどんなもので、何を意味するものなのか、説明できる人は多くありません。これらが普及によって、この先、私たちの生活や仕事はどう変わるのか理解している人もほとんどいないでしょう そこで、ビジネスパーソンに最新のトレンドを届けてきた雑誌「DIME」の編集部が、世の中を変貌させる力を持つ新たなテクノロジーをメリットとデメリットを明確にしながら、わかりやすく解説します!

【参考】https://dime.jp/genre/1267364/

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取材・文/久我吉史、編集部 イラスト/山本さわ

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