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クリエイターと人々を結ぶ架け橋になるか?VRアーティスト・せきぐちあいみさんが考えるNFTの未来

2021.12.05

コピーし放題だったデジタルコンテンツに、新たな価値を持たせられるNFT(Non-Fungible-Token)。仮想通貨(暗号資産)を形作る技術と同じブロックチェーンを使った新しいデジタル資産として、アーティスト、企業、投資家など様々な人々が熱い眼差しを向けている。現在発売中のDIME MONEY NFT&DeFi超入門では、そんなNFTをわかりやすく解説、買い方から売り方まで指南している。

その中で取材させていただいたのが、VRアーティストのせきぐちあいみさん。自身が制作したNFTコンテンツが1300万円(円換算)もの高値で売れて、一躍話題となった。仮想現実(VR)世界で彼女が生み出すVRアート作品は、資産性だけでなく老若男女問わず楽しめるデジタルコンテンツでもある。

なぜ、せきぐちさんはNFTに注目したのか? また、「VRアートとNFTに親和性がある」と考えた背景は何か。「DIME MONEY NFT&DeFi超入門」の中で紹介しきれなかったインタビューを@DIMEオリジナルで紹介する

■VRアーティスト せきぐち あいみさん

■せきぐちさんのVRアート作品

引用元:Alternate dimension 幻想絢爛/OpenSea
“古いストーリーを打ち破り新しい次元の世界に行くというテーマ” をもとに、3DのVR空間で描かれたVRアート作品。せきぐちさんが、はじめてNFT化した作品でもある。

両手で操作するコントローラーを巧みに操りながら、身体全体を動かしてVR空間内に様々な3Dオブジェクトを描き上げる姿は、ライブパフォーマンスとして見ていても楽しい。

NFTはクリエーターフレンドリー

2016年からVRアーティストの活動を始めたせきぐちさんは、NFTがブームなる前、VRアーティストとして作品の良さをどのように人々へ伝えるか。どういった方法で収益を得ればいいのかと、日々思考を巡らせていたという。

「VRアート作品は通常のディスプレイ越しよりも専用のヘッドマウントディスプレイを通してはじめて、作品の全容が分かってもらえるからです」

つまり、二次元ではなく三次元空間内で楽しむ必要があるが、その環境を構築している人がまだまだ少ない一方、どうしたら興味を持ってもらえるだろうか。と、せきぐちさんは、課題認識を持っている。

試行錯誤を重ねる日々の中、「ブロックチェーン技術に明るい人に『VRとNFTとは相性がよいから早く参入したほうがよいよ』と声をかけられ、NFTのことを知りました。VRアーティスト活動の幅を広げる一環で、試しにNFT販売してみようと思いました」(せきぐちさん)と、NFTとの出会いのきっかけを振り返る。

NFTの資産性や将来性に期待する人々が、これらのコンテンツに殺到した2021年、せきぐちさんの知名度が上がると共に、より多くの人々にVRアート作品に興味を持ってもらいたいという課題解決の糸口がつかめたようだ。

また、せきぐちさんは、NFTにはアーティストの経済環境をより良くしてくれる魅力があるとも語る。

「NFTによってデジタルデータが資産に換わるだけでなく、作品が二次流通によって次々と流通していったときに、ロイヤリティーがクリエイターに入ることも大きいです。作品を安く買い叩かれて理不尽思いをすることがなくなり、作品価値が高まるほどに、恩恵も大きくなります」

NFTの基盤技術であるブロックチェーンには「スマートコントラクト」という機能を付加できる。日本語訳では契約の自動化という意味になり、例えば、NFT転売時にアーティストへロイヤリティーを自動で支払う操作をプログラミングしておけるという機能である。つまり、制作した作品が流通すればするほど、経済的な恩恵をアーティストが直接受けられるというわけだ。

VR×NFTの真価を発揮するのは「メタバース」世界でのコンテンツ流通

メタバースとは超越(Meta)と宇宙(Universe)を組み合わせた造語で、インターネット上でリアルタイムにアクセス可能な仮想現実空間(VR空間)を指す。

オンラインでのコミュニケーションが当たり前な今、5Gなどの新技術によって高速通信が可能になったことで、現実世界とさほど変わらないスタイルで、メタバース上でのコミュニケーションが可能になっている。このメタバースとNFTとの親和性が高いとせきぐちさんは説明する。

「メタバース中のデジタル空間で、資産を持ったとき、それが本物でかつ権利を自分が有しているか、他人に売却する時に権利がきちんと移転して対価が支払われるか、という課題があります。この課題を解決してくれるのがNFTです」

NFTには、そのデータ唯一無二、または個数限定であることを証明し、仮想通貨のように、オンライン上での流通がしやすい特徴があるためだ。

「メタバース構築には様々な3Dオブジェクトが必要になります。メタバースの市場が拡大するほどに、VRアートやデジタル彫刻などを作る、新しい仕事が増え、それに伴いNFT資産がますます増えていくでしょう。私も、『クリプト神社』というメタバースコンテンツをはじめ、VRアーティストとして様々なメタバース関連のプロジェクトにチャレンジしています」と将来性に期待を寄せる。

履歴が半永久的に残る仕組みが“悪いことをたくらむ人”を排除する

NFTの流通経路には、詐欺行為で投資家やアーティストをだまそうとする悪質な人もいる。NFTの基盤技術ブロックチェーンでは、そのネットワークに接続するコンピューターたちが、互いにデータを保持し合っている。つまり、中央で秩序を保とうとする管理者が存在していない。一方、一度ブロックチェーンに取引データを記録すると修正・削除できないという特徴がある。

この特徴は、身体に刻んだタトゥーが半永久的に消えない点になぞらえて「デジタル・タトゥー」ということもある。悪いことをしたという記録が、半永久的に残ってしまうのだ。

そのため、せきぐちさんは「仮にNFTを使って悪いことをした場合、その履歴が半永久的に残ります。悪いことを考える人の話もたくさん見聞きしてきましたが、いずれ淘汰されていくでしょう」と話す。

デジタル資産を持つ楽しさも味わってほしい

デジタルコンテンツの制作者、提供者としてNFTの魅力を存分に語ってくれたせきぐちさんは、NFTを購入する側の投資家へ魅力をこう続ける「デジタルであるがゆえ、クリエイターたちが自由な発想で様々なコンテンツをNFT化しています。家に居ながら国境をこえたクリエイターたちともコミュニケーションできるので、本当に欲しいと思えるNFTコンテンツがきっと見つかるはずです」と話す。NFTコンテンツを購入することで、それを制作したクリエイターの応援にもなる。また、クリエイターの知名度が上がれば上がるほど、投資に対するリターンも大きくなる。NFTは、クリエイターと投資家の双方が幸せになれる可能性を秘めているのだ。

取材・文/久我吉史 撮影/関口佳代

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【参考】https://dime.jp/genre/1267364/

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