「自分は不正アクセスの被害に遭うことはないだろう」と思っているそこのあなた。そのGoogleアカウントも、実は悪意を持った第三者に狙われているかもしれません……
総務省の「不正アクセス行為の発生状況」によると、令和元年の不正アクセス行為の認知件数は2960件。前年(平成30年)の認知件数が1486件であったため、徐々にその数を増やしつつあります。
そんな不正アクセスの被害を未然に防ぐには、Googleアカウントなどのセキュリティ強化が大切です。しかし、自分のGoogleアカウントのセキュリティ性が高いかどうかわからない、という方もいるでしょう。
そんな時はGoogleの「セキュリティ診断」を行ってみてはいかがでしょうか。無料かつ簡単にあなたのGoogleアカウントが安全な状態かどうか診断できます。
Googleのセキュリティ診断とは?
Googleのセキュリティ診断とは、アクセスするだけであなたのGoogleアカウントのセキュリティ性を調べ、問題(脆弱性)があれば下のキャプチャ画像のように教えてくれます。
※筆者の場合、スマホの画面ロックの追加を推奨されました。
このようにGoogleアカウントのセキュリティ性を高める、おすすめの設定や方法を診断できるのが「Googleセキュリティ診断」です。
方法はとても簡単。GoogleアカウントにログインしているPCやスマホで、「セキュリティ診断」にアクセスするだけでOK! ぜひ、1度セキュリティ診断を受けてみて、問題があるようであれば対応しましょう。
不正アクセスの被害にあう確率を低くできるでしょう。
Googleのセキュリティ通知はどんな時に届くの?
Googleから届く「セキュリティ通知」は以下のようなケースで届きます。
・新しいスマホやPCなどでログイン、または重要な操作を検知した時
・大量のメールが送信されるなど、怪しいアクティビティが検知された時
・保存したパスワードの表示など、重要な操作をブロックした時
もし、セキュリティ通知に心当たりがない場合は「いいえ、アカウントを保護します」をタップし、未然に不正アクセスの被害を防ぎましょう。
【参照】セキュリティ通知への対応
Googleのセキュリティを強化する「2段階認証プロセス」とは?
Googleアカウント診断で問題が見つかったり、よりGoogleアカウントのセキュリティ性を高めたい場合は、「2段階認証プロセス」を活用しましょう。
2段階認証プロセスを設定すれば、よりGoogleアカウントのセキュリティ性を高めることができます。方法はとても簡単。Googleアカウントを管理の「セキュリティ」から、「2段階認証プロセス」を選択し、表示されるとおりに操作していけばOKです。
より詳細な設定方法を知りたい方は、以下の関連記事をご確認ください。
【関連記事】Googleアカウントが乗っ取られる前に!無料でできるセキュリティー対策
スマホアプリ「Google認証システム」を使ってセキュリティの強化を
スマホのアプリ「Google認証システム」を使っても、Googleアカウントの2段階認証プロセスは使えます。よりセキュリティ性を高めたい人は、ぜひインストールして使ってみてください。
GoogleのセキュリティコードがiPhone/Androidスマホに届かない……対策は?
パスワードを変更したり、2段階認証プロセスを有効にすると、設定しているスマホにセキュリティコードが送信されるはずです。
しかし、何らかの原因でセキュリティコードが記載されたテキストメッセージが届かない可能性があります。考えられる原因は主に3つです。
◯Googleのサービスが一時的に使えない状態だった
◯スマホの電話番号が変わっている
◯携帯通信会社がショートコードをブロックした
もし、このようなケースの場合は、以下の公式サイトを参考に問題を解決しましょう。
機種変更でスマホの電話番号が変わったらGoogleアカウントの登録情報を変更!
機種変更などでスマホの電話番号が変わったら、Googleアカウントの登録情報も変更しましょう。方法は簡単です。「Googleアカウントを管理」の個人情報から操作するだけでOK。
詳細は以下の関連記事をご参照ください。
【関連記事】名前や電話番号などGoogleアカウントの登録情報を変更する方法
※データは2021年11月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
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文/髙見沢 洸