Googleアカウントが乗っ取られる前に！無料でできるセキュリティー対策

2021.09.20

Googleアカウントをお持ちで、セキュリティ対策を意識した方はいらっしゃいますか？

「ウチのPCにはウイルス対策ソフトを入れてるから大丈夫！」と思っているあなた。GoogleアカウントはPCやスマホにセキュリティソフトをインストールしていても、インターネット上にアカウント情報が保存されているため、不正アクセスなどを防げない可能性があります。

「じゃあどうすればGoogleアカウントを乗っ取り被害から防げるの？」と思う方もいるでしょう。そこで今回は無料できるGoogleアカウントのセキュリティ対策方法をご紹介します。

Googleアカウントが乗っ取り被害にあう前に使いたい「2段階認証プロセス」とは？

2段階認証プロセス（以下、2段階認証）とは、Googleの設定画面でできるセキュリティ対策方法です。

通常、メールアドレスやパスワードといったログイン情報を入力することにより、Googleアカウントにはログインできます。これは手軽な反面、メールアドレスやパスワードが悪意を持った第三者に突破されてしまえば、アカウントが乗っ取られてしまう可能性が高くなるのです。

しかし、2段階認証を設定しておけば、たとえメールアドレスやパスワードが突破されてしまっても、紐付けている電話番号宛てに「ログインを許可しますか？」と通知が表示されます。

身に覚えがあるログインであれば許可をタップするだけでOKですし、身に覚えのないアクセスであれば拒否することにより、不正アクセスを未然に防ぐことができるのです。

Googleアカウントを乗っ取り被害から守るには、2段階認証を使ってみましょう。PCで設定する場合は、PCと同じGoogleアカウントでログインしているスマホを用意してください。

今回はWindows PCを使って手順を紹介しますが、Macでもほぼ同じ操作でできるため、ぜひ参考にしてください。

まずはGoogleアカウントにログインしている状態で、Googleアカウントを管理にアクセスしましょう。次に「セキュリティ」をクリック。さらに「2段階認証プロセス」を選択し、「使ってみる」を選びましょう。

続いてパスワードを入力。「次へ」を選択してください。すると以下の写真のような画面が表示されます。

国旗のマークの隣に電話番号を入力した後、コードの取得方法を選択。コードの取得方法は「テキストメッセージ」と「音声通話」どちらでもOKですが、今回はテキストメッセージを選択します。

すると登録した電話番号宛に「G-◯◯◯◯◯◯」と6桁の数字がSMSで届きます。その数字をPCの画面に打ち込んでください。

最後に「有効にする」を選択すれば操作は完了です。

スマホで2段階認証を設定してみましょう。なお、今回はAndroidスマホを使って操作手順を紹介していきますが、iPhoneでもほぼ同じ手順で設定できるはずです。

基本的な手順はPC版と同じです。まずブラウザアプリで「Googleアカウントを管理」にアクセス。「セキュリティ」をタップした後、「2段階認証プロセス」をタップします。次に「使ってみる」をタップ。ログイン用のパスワードを入力してください。

すると登録済みの電話番号が表示されます。表示されない場合は「デバイスが一覧にない場合」を選択してください。続いて「続行」をタップしてください。すると登録しているスマホ宛てに「G-◯◯◯◯◯◯」と6桁の数字がSMSで届きます。

そちらを「利用できるかの確認」画面の「コードの入力」へ入力、「次へ」をタップします。

最後に「有効にする」を選べば操作完了です。

もし、Googleアカウントが乗っ取り被害にあってしまったら……どのように対処をすればよいのでしょうか？

Googleアカウントが乗っ取り被害にあうと、GmailをはじめとするGoogle系のサービスを無断で利用される可能性があります。また、クレジットカード情報などを登録している場合、不正に商品を購入されてしまう可能性もあります。

Googleアカウントが不正にハッキングされていないかどうか確認したい時は、以下の参照サイトをご確認ください。

不正にアクセスされたGoogleアカウントの復元ができない。そんな時は以下の参照サイトをご覧ください。Googleがアカウントの調査をして、アカウントが復旧される可能性があります。

※データは2021年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
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文／髙見沢洸