『犬用トイレトレー』は、体格や性別、年齢などによって最適な形状や大きさが変わります。シートを噛みちぎる子もいるため、安全性には十分に配慮しなければなりません。トイレトレーの正しい選び方を知り、愛犬に快適なトイレ環境を用意してあげましょう。
犬用トイレトレーの種類
『犬用トイレトレー』は、犬にトイレの場所を覚えさせるためのアイテムです。室内で飼育する際、トイレの正しい位置を認識させることで、床やカーペット、壁が汚れずに済みます。トレーの種類は大きく分けて二つです。
手入れしやすいフラットタイプ
『フラットタイプ』は、犬用トイレのスタンダードな形状です。平面なトレーの上に、犬用のトイレシートを敷いて使用するのが基本の使い方です。シートの装着や後片付けは容易で、ほとんど手間がかかりません。
『トレーの上に直接トイレシートを敷くタイプ』のほかに、『トイレシートの上にメッシュ(すのこ)を重ねて使用するタイプ』もあります。
メッシュ付きのものは、愛犬がシートを噛んだり、ひっかいたりするのを防止できるのがメリットです。排泄後の足裏も汚れにくくなり、部屋の清潔さが保てるでしょう。ただしメッシュはこまめに洗浄する必要があります。
囲いや壁付きタイプ
囲いや壁が付いた犬用トイレトレーは、『尿の飛び散り防止』に有効です。オス犬は片足を上げておしっこをする習性があり、部屋の壁やタンスなどに粗相をしてしまうケースがあります。
フラットタイプを置いた場合、トイレ以外の場所でおしっこをしたり、周囲に尿が飛び散ったりといった不都合が生じます。トレーニングで改善することもありますが、座って用を足せない場合には、L字型や囲いがあるトレーが欠かせません。
囲いのあるタイプは、人に見られているとトイレができない『神経質な子』にもおすすめです。
犬用トイレトレーの選び方
トイレトレーは、『安全性』や『手入れのしやすさ』を考慮する必要があります。形状や大きさは、犬の体型や年齢などに適したものを選びましょう。犬がなかなかトイレを覚えてくれない場合は、トイレの選び方に原因がある可能性があります。
安全な設計か
後片付けのしやすさや価格の安さなど、飼い主都合でトイレを選んでしまいがちですが、毎日使うアイテムは『設計の安全性』が重要です。
- トイレシートを誤食・誤飲しないか
- 壊れやすい部品が付いていないか
- トレーの底の滑り止めの有無
- 段差の有無
いたずら盛りの子犬は、シートを噛んで引き裂くことがあります。誤飲でのどに詰まらせてしまう可能性もゼロではないため、『メッシュ付き』を選ぶのが賢明です。メッシュの目に爪が引っかからないかもチェックしましょう。
生まれたばかりの小さな子犬やシニア犬は、床とトレーの間に『段差』があるとつまずきやすくなります。万が一のケガを考えて、『段差がないもの』『縁が丸くなっているもの』を選びましょう。
体格や性別、年齡に合った形状か
トレーの『形状』は、体格・性別・年齢などに応じて適切なものを選びます。片足を上げておしっこをするオスの場合は、L字型や囲い付きのものを選ぶと周囲に尿が飛び散りません。
薄手のマット状のトレーは、段差が苦手なシニア犬や子犬に適しています。『滑りにくい』『つなげやすい』『丸洗いができる』のが特徴で、飼い主と犬の両方にメリットがあります。
トレーの『大きさ』は、愛犬の体格よりも一回り以上大きなものがベストです。犬は用を足すときにくるくる回って位置を確認する習性があるため、小さすぎるトレーは窮屈に感じます。
慣れないうちは排泄物がはみ出すことも考慮して、やや大きめのものを選びましょう。
手入れをしやすいか
トイレが汚いと、トイレ以外の場所で用を足してしまうため、掃除は毎日行わなければなりません。日々の負担を考えて、『手入れのしやすいもの』を選ぶようにしましょう。
手入れが最も簡単なのは、フラットタイプのトレーに直接シートを敷く方法です。汚れたらシートを取り替えるだけで済むため、時間も手間もかかりません。シリコーンやゴムのマット状であれば、いつでもサッと洗えて衛生的です。
メッシュや囲いが付いたものは、排泄物を拭き取るか、洗い流す必要があります。特に、メッシュが細かいものは排泄物がこびりつきやすく、手入れに手間がかかるでしょう。
溝やストッパー部分が多いと隙間に尿がたまりやすくなるため、『分解洗浄が可能かどうか』も確認しておきたいところです。
おすすめの犬用トイレトレー
使いやすさや安全性が考慮された『ベーシックで長く使えるトイレトレー』を紹介します。デザインや価格も重要ですが、愛犬が快適にトイレができるかを一番に考えましょう。トイレシーツとの組み合わせも要チェックです。
ペティオ 片手でらくらく ドッグトレー グレー レギュラー
『ペティオ 片手でらくらく ドッグトレー 』は、フラットタイプのベーシックなトイレトレーで、『レギュラー』はレギュラーサイズのシーツ(45cm×30~33cm)に対応しています。
フレームがシートの縁を押さえる仕様のため、トイレ中にずれたりめくれたりする心配がありません。別売りの『シーツ破れ防止カバー』を取り付ければ、やんちゃな子犬の『シート破り』も防げるでしょう。
シート交換時は、ロックを外してフレームを上に引き上げます。片手で簡単に操作ができるため、時間がないときでもスピーディに掃除ができるでしょう。フレームと底トレーは取り外しが可能です。
- 商品名:ペティオ 片手でらくらく ドッグトレー グレー レギュラー
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ペットライブラリー IN-053 inuneru いたずら防止トレー メッシュタイプ
ペットライブラリーの『いたずら防止トレーメッシュタイプ』は、トレーにシートを敷いた後、メッシュのフレームを上から被せて固定します。
メッシュとフレームが分解できるタイプは、排泄物が溝に入り込みやすいですが、本製品は一体型タイプで境目がないため、処理や洗浄がラクにできるのがメリットです。シンプルな構造で留め具も少なく、安全性や手入れのしやすさには一定の評価があります。
商品サイズは、48cm×35cm×4cmで、レギュラーサイズのシートが使用できます。
- 商品名:ペットライブラリー IN-053 inuneru いたずら防止トレー メッシュタイプ
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HARIO ワンコトイレマット
HARIOの『ワンコトイレマット』は、弾力性のある『シリコーンゴム製』です。床との段差はわずか5mmで、子犬やシニア犬でもつまずく心配がありません。折り畳んで持ち運べるため、旅行やお泊まりのときにも重宝するでしょう。
ただ、トイレに慣れていない子は、マット1枚だけでトイレの境界を認識するのが難しく、体がマットからはみ出てしまうことがあります。別売りの『トイレマットパーテーション』でマットの周囲を囲い、目印を作ってあげるとよいでしょう。
マットの四隅には溝があり、トイレシートが簡単に挟み込める構造です。サイズは『レギュラー』と『ワイド』の2種類で、ワイドにはレギュラーサイズのシートが2枚収まります。
- 商品名:HARIO ワンコトイレマット
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ペピイ やわらかプラダントイレ
『やわらかプラダントイレ』は、介護サークルとしても使える『囲いのあるタイプ』です。軽量で耐水性に優れた『プラスチックダンボール(プラダン)』が採用されており、底面と側面にトイレシートがセットできます。
サイズは、60cm角サイズと90cm角サイズの2種類です。トイレの中でくるくると回っても窮屈さはなく、『トイレが失敗しやすい子』や『小型犬の多頭飼い』にも適しています。
排泄後はトイレシートを外し、新しいシートに取り換えるだけで済みます。防滑シート付きで、トイレシートがめくれにくいところもポイントです。
- 商品名:ペピイ やわらかプラダントイレ
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おしゃれな犬用トイレ
犬用トイレをリビングに置くときは、『見栄えのよさ』にもこだわりたいものです。『トイレ=隠すもの』と思われがちですが、デザインに優れたおしゃれなトイレであれば、インテリアの一つにもなるでしょう。
Rest Room Meadow 愛犬のためのインテリアトイレ
『Rest Room Meadow 愛犬のためのインテリアトイレ』はチワワやトイプードルなどの小型犬向けのインテリアトイレです。
素材は白のプラスチックダンボールで、側面には植物をデザインした模様が施されています。3方向が壁で囲まれているため、「トイレをのぞかれるのが苦手」というシャイな子にはぴったりです。
側面は、ファイルボックスのように斜めにカットされており、遠目からでも愛犬の様子が分かります。『排泄物は見えにくく、愛犬の様子はしっかり確認できる』ところが高く評価できます。
プラダンは有害物質を含まない素材のため、基本的に『燃えるゴミ』として処理できます。
- 商品名:Rest Room Meadow 愛犬のためのインテリアトイレ
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iDog HACK 愛犬のためのインテリアトイレ CONTAINER レギュラーサイズ アイドッグ
犬用トイレというと、白やアイボリーなどの淡い色が主流ですが、『愛犬のためのインテリアトイレ CONTAINER』は、ブラック・オリーブ・グレーのクールなカラーラインナップです。収納ボックスのような色と形状なので、部屋の雰囲気を損ねません。
レギュラーサイズは35cm×48cm×17cmで、チワワやポメラニアンなどの超小型犬向けです。3方向が壁に囲まれているため、敏感な子でも安心してトイレができるでしょう。
底面は、傾斜によって尿が中央部に溜まる仕様です。尿がトレーから溢れる心配がなく、手入れにも手間がかかりません。『ポリプロピレン製』なので、丸洗いができます。
- 商品名:iDog HACK 愛犬のためのインテリアトイレ CONTAINER レギュラーサイズ アイドッグ
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ボンビアルコン ペットレークリアメッシュ
『ボンビアルコン ペットレークリアメッシュ』はクリアのトレーにホワイトのメッシュを組み合わせたスタイリッシュなデザインのトイレです。シンプルなので悪目立ちせず、どんな部屋に置いてもインテリアの邪魔になりません。
床とトレーの段差はあるものの、表面が滑らかな形状になっており、子犬やシニア犬でも問題なく使えるでしょう。メッシュは蜂の巣のような形状をした『ハニカムメッシュ構造』で、通常のメッシュよりもラクに掃除ができます。
下部のプラスチックトレーには抗菌成分が配合されているため、清潔さが長持ちするでしょう。
- 商品名:ボンビアルコン ペットレークリアメッシュ
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オス犬向けトイレトレー
片足を上げておしっこをするオス犬には、『壁や囲いが付いたタイプ』がおすすめです。フラットタイプよりも手入れに手間がかかりますが、尿が壁やカーテンに飛び散る心配がなく、部屋の清潔感が保てます。
ボンビアルコン しつけるウォールトレー Sサイズ
『ボンビアルコン しつけるウォールトレー』は背面が高い『L字型タイプ』で、側面にも尿の飛び散り防止の『囲い』があります。尿がかかる背面には『シーツクリップ』が付いており、縦にシートを挟めるのが特徴です。
トレーにはメッシュが付いていますが、シートのいたずらがなくなれば、メッシュを取り外して使うことも可能です。トレー・メッシュ・カバーは分解できるため、こまめに洗って清潔さをキープできて安心です。
512mm×405mm×260mmのSサイズは『超小型犬用』で、別売りの『しつけるシーツ』に対応しています。
- 商品名:ボンビアルコン しつけるウォールトレー Sサイズ
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リッチェル しつけ用ステップL型トレー
背面が高いL字トレーで、取り外し可能なメッシュ付きなのが『リッチェル しつけ用ステップL型トレー』です。本体のサイズは、48cm×33cm×33cmで、体重8kg以下の小型犬や子犬に適しています。背面にもメッシュを付けたい場合は、別売りの『ステップメッシュ』を購入しましょう。
本商品は、メッシュと枠が一体化しているのが特徴で、シート交換の際は片手で上に押し上げるだけです。全体を掃除するときは、枠からメッシュを取り外して洗いましょう。
リッチェルのトイレのメリットは、『折り畳み』が可能なところです。使わないときはコンパクトに収納できる上、簡単に持ち運びができます。
- 商品名:リッチェル しつけ用ステップL型トレー
- 楽天:商品ページ
外出時に便利な犬用携帯トイレ
愛犬との旅行や災害避難時は、軽くてコンパクトな『犬用の携帯トイレ』が役に立ちます。車の中では、カーシートとしても使えるため、愛犬と遠出をしたい人にとっては必須のアイテムといえるでしょう。
ポンポリース ポータブルトイレトレー フレンチドット S
『ポンポリース ポータブルトイレトレー』はくるくる丸めて持ち運べる『ポリエステル素材』の携帯トイレです。ビニールフィルムのラミネート加工が施されており、高い防水性があります。完全防水ではないため、上に大きめのトイレシートを敷いて使用しましょう。
持ち運ぶときは小さく丸めて、専用のケースに収納します。四隅のボタンを留めるだけで簡単に組み立てられるところも高評価のポイントです。汚れたら『手洗い』をし、しっかりと乾燥させましょう。
デザインは万人受けする『ドット柄』で、ブラウンとブラックの2種類から選べます。
- 商品名:ポンポリース ポータブルトイレトレー フレンチドット S
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リッチェル おでかけシーツトレー
リッチェルの『おでかけシーツトレー』は、丸洗いが可能な『シリコーンゴム製』のシーツトレーです。トイレシートを付けたまま丸めることができるため、散歩がてらにカフェに行くときや友人宅にお邪魔するときなどに便利です。
通常、ペットキャリーの底に直接シートを敷くとすぐにずれてしまいますが、シーツトレーにシートを敷いた上でセットすれば、キャリーの中で動くことがありません。トレーの四隅にはストッパーがあり、市販のシートがしっかりと固定できます。
- 商品名:リッチェル おでかけシーツトレー
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