言うまでもなく日本は地震が多い国だ。いつ地震に襲われるかは誰にも分からないだけに、普段からしっかり対策しておくことが大切だ。この記事では、地震で倒れやすい家財の1つ、テレビの転倒を防止するグッズを紹介する。賃貸物件に住んでいる人でも使える、壁やクロスに傷を付けない穴あけ不要の製品もあるので、ぜひチェックして欲しい。
【目次】
・使用環境に合わせて選ぼう!その他の転倒防止グッズおすすめ4選
手軽に使えて効果も十分!転倒防止マットのおすすめ4選
転倒防止マットは、テレビの脚に貼り付けて地震の揺れに耐えられるようにするものだ。粘着マットや耐震ゲルなどメーカーによって呼び方は異なるが、粘着性のある3~5mm程度のマットである点は共通している。製品によって耐えられる震度や載せられるテレビの重さなどが変わるので、使用条件に合ったものを選ぼう。
アイリスオーヤマ 転倒防止粘着マット ECT-5054
5×5cmの大きさで、厚さ5mmの粘着マット。カットして使うこともできる。1枚あたり25kgの耐荷重で4枚で100kgまで載せられるので、大型のテレビでも大丈夫だ。耐震度も震度7と申し分ない。
他に2.5×2.5cm、4×4cm、10×10cmの製品もある。10×10cmのものは1枚入りで、カットして使う。その他のサイズは、4枚入りとなっている。
出典 公式サイト|アイリスオーヤマ 転倒防止粘着マット ECT-5054
サンワサプライ 耐震接着ゴム(大) QL-51
オフィス用として販売されている製品。サーバー用としても推奨されている、信頼性の高い製品だ。5×5cmのサイズで厚さ5mm、耐荷重は4枚で100kg、耐震度7となっている。難燃性の素材で作られていて、製品寿命は約5~7年。価格が高めだが、その分、信頼性が高い製品だ。
出典 公式サイト|サンワサプライ 耐震接着ゴム(大) QL-51
エレコム 耐震ゲル TS-F006
地震の揺れを吸収する耐震ゲル。4×4cmのサイズで厚さ5mm。耐荷重は4枚で70kg、耐震度7だ。サイズが小さいため、ここまでに紹介した製品よりも少し耐荷重が低いが、イマドキの液晶テレビに使う分には問題はなさそう。透明のゲルで目立たないので、見た目に影響しにくいのがうれしい。
出典 公式サイト|エレコム 耐震ゲル TS-F006
SOSOYOKI 耐震マット プレミアム
コストパフォーマンスの良い耐震マット。サイズは4×4cmで、厚さ5mm。耐荷重が4枚で100kg、耐震度7と、性能的にも他のメーカーの製品に見劣りしない。8枚入りなので、テレビ2台に設置したいときや、ほかの家電にも使いたいときにおすすめだ。
テレビを置いたままでも設置できる!転倒防止ベルト4選
転倒防止マットは、マットをテレビの脚に貼り付ける際に、いったんテレビを横に倒す必要がある。大型のテレビの場合、テレビを倒すだけでも一苦労だ。
これに対して、転倒防止ベルトは、テレビを置いた状態のまま設置できるメリットがある。ただ、ベルトはテレビの背面に設置するので、ベルトの効果はおもにテレビが前方に倒れるのを防止するものに限定される。後方に倒れるのも防止したい場合は、マットタイプなどと併用するといいだろう。
エレコム 耐震ベルト(ネジどめ) TS-006N
テレビ側はネジ止め、テレビ台とは粘着剤で固定する転倒防止ベルト。多くのテレビには、国際規格VESAに準拠したテレビスタンド等を接続するためのネジ穴がある。テレビ側のネジ止めは、そのVESA穴を使う。震度7の地震に耐えられる。
サンワサプライ テレビ転倒防止ベルト(VESA設置・クランプ・壁固定対応) 100-PL023
転倒防止ベルトを選ぶ際のポイントの一つに、ベルトの固定方法がある。この製品は、クランプという金具でテレビ台の天板を挟み込む。クランプの金具はネジ止め用にも使えるので、壁面がコンクリート製で穴を開けても構わない場合は、壁面に固定もできる。なお、ベルトのテレビ側はVESA穴によるネジ止め固定となっている。
出典 公式サイト|サンワサプライ テレビ転倒防止ベルト(VESA設置・クランプ・壁固定対応) 100-PL023
エレコム 耐震ベルト(粘着シールタイプ) TS-002N2
テレビ側もテレビ台側も、粘着剤によって固定する転倒防止ベルト。粘着剤タイプは、貼り付ける面に凹凸があると接着力が弱まる。使用するテレビやテレビ台によっては、不向きな場合もある点には注意したい。とはいえ、正しく接着できれば震度7まで耐えられるうえに、VESA穴がないテレビにも設置できるメリットもある。
出典 公式サイト|エレコム 耐震ベルト(粘着シールタイプ) TS-002N2
Pearl’s テレビ転倒防止 耐震ベルト 2本セット
テレビ側、テレビ台側ともにネジで固定するタイプの製品。テレビ側はVESA穴を利用するが、テレビ台側はネジ穴を開ける必要がある。テレビ台や壁に固定できるが、穴を開けたくない場合には使えないのが欠点。バックルは金属製で、ベルトは2mm厚のナイロン製と耐久性は十分だ。
使用環境に合わせて選ぼう!その他の転倒防止グッズおすすめ4選
市販されているテレビ転倒防止グッズには、マットタイプとベルトタイプが多いが、それ以外にもさまざまなタイプの製品がある。使用環境によってはマットタイプやベルトタイプよりも便利な場合もあるので、こういった製品もチェックしてみて欲しい。
平安伸銅工業 液晶テレビ用耐震固定ポール シルバー 対応テレビサイズ32~60型 LEQ-45
伸縮式のポールを使った転倒防止グッズ。テレビ側はネジ、テレビ台側はクランプによる固定で、32型から60型、重量50kgまでのテレビに対応している。安定感のあるポール式だが、基本的には前方への転倒を防止する製品で、後方への転倒も防止したい場合は、ほかのグッズと併用しよう。
出典 公式サイト|平安伸銅工業 液晶テレビ用耐震固定ポール シルバー 対応テレビサイズ32~60型 LEQ-45
シナジー 激吸着 免震吸盤 GKM-1
テレビ台に吸盤で貼り付ける製品。テレビとの接点となるスポンジ、スポンジと吸盤を接続する箇所のバネ、テレビ台に吸着するジェルの3箇所で振動を吸収する免震構造となっている。この製品は、テレビのサイズや背面の壁の有無によって製品を取り付ける位置や個数が変わる。説明文をよく読んで取り付けて欲しい。
タンスのゲン [32~65インチ対応]左右角度調節 テレビスタンド 高さ3段階 45400013
地震への備えとしては、これまでに紹介した方法のほかに、壁掛け用の金具を購入して壁掛けにしたり、耐震性が高いスタンドに取り付けたりする方法もある。
こちらのスタンドタイプの製品は、壁に穴を開ける必要もなく、賃貸物件でも導入しやすいのがメリットだ。震度7の耐震試験をクリアしている。なお、耐震試験には転倒防止金具は使用されていないが、家庭で設置するときは転倒防止金具の使用が推奨されている。
出典 公式サイト|タンスのゲン [32~65インチ対応]左右角度調節 テレビスタンド 高さ3段階 45400013
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/ねこリセット
キャンプ、登山、クルマの修理、DIY、防災用、いろいろ使えるDIME最新号の付録「4WAYポータブルランタン」
現在発売中の雑誌「DIME」最新号に付いている付録「4WAYポータブルランタン」が便利だと話題だ。このLEDランタン、付録とは思えないほどのクオリティーで、4WAYという名称の通り、様々な使い方ができるのが特徴。しかも、迷彩柄のデザインがお洒落で、アウトドアやレジャーで使いたくなる人も多いはず。
ちょっと明かりが欲しい時、サッと取り出して手元や周囲をしっかりと照らせるのが、この「4WAYポータブルランタン」。手に持って使いやすい形状で、横置きしたり吊るしたりできるフックを備えるほか、背面には金属製のドアや壁などにピタッとくっつけられるマグネット付き。
「4WAYポータブルランタン」は2種類のライトを搭載している。230ルーメンの高輝度LEDライトは、夜間や照明のないスペースなどで明るり欲しい時に重宝する。しかも、持ち運びやすいコンパクトサイズなので、好きな場所で使えるのもポイントだ。
しかも、IPX3相当の防水仕様。アウトドアに活用するもよし。非常用に備えておくのもよし。先日、震度5の地震が東京を襲ったが、防災用ライトとしても役立つ便利アイテム。一家に一台、常備しておくと何かと役立つアイテムであることは間違いなさそうだ。