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〝中の人〟が知っておくべき好感度が上がる採用のTwitter投稿

2021.10.22

企業は近年、SNSを積極的に活用して、採用活動を行っている。中でもTwitterは手軽に大学生らが情報を目にすることができるSNSである上に、コロナ禍のオンライン化も手伝って、一つの就職活動・採用活動の場となっている。

Twitterを活用して採用活動を行う企業は、どんな工夫が必要か。今回は、採用活動を行う際の好感度の上がるTwitter投稿や事例のほか、一般消費者に会社をうまくアピールするためのコツを紹介する。

就活にTwitterを活用する学生 志望度が上がった人は47.9%

株式会社SNSコーチが2021年7月、2022卒の大学生・大学院生107名を対象に実施した「就職活動時のTwitterの活用状況に関する実態調査」では、44.8%が志望企業関連のTwitterをチェックしていることがわかった。

チェックしたTwitterアカウントの種類については、「会社公式」が63.4%、「人事担当」が51.2%、「社長」が17.1%という回答となり、公式だけでなく人事や社長の個人アカウントもチェックされていることがわかる。

志望する企業や社長、社員がTwitterで発信していることによって、志望度に影響が出た経験があるか尋ねたところ、「志望度が大きく上がったことがある」が8.3%、「志望度がやや上がったことがある」が39.6%という回答となり、志望度が上がった人は合わせて47.9%となった。

「志望度が大きく上がったことがある」「志望度がやや上がったことがある」と回答した人の自由回答では、具体的なエピソードや志望度が上がった理由として次のような声が挙がった。

・21歳:人事の方の考え方や社風を見ることができたため。
・22歳:内定者同士で仲良いというのを見て、同期が仲良いのはいいなと思った。
・21歳:写真や動画付きで企業の取り組みを紹介していたり、社員の声といったものを紹介していて、印象が良かった。
・23歳:SNSを活用している企業の方が好感が持てるから。
・21歳:人事の方や会社の思いなどに触れられたから。公式サイトなどで見るより、身近に感じやすかった。

Twitterで情報発信することは、企業にとって学生の志望度が上がる可能性があることや、企業がSNSを利用していること自体に好感を持ってもらえること、公式サイトと比べた優位性や印象深さ等にメリットがあるようだ。

企業がTwitterによる採用活動を行うメリット

企業がTwitterを利用して採用情報を発信する場合に、他の採用活動と比べてどのようなメリットがあるのか。今回は、SNS運用サポートやコンサルティングを行う株式会社SNSコーチの取締役 沼田宗一朗氏にインタビューを行った。

1.無料で行える施策である

「まずは無料で行える施策という点。採用サイトでは掲載料が数十万円から数百万円かかるのに対し、Twitterなら投稿を行う工数しかかからないのは大きな魅力でしょう」

2.ミスマッチの防止

「求職者が企業の普段の情報発信を確認した上で応募してくれるというのは、ミスマッチの防止という観点でも有効です」

3.認知向上・リード獲得

「採用活動を行うことで発信力が積み重なっていき、さらに採用がしやすくなる好循環が起きます。当然その発信力は、採用以外にも認知向上・リード獲得などに活用できます」

4.応募者のTwitterアカウントの確認がしやすい

「隠れたメリットとして、応募者のTwitterアカウントが確認しやすく、履歴書・職務経歴書以外にアカウントの素行をチェックできることがあります。応募者がTwitterでどのような振る舞いをしているかを見ることで、面接や普段のやり取りだけではわからない部分が見えてくることは多いです」

コロナ禍におけるTwitter採用状況の変化

コロナ禍でのTwitterを活用した採用状況はどう変化したのだろうか。沼田氏は次のように述べる。

「採用活動にかける予算の削減などの理由から、企業がTwitterで採用しようとする動きは増加していると思います。オフラインでの説明会等の機会が減り、オンラインでの採用活動に力を入れたいという意図もあるでしょう。

また、求職者側もTwitterを使って就職・転職活動をする意識が高まっていると言えます。実際Twitterでの大量採用事例が増えていることもあり、採用サイトに掲載されていないような求人・チャンスが転がっているという認知が広がっています。この流れはコロナが収束しても続くはずです」

会社の好感度を上げるためのTwitter投稿のコツ

会社の好感度を上げるためのTwitter投稿のコツを沼田氏に挙げてもらった。

1.継続すること

「アカウントを作って数件投稿しただけではほとんど効果は現れません。短期的にはただ工数がかかるだけの施策であることを理解する必要があります。しかし、継続しなければリターンも生まれません。最低でも半年~1年程度は続けるという覚悟を持ちましょう。毎日はむずかしかったとしても、週に数件程度は投稿したいところです。

数年間投稿が止まっているTwitterアカウントがあると『この会社、つぶれたのかな』と思われる可能性さえあります。そういったリスクも考えますと、“呼吸するように発信できるようになる”というのが最もよい状態かもしれません」

2.本音で書くこと

「告知や、ホームページや採用サイトに書いてある文言を繰り返すだけであれば、Twitterを利用するメリットは薄いです。カタく、長い文章は、そういった表現が必要な固定のサイトに任せる。140文字という短文メディアであるTwitterでは、リアルタイムに起こったことを本音ベースで語っていく。そういった使い分け・棲み分けのイメージを持つ必要があります。本音で語ることで、組織の透明性を感じ、好感を持ってもらうことにつながります」

3.価値を示すこと

「それぞれの企業にはそれぞれの業種・業態のスペシャリストが在籍し、リアリティある知見を豊富に持っていらっしゃるはずです。社外に出してはいけない情報以外は惜しむことなく発信し、『このアカウントは良いこと、役に立つことを発信してくれる。フォローする価値がある』と思ってもらいましょう。

発信すれば勝手にフォロワーが増えていくと勘違いしている方が結構いらっしゃるのですが、自分たちの強みを意識して発信し、価値を感じてもらわないとフォロワーは増えませんし、ビジネスメリットも発生しません。ギブの精神で発信していきましょう」

4.視座を下げること

「専門用語を多用し、ディープな知識を披露しまくることも時には必要です。しかし、Twitterユーザーの多くは各企業の専門分野について詳しくありません。極端な話、“道ですれ違っていた知らない人に投稿を見せて理解されるかどうか”を意識することで、勝手に視座が下がり、万人向けの投稿になります。

140文字で前提知識も含めて説明するのは非常に難易度が高いです。それゆえ、短い文章で必要な情報を伝える表現力が鍛えられるという副産物もあります」

5.配慮すること

「現代社会ではさまざまな分野で価値観の変革が起こっています。これら価値観のアップデートに対応できないと、発信に対してネガティブなリアクションがつく可能性が高まります。SNSに限らずですが、これからの発信は、業界内のルールや慣習だけでなく、一般的なモラル・世論に反しないような配慮が必要です。

そのためには、アウトプットだけでなくインプットも非常に大切です。自分が発信した量の数倍の情報をチェックするのだという気持ちで、どんどんインプットしてください」

企業が公式Twitterアカウントを運用する際のよくある失敗

採用目的に限らず、企業が公式Twitterアカウントを運用する際には注意点もある。よくある失敗と対策を沼田氏に聞いた。

1.告知媒体化する

「告知は大事ですが、そもそも企業やサービスの知名度や人気が高くなければ、最初から公式Twitterアカウントをフォローして投稿をチェックしてくれるユーザーは多くありません。プレスリリースなどの投稿のほか、会社やサービスの紹介を延々と続けているアカウントは魅力に欠けます。

ある程度割り切って告知媒体化することが有効なケースもありますが、基本的には『こちらが知らせたい情報』ではなく『ユーザーが知りたい情報』を投稿していくのが良い考え方です。そういった普段の投稿があった先に、大事な告知の投稿を見てくれたり、拡散してくれたりする状況が生まれるのです」

2.“中の人”感を強めすぎる

「“中の人”とは、公式アカウントを運用している担当者のことです。転じて、担当者のパーソナリティを強く発信するアカウントを“中の人アカウント”と呼ぶことがあります。個人の趣味や社内の様子を積極的に伝えることで親近感につながることは多いです。

しかし、なれなれしい方向に振れすぎてもいけません。あまりにも個人の色が見えすぎると、公式アカウントを私物化しているという悪印象を持たれることもあります。個人がまったく見えない機械的な投稿もよくない。見えすぎてもよくない。よいあんばいはどのラインなのか、発信しながら見極めていきましょう」

3.無差別または大量にフォローや「いいね」をする

「興味関心を持ってもらうためのフォローや『いいね』を行うことは重要なのですが、フォローするアカウントや『いいね』する投稿は慎重に選定する必要があります。例えば、公式Twitterアカウントがアダルト系や誹謗中傷をしまくっているアカウントをフォローしていたり、そのような内容の投稿をいいねしていたら、非常に印象が悪いですよね。

自社名やサービス名、代表者名などで検索するエゴサーチを積極的に行い、業種・業態なども鑑みた上で、フォローや『いいね』の対象を見極めていきましょう。本当に興味を持って欲しい相手は誰なのか、どんなアカウントなのか、を真剣に考えることにもつながります」

コロナ禍を受け、Twitterで採用活動を開始したい、または企業アカウントを効果的に運用したいという場合にはとても参考になると思われる。ぜひ今後のTwitter運用のヒントにしたい。

【取材協力】SNSコーチ

取材・文/石原亜香利

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