まさにアメリカ版武士道!?テキサスの牧場でカウボーイを目指す人たちに密着したNetflixのドキュメンタリー「カウボーイになる方法」

西部劇ではお馴染み、古き良きアメリカを象徴する職業“カウボーイ”。誰もが一度は憧れたことがあるのではないだろうか？

2021年9月1日よりNetflixで独占配信中のNetflixシリーズ『カウボーイになる方法』は、カウボーイの生活を紹介するドキュメンタリー番組。

カウボーイ文化の伝道師であり実業家のデール・ブリズビー（Dale Brisby）がナビゲーターを務める。

あらすじ

テキサス州にあるラジエーター牧場で、デール・ブリズビーがカウボーイの特訓を行う。

ロデオ、投げ縄、仕分け、レース、クラウン・バレルなど、カウボーイ必修の危険な技の数々にチャレンジしていく。

暴れ牛や暴れ馬を乗りこなすための基礎練習として、“Spur Board”と呼ばれる練習台を使用するなど、知られざるカウボーイの実態に迫る。

全6話。

あらすじ

「1. カウボーイは周りの面倒を見る」、「2. カウボーイは常に備える」、「3. カウボーイは常に学ぶ」、「4. カウボーイは必要なら何でもする」、「5. カウボーイは恐怖に立ち向かう」、「6. カウボーイは伝統を守る」。

本作で紹介されるカウボーイの美学からは、日本でいう武士道のような印象を受ける。

安全で快適な乗り物やハイテク機器が開発され、すっかり便利な世の中になった今。

それでも時々、無性に不便で危険なことがしたくなることは誰にでもあるのではないだろうか？

最先端技術に甘え、生き物として弱々しくなっていくことへの不安と恐れ。そして今の社会の礎を築いてくれた先人に対する、感謝と畏敬の念を忘れたくないという気持ち。

そういう色んな感情が混じって、現代人の私たちも突然原点回帰してみたくなるのかもしれない。

アメリカらしさ満点の楽しいドキュメンタリーという点では、Netflixシリーズ『アメリカンバーベキュー最強決戦！』も似ているのでオススメ。

Netflixシリーズ『カウボーイになる方法』
独占配信中

文／吉野潤子