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社内へのシステム導入で失敗する4つのパターン

2021.10.15

社内の業務を円滑化したり、課題を解決したりするために、なんらかのシステムを導入する企業は多いはず。その大半が納得のいく成果を上げられた一方で、システム導入に関する失敗をしてしまう企業も一定数存在することがこのほど、日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)によるアンケート調査によって明らかになった。

なお本調査は、事前調査で「社内へのシステム導入に関する権限を持っている」と回答した男女268人を対象としている。

25.7%がシステム導入を「失敗したことがある」

まずは、社内へのシステム導入で失敗したことがあるかを聞いたところ、25.7%の人が「失敗したことがある」と回答した。社内へのシステム導入に関する権限を持っている4人に1人が、システム導入に関する失敗を経験したことがあるようだ。

次に自由回答であげられた失敗事例を、4つのパターンに分けて紹介する。

■“目的の不明確さ”による失敗

・様々なことができるタイプのシステムを導入したが、本当に必要なものは少なく、多機能にしたせいで、必要なものの処理も煩雑になってしまった(40代・男性)
・想定していた機能がなかった。(40代・男性)
・つなぐ必要のないソフトをいれて割高だった。(50代・男性)
必要のない無停電装置を詐欺みたいな高い価格で入れてしまった。(40代・女性)

本当に必要なシステムを導入できずに必要のない機能ばかりになってしまったり、不必要なシステムを入れて割高になってしまったりといった失敗があるようだ。

何のためのシステム導入かはっきりしていないと起こりやすい失敗で、事前に目的をしっかりと定めていれば避けられる失敗かもしれない。

■“既存システムとの互換性”による失敗

・会社のシステムに対応しない機器を購入してしまった。(40代・男性)
・購入したシステムが社内のシステムとの統合が効率的にできず、導入を断念した。(50代・男性)
・会社のフローにマッチしなかった。(50代・男性)
・互換性のない設備をかけあわせてしまった。(40代・男性)

社内のシステムに対応していなかったり、互換性のない設備を導入してしまったりなどの失敗事例があった。このような失敗を防ぐためには、新しいシステムを導入する前にしっかりと互換性の確認をしておくといいだろう。

■“使用法の理解不足”による失敗

・社員全員が難しくて使えなかった。(60代・男性)
・使い方が難しすぎた。(50代・男性)
・特定の作業は使いやすかったが、少し変則の使い方が全くできなかった。(30代・女性)
・使い勝手が悪かった。(40代・男性)

難しくて使えなかったや、変則の使い方が全くできなかったなどの失敗事例があった。せっかく便利なシステムを導入しても、使用できなければ無意味になってしまう。使用方法を深く理解して、システムを最大限に活かせるようにするというのも、そういった失敗を回避するためには重要なようだ。

■“コスト”に関する失敗

・営業に言われるがまま導入したら、同業他社のシステムの方が割安で優れていた。(30代・男性)
・コストに見合う業務の効率化などの効果が出なかったから。(60代・男性)
・見積もりより導入時の金額が大幅に増えた。(30代・女性)
・運用コストが予算オーバーした。(60代・男性)
・予算が合いませんでした。(50代・男性)
・費用対効果が得られなかった。(60代・男性)

今回集まった失敗事例の中でも、もっとも多かったのが「コスト」に関する失敗だった。費用対効果が得られなかったや、同業他社のシステムの方が割安で優れていたなどの失敗事例があった。

導入する前に、「費用対効果は得られそうか」「他にもっと割安で良いシステムはないか」など、よく確認しておいたほうが良いだろう。

<調査概要>
調査期間:2021年9月17日~9月23日
質問内容:
質問1:社内へのシステム導入で失敗したことがありますか?
質問2:どのような失敗だったか教えてください。
集計対象人数:268人
集計対象:事前調査で「社内へのシステム導入に関する権限を持っている」と回答した男女
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。

出典元:日本トレンドリサーチと株式会社キャムによる調査
https://trend-research.jp/10062/
https://www.cammacs.jp/

構成/こじへい

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