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説明できる?覚えておきたい流通用語「掛け率」の意味と計算式

2021.10.01

「掛け率」は主に流通業界で使われる用語の一つ。日常生活では目にする機会はほとんどない言葉だが、実は我々が普段の買い物で手に取る商品の値決めと深く関係している。そこで本記事では、小売業者や卸売業者の間でよく使われる掛け率の意味や計算方法について詳しく解説していく。仕入れ・購買業務に限らず、営業職の方も知っておいて損はない知識のため、ぜひこの機会にチェックしてほしい。

掛け率って?

はじめに、そもそも掛け率とは何かについて解説する。また、掛け率の相場について理解することで、普段購入する商品の原価が大体いくらくらいなのかも予想できるようになるかもしれない。

小売価格に対する卸値の割合のこと

掛け率は、商品の仕入れ業務に関する用語。主に卸売業者と小売業者の間で使用されることが多い。掛け率とは、小売価格に対する卸値の割合を意味しており、小売業者の目線で考えれば、掛け率は商品の仕入れ原価率と同じ意味を持つ。掛け率を英語で言いたい場合、一言で表せる単語がないため「ratio of wholesale price to retail price」と訳すのが一般的だ。

掛け率の表し方については、例えば小売価格に対する卸値の割合が60%の場合、そのまま「60%」とパーセンテージを使って表されることもあれば、「6掛け(ろくがけ)」という言い方をする場合もある。

ちなみに、流通用語では、小売業者が店頭で商品を販売する際の価格である小売価格を「上代(じょうだい)」、卸売業者が小売業者へ商品を販売する際の卸値のことは「下代(げだい)」と呼ぶことがある。掛け率とセットで使われる言葉としてぜひ覚えておきたい。

掛け率に相場はあるのか

掛け率の相場は業界によって異なり、一般的には食品業界で70%、アパレル業界では50~60%程度が目安といわれている。ただし、掛け率は取引先との契約内容によっても変動するもの。例えば、長年付き合いのある得意先や、一度に大量発注をする大口の取引先であれば、相場よりも有利な掛け率で取引を行える場合もあるだろう。このように、掛け率は両者の関係性や交渉次第で変動することがあることを理解しておこう。

掛け率の計算方法とは

次に、掛け率の計算方法を見ていこう。掛け率は簡単に求められるため、ここで紹介する計算式を覚えておいて損はないだろう。

掛け率から卸値・小売価格を求めるには

まず、小売価格(上代)と掛け率が決まっており、そこから卸値(下代)を求めたい場合は「小売価格(上代)×掛け率=卸値(下代)」の計算で求められる。例えば、小売価格1,000円の商品の掛け率が70%の場合は「1,000×0.7=700円」となる。

また、卸値と掛け率の情報から小売価格を算出したい時は「小売価格(下代)÷掛け率=小売価格(上代)」で求められる。卸値700円の商品の掛け率が70%であれば「700÷0.7=1,000円」となる。

 卸値と小売価格から掛け率を求めるには

次に、卸値と小売価格の2つの情報から掛け率を求めたい場合の計算方法を紹介しよう。冒頭で触れた通り、掛け率は小売価格に対する卸値の割合を表すため、「卸値(下代)÷小売価格(上代)=掛け率」の計算で掛け率が求められる。卸値700円、小売価格1,000円の商品の掛け率は「700÷1,000=0.7」で70%だ。

このように、掛け率に関する計算はとてもシンプル。価格や掛け率の異なる商品を一度に多く仕入れる場合も、計算方法さえ覚えておけばエクセルをはじめとする計算ソフトを利用して効率よく計算処理ができる。また、掛け率計算ができるサイトも存在するため、そのようなツールも併せて活用しよう。

混同しやすい利益率との違いは?

最後に、掛け率と混同しやすい利益率の意味を解説する。両者は一見よく似ているが、計算が必要になるタイミングに着目すれば違いは一目瞭然。この機会に両者の違いを説明できるようにしておこう。

利益率とは

利益率は、売上金額に対する利益の割合を指す。会計上の利益にはいくつか種類があるが、ここでは仕入れ時に掛かった人件費や物流コストなどの経費は除き、単純に小売価格から仕入れ時の価格を差し引いた「粗利益」を求める場合について考えてみよう。

粗利益の利益率を求める計算式は「利益÷売上金額×100=利益率」。小売価格1,000円の商品を700円で仕入れた場合、1,000円から700円を差し引いた300円が利益となる。そのため、利益率は300÷1,000×100=30%という計算になる。

掛け率と利益率の違い

掛け率と利益率は、どちらも商品を売買する際の利益がどれくらいになるのかを知るために重要な情報である点では共通しているが、それぞれ計算が必要になるタイミングが異なる。掛け率は仕入れ時の値決めや価格交渉の際に計算される一方で、利益率は商品の売上が確定した後に、結果的にいくらが利益になったのかを算出するために使われる点を覚えておこう。

文/oki

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