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「上代」って何?覚えておきたい小売価格の基礎知識

2021.09.24

「上代」「下代」は、主に卸売業者や小売店の間で使われる用語の一種で、普段私たちが店頭で手に取る商品の価格に深く関係している。本記事では、価格に関する専門用語の上代・下代の意味に加えて、小売価格を表す「定価」「希望小売価格」「オープン価格」のそれぞれの違いについても詳しく解説する。消費者として知っておいて損はない知識のため、この機会にぜひチェックしてほしい。

上代・下代とは?

はじめに、上代(じょうだい)と下代(げだい)の意味から見ていこう。普段店頭で購入する商品の価格が、どのように決まっているのかをイメージしながら読み進めてほしい。

上代は小売店での販売価格

上代とは、商品の小売価格を意味する流通業界の専門用語だ。消費者目線でいえば、店頭で商品を購入する際の値段を指す。アパレル業界では、英語で「正規の、固有の」を意味する「proper」を用いて「プロパー価格」と表すこともある。

商品ごとの上代は、メーカーや輸入代理店などの販売元によって定められており、取引先の小売店ごとに上代が変わることはなく金額は固定されている。また、消費税は上代には含まれないのが一般的だ。

下代は小売店の仕入価格

上代とセットで使われることも多いのが「下代」という用語。下代は、卸業者が小売店へ商品を売る際の売値を指す。小売店側から見れば、仕入れ価格を意味する言葉だ。この仕入れ価格については、取引条件や交渉によって変動する場合がある。

ちなみに、実際の価格交渉の際には「掛け率」を使って下代の値段を表すことが多い。例えば、上代1,000円の商品を仕入れたい時、「掛け率60%」または「6掛け」と提示されれば1,000円×0.6=600円が下代となる。掛け率が低ければ低いほど、仕入れ原価が安くなる計算だ。

仕切り価格は卸業者の仕入価格

「仕切り価格」は、基本的に卸売業者がメーカーや輸入代理店から商品を購入する際の仕入れ価格を意味する。しかし、小売店が卸売業者を通さずに直接メーカーから商品を仕入れる場合は、下代と同義で使われることもあり定義は取引方法や業態によって異なる。

上代と定価、希望小売価格の意味の違いは?

先述の通り、上代は小売価格を意味するが、店頭での小売価格の表示方法にはいくつかの種類が存在する。ここからは、混同しやすい「定価」と「希望小売価格」の違いや、家電量販店でよく見られる「オープン価格」とは何かについて見ていこう。

定価と希望小売価格の違い

定価と希望小売価格は、どちらもメーカーや輸入代理店があらかじめ設定した小売価格のこと。しかし、両者には「価格の拘束力」に違いがある。

定価の場合、小売店はメーカーが定めた価格で商品を販売しなくてはならない。ただし、現在定価を設定して良いとされている商品は、独占禁止法の関係でたばこと、書籍・新聞・CDなどの著作物に限定されている。

一方で、希望小売価格はあくまでメーカー側が「これくらいの価格で販売してほしい」と提示する参考価格。小売店がメーカーの希望小売価格とは異なる値段で商品を販売しても特に問題はない。実際には希望小売価格よりも高い値段で売る店はあまりないが、例えば物流コストのかかる「山の上の売店」のような場所では、通常よりも物価が高くなりやすい。

上代は定価、希望小売価格のどちらを指すのか

上代は本来、定価を表す用語。希望小売価格については「参考上代」と表されることが多い。しかし、場合によっては希望小売価格も上代と呼ばれることがある。実際に仕事でこれらの言葉を使う場合は、解釈の違いでトラブルにならないよう、しっかりと確認しておこう。

家電量販店でよく見るオープン価格とは?

「オープン価格」は、家電量販店で使われることが多い。我々にとって慣れ親しんだ表示ではあるが、なぜこのような表示方法を採用するのだろうか。最後に、その背景について見ていこう。

販売価格の決定を小売店側に委ねるシステム

オープン価格とは、店頭での販売価格の決定をメーカーが小売店側に委ねることを意味する。これにより、小売店側は市場状況を参考にしながら、自由に店頭での販売価格を決めることができる。

オープン価格は、主に家電製品で用いられることが多いシステム。家電メーカーの公式サイトやパンフレットを見た時に価格が「オープン価格」とだけ記されているのは、メーカー側が小売価格を定めていないためだ。

オープン価格は何のためにある?

オープン価格は、小売店による「二重価格表示」を防ぐ目的で始まった価格の表示方法。二重価格表示とは、小売店側は販売開始日から商品の値下げをしていないのにも関わらず「メーカーの希望小売価格から〇%オフ!」のように表示をすることでお得感を演出し、消費者を混乱させる可能性のある不当表示の一種だ。オープン価格はこうした不当表示から消費者を守る役割を担っている。

文/oki

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