■連載/カーツさとうの酒と肴と男とサウナ
『カンデオホテルズ』というホテルチェーンがサウナに力を入れている、という噂は聞いていた。
とはいっても、
「シティホテルにサウナ付き大浴場があるってことでしょ?」
程度に勝手な推測していた。
ところが違った!
今年の初夏、京都で開業した『カンデオホテルズ京都烏丸六角』は、ただの『サウナ付きのシティホテル』というよりも、サウナ好きの目線でいうならば、もはや『シティホテル付きサウナ』といってもいいほど、全館『サウナっぽさ』満点だった。
『カンデオホテルズ京都烏丸六角』
〔DATA〕
〇住所:京都市中京区六角通烏丸西入骨屋町149 ・075・366・2377
〇スカイスパ営業時間:15:00~翌11:00(サウナは2:00~6:00利用不可)
※利用は宿泊者限定 無休
〇交通:京都市営地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩約3分
〇https://www.candeohotels.com/ja/kyoto-rokkaku/
サウナ好きがサウナに求める一番大事なところって何か? 個人的な結論は、施設のスペックとかでも何でもなくて、総合的にどれだけリラックスできるかだと思うんですよ。
よく野球とかで「しまっていこうぜ!」とかいうけど、それとは真逆の「ゆるめていこうぜ!」とでもいいますかね。
館内に入った瞬間、心身ともにユルユルになれる心地良さが一番重要だと思うんですよ。
そして、それが『サウナっぽさ』だと思うんですよ。
でも一般的にシティホテルは、サウナがたとえあったとしても、なかなかこの『サウナっぽさ』は味わえなかった。
だってパプリックスペースではちゃんとした格好してなきゃいけないでしょ。
サウナでいくらユルっとなっても、サウナあがりに廊下だエレベーターだ通って部屋に帰る時には、またちゃんとした服を着て……ってこれじゃあユルユルが断片的ですよ!
ところが!!